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幻想の器  作者: 夢物語
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第五十八器 それぞれの思惑

「暑いな…」



ジャングルの中を進む夜詩よしの姿があった。



「だいぶ歩いたか…ふぅ。

…ここはどこだー!!」



迷った夜詩よしの叫びにジャングルの動物達が反応する。



「か、帰れるかな…」



その頃、ゆうはとある湖に潜っていた。



「(水と一体化すればもっと強く…)」



湖の水を全て空へ浮かべるゆう



「うっ…まだ…まだ…」



一方、砂漠にいるアリスは地面に声をぶつけ砂を舞上げる。



「はぁ…はぁ…これじゃ今までと変わらない。

声を完全な武器に…鋭く刃に…うねらせ鞭の様に…はぁ…はぁ…」



そのまま倒れるアリス。



「大丈夫かい?」



一人の男がアリスに声をかけていた。



「…!」



降り注ぐ雪を止める刀磨とうま



「周囲のエナを操れる様になってきたの」



ゆっくり刀磨とうまに近付く源流。



「まだまだだ。

全てを俺の力に変換させる」



「焦るな…お前さんはまだまだ強くなれる…だか…ら…」



源流の体が薄くなっていく。



「どうした!?」



「時間のようじゃ…わしはエナの集合体なんじゃよ」



エナの集合体…」



「わしの力は死ぬと同時に発現した。

肉体を失いエナだけが残り、今まで存在していたんじゃ」



エナが尽きかけているのか?」



「そういう事じゃ。

最後にお前さんに会えて…よかっ…。

自分を…信じ…やるんじゃ…」



「あんたの教えは忘れない」



「己に…負ける…ない…ぞ…」



完全に源流の姿は消えてしまった。



「もっと強くなってみせる!」



刀を振り上げ雪を空高く舞上げる刀磨とうま



「ミカエル」



とある建物の中を歩くミカエルを呼び止める天使。



「ガブリエルか。

どうした?」



「どうして半身を助けた!

あのまま始末すればゼウス様は完全な存在に!」



「ゼウス様は自らの手で力を完全な物にすると仰られたのだ」



「最高神自らが…しかしそんな事をせずとも…」



「何を揉めている?」



二人の天使が現れる。



「ウリエルにラファエル。

何でもない」



「世界にゼウス様が君臨される日は近い。

邪魔だけはするな」



「分かっている…」



ガブリエルは険しい表情で去っていく。



「ガブリエル…」



その頃、とある広大な場所に白と黒のスーツを着た人達が集まっていた。



「聞け、諸君!

キングリーが倒れた今、エデンが動き出すに違いない!

自らを神と名乗り世界を手に入れんと目論む危険な者達だ!

我々、エターナルは悪を許さない!

世界平和の為、諸君の力を貸してほしい!」



「はっ!」



大勢が一斉に敬礼する。



「ジャッジ様」



「カノンか。

空中城はどうなっている?」



「今だ動きはありません」



「そうか。

キングリーと戦った四人を至急、捜索するのだ。

彼等の力は必ず戦いを有利に運ぶだろう」



「はっ!」



一礼し去っていくカノン。



神塚夜詩かみつかよし…創造の器を持つ者か」



夜詩よしの写真を手に取り、握り潰し投げ捨てるジャッジ。



それから半年の月日が流れた。

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