第十九章「デュアル・ソード・エナジー」
ヴェネモックスは上に向かって跳んだ。まっすぐ天井へと。
「俺を押しつぶすつもりか」とドリアンは呟いた。その自然の天井が頭上にどんどん近づいてくる間、火口の天井の影が彼の上でますます大きくなっていく間に。「だが、それより重要なのは、どうやってあの野郎があんな高さまで自分を跳ね上げられるんだ? 何トンもの質量があるはずなのに。あり得るはずがない」
「待て……!」――ドリアンはもう一つ、さらに恐ろしいことに気づいた。この星図に名前もない奇妙な惑星での新たな発見のたびに、なぜこんな秘密を探り続けたのかと、自分自身に問いたくなるものだった。
「それに、そもそもいつからあの忌々しい場所に天井があったんだ」
問いを立てている時間はなかった。だが環境は時折変化していた。まるでランダムなシナリオを持っているかのように、とドリアンは思った。自分にとって最も不利でない地形を探しながら。
チッ。
ドリアンは待たなかった。
ヴェネモックスが上昇を始めた瞬間、彼はすでに動いていた。空中で一回転し、体の向きを完全に変え、仰向けに落ちるのをやめて、うつ伏せに落ちるようにした。彼は下方へと身を投げ、落下を加速させ、その怪物より先に地面に着こうとした。
転がった。
一度、二度、三度と。
彼の体は地面に激突し、転がり、外骨格スーツの複数層がその衝撃の一部を吸収し、腕が頭を守り、脚があり得ない角度に曲がった。
その後。彼は背後で衝撃を感じた。
ドーン!
地震が目覚めたかのように地面が震えた。埃が巨大な雲となって舞い上がった。岩の破片が弾丸のようにあらゆる方向に飛び散った。
「なんで登り続けなかったんだよ、この独占欲野郎」とドリアンは抗議した。「お前も他の連中と同じで、みんな揃って俺に対してやたら独占欲が強いんだな。本当にお前らは恐ろしい獣だよ」
ヴェネモックスは落下していた。
一瞬のうちに、まるで天井にフック(あるいはそこから何かが出ていた)を刺して、自ら落下したかのように。あるいは単に跳び上がり、自分自身の質量を武器として使っただけかもしれなかった。
砂埃の雲がすべてを覆った。
ドリアンはためらわなかった。
「今しかない」と彼は断言し、その雲へと、怪物が落ちた場所へと身を投げた。「今か昨日かだ。こんな瞬間は二度とない。決してない。さもなければ大きな機会を逃すことになる」
彼は前へと走った。
「戦略を変えて、あいつと対峙する別の方法を探さなきゃな」とドリアンは計算を始めた。「そして何より、あいつに一つの動きすら許してはいけない」
彼の足はほとんど地面に触れず、赤い薬とアドレナリンと必要性によって推進されていた。剣は頭の高さまで振り上げられ、最後の一撃の準備が整っていた。彼の目はただ一点、砂埃の雲から現れる頂点捕食者のシルエットに固定されていた。
顎だ。顎を狙う。
斜め下方への斬撃。
エネルギーの刃が空気を切り裂いて唸った。あるいはそれは、剣が砂埃を切り裂き、雲を貫き、標的を見つける際の電気的な唸り音に過ぎなかったのかもしれない。
スラッシュ!
その一撃は綺麗だった。
正確で、致命的だった。
ヴェネモックスの顎の一つが、風に舞う葉のように回転しながら宙を舞い、鈍い音とともに地面に落ちた。
そして……
シュゥゥゥ!
緑色の血が滝のように傷口から噴き出し始めた。毒の川が地面に落ち、岩を焼き、それを溶かし、小さな煙を上げる空洞を作り出していった。煙はねじれた柱となって立ち上り、吐き気を催すような臭いを運んできた。言葉にできないほどの臭いだった。まるで千体の腐乱死体がバッテリー液と混ぜられたかのようだった。
「そういうことをするなら前もって言えよ、この野郎」――若者の表情は嫌悪感に満ちていた。「よくもまあ人前でそんなものを出せるな。緊急事態でもない限り、こういうことは人前でやらないもんだって教わらなかったのか、それでも一言くらい言ってくれてもよかっただろ」
ドリアンは素早く後退し、ブーツが不規則な地面に足場を見つけた。毒の射程から、その飛沫から、煙から離れた。それから、ただ観察した。
「ご主人様」――オメガの声が彼の心の中に響いた。分析的で、冷静で、超高速でデータを処理し、推奨すべき選択肢を探していた。「ヴェネモックスの湾曲した部分の肢を切断することをお勧めします」とついにオメガが提案した。
「関節部です。そこが最も弱い部分です」――彼女はドリアンに確認しながら、プロフェッショナルとしての仕事を続けた。「太くはありますが」とそのAIは認めた、「弱点と考えられる他の部位と比較すると、耐久性は劣ります」
「同じことを考えていたところだ」とドリアンは答え、それでもなお唇に小さな笑みが浮かんだ。「だが、教えてくれてありがとうな」
「……」
「おいおい、オメガ、褒めてやっただろ?」とドリアンは、皮肉を声ににじませながら文句を言った。「俺って結構いい奴じゃないか、なあ? そうだって言ってくれよ」
答えはなかった。オメガは彼の冗談を無視すべきときを知っていた。
一息ついた後、彼は再びヴェネモックスへと駆け出した。
怪物の腹の下に滑り込んだ。空間は狭く、彼の体がぎりぎり収まる程度だった。その下の臭いはさらにひどく、はるかにひどかった。古い血と腐った肉、そして切断された顎から滴る緑の毒が混ざり合っていた。
彼の剣は肢の一本を狙った。オメガが言及したあの完璧な湾曲――関節を見つけ、あらゆる力を込めて切りつけた。
だが、その一撃は効果がなかった。
刃が引っかかった。
「くそっ!」
ヴェネモックスは回転し始めた。その巨大な体は、持つはずのない俊敏さで動いていた。脚、鉤爪、すべてが巨大な風車の羽根のように彼の周りを回転していた。ドリアンはかわし、身をかがめ、絶えず動き続けなければならなかった。押しつぶされないために。
「いや! いや! いや! いや! いや!」
「こいつはこのままだと何もさせてくれないぞ」とドリアンは文句を言い続けた。その怪物が常に反撃の方法を見つけている間。「いつもだ。いつもだよ。方法を見つけやがる。あまりにも適応力がありすぎる、頼むから少し休んでくれよ。それくらいで害はないだろ」
そう言いながらも、彼自身もまた、夜が惑星に降りてから一度も休んでいなかった。
ドリアンはそこから抜け出さなければならなかった。急いで。
彼は横に転がった。鉤爪が背中をかすめて通り過ぎるのを感じ、押しのけられた風を感じ、死が再び冷たい指で彼を撫でながら近くを通り過ぎていくのを感じた。
「ご主人様」――オメガの声は切迫し、緊急を要していた。「剣のエネルギーが低下しています。あれを使うことをお勧めします」
ドリアンはすぐに理解した。
「『あれ』というのは、あいつらのことだよな?」と彼は尋ねた。立ち上がり、後退し、距離を保ちながら、評価し、計算しながら。
「はい、その通りです。あまりお勧めできないことは承知しています。スーツをかなり使い続けていますから」――オメガはもう一つの分析を始め、データを処理し、彼の視界にグラフを表示した。「あなたが使ったヘリオン・パルスのすべてが、スーツのエネルギー備蓄をかなり消耗させています。ですが、他に選択肢はありません。それなしでの成功確率は15%未満です。それを使えば、67%まで上昇します」
ドリアンは笑みを浮かべた。
危険な笑みだった。戦闘の笑みだった。すべてを賭けようとする者の笑みだった。
「よし。やろう」
柄の刃が消え、青い息のようにエネルギーがそこから引いていった。ドリアンは素早い動作でそれを太もものホルスターに収め、その武器の馴染みの重みが落ち着くのを感じた。
「『デュアル・ソード・エナジー』モード起動」と彼は繰り返した。その笑みがより大きく、より強烈になり、ほとんど歪んだものへと変わっていった。「さて、この獣どもがどれほどのものか、見せてもらおうか」
戦闘スーツから青い光が現れた。背部の区画にある穴から。普段は閉じられ、封印され、この瞬間を待っていたその穴から。エネルギーは水のように、閉じ込められた稲妻のように、生命そのもののように流れ出した。小さな電気の弧がスーツのプレートの間を跳び、目もくらむような閃光で火口の闇を照らした。
その区画から、純粋なエネルギーの延長線が二本現れ、ドリアンの両脇に浮かぶ双剣を形作った。細い光の糸でスーツにつながれていた。それらは彼の意志の延長であり、彼の思考に応じる武器だった。
「これは……これはすごいな」――ドリアンの驚嘆は本物だった。「美しいな。これは実に興味深いことになりそうだ」
ドリアンは拳を握った。制御を感じた。力が自分の存在のあらゆる繊維を駆け巡るのを感じた。
彼の緑の瞳は独自の輝きを放ち、剣の青い光を反射していた。
その歪んだ笑みは、顔にさらに広がっていった。
「よし。終わらせよう、ヴェネモックス」
「スピードブースト、起動」とオメガが呟き、ドリアンは世界が自分の周りで減速していくのを感じた。
彼の速度が増した。時間は熱いガムのように引き伸ばされた。空中を漂う埃の粒子が見え、ヴェネモックスの目がゆっくりと動くのが見え、その甲殻のあらゆる細部、あらゆる不完全さ、あらゆる可能性のある弱点が見えた。
そして……
彼は飛び出した。
まっすぐ、その頂点捕食者へと。
一秒の何分の一か。それだけで十分だった。
彼はその怪物の下に滑り込んだ。彼のエネルギーの剣――彼の腕の延長、彼の意志の延長――が唸った。一。二。三。四。五。六。
ヴェネモックスの六本の肢すべてが、一度の滑らかな動作でその体から切り離された。まるで最初からそう定められていたかのように。左の刃が三本を、右の刃が残りの三本を切り落とし、増幅された速度でしか成し得ない完璧な連携だった。
その獣は気づいてすらいなかった。
ドリアンは反対側で止まった。背部の区画のエネルギーの剣がわずかに縮小し、再調整された。彼の両手が地面に触れ、その勢いを使って体を回転させた。再び飛び出した。怪物へと戻っていった。
剣が再び現れた。
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。
彼はその側面を切り、体を上へと駆け上がり、顎に達した。エネルギーが肉と骨を切り裂く金属的な音が空気を満たし、破壊の交響曲となった。
彼は完全な一回転をした。空中での三百六十度の旋回だった。
そして、切った。
残された顎が、腐った果実のように一つまた一つと地面に落ちていった。
だが、その時……




