アン、再びやり過ぎる
亀更新で申し訳ありません。
売り上げは、順調だが、手当や、公爵家に入れるお金を考えると、あまり、経過は芳しくない。ここで、大ヒットするような製品を考えたいところだが。うーん、こういう時に限って思いつかないものだ。
最初は、時計を考えたのだが、ゼンマイ部分がネックだった。そこで、ガゼリさんと毎日、うんうん頭をひねってやっとそれらしいものが完成した。
脱進機、がんぎ車、てんぷなど、時計に必要なものは、まだまだある。そこで、それができるまで、なんとか、ゼンマイを生かせるものがないか、考えた。
そこで、できたのが、オルゴールだ。こちらで流行っている音楽のフレーズを入れたものと、私が覚えている音楽を入れた。
ところがこれが大失敗であった。いや、成功なのか?
「アンよ、やりすぎましたね。」
「すみません。伯母さま。」
「あまりにも売れすぎて生産が追いつかずプレミアが付いています。これは、健全な経済に良いとは考えられません。」
「はい、すみません。」
「その上、作曲家や演奏家たちから、あれは誰の曲かと、問い合わせがたくさんきております。」
「わかりました・・・・・・」
そこで、私は、こちらのスコアを書くことにしたが、面倒だ。そうだ、楽譜用のノートを作ってしまえ!
「アンよ、やりすぎはよくないと申しましたわね。」
「すみません。伯母さま。」
伯母さまは、はぁ、とため息をついて続けた。
「今度は、音楽家の皆が、あのノートを欲しがっております。」
「すみません。」
「需要が完全に供給を上回ってしまいました。あなたに、魔法書士とみこんで、ノートの大量生産を命じます。」
「わかりました。」
というわけで、財源はサクっと作れたのだが、大変な作業が山積みとなってしまった。うーんこれでよかったものか。
これからもよろしくお願いいたします。




