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13/18

アン、再びやり過ぎる

亀更新で申し訳ありません。

売り上げは、順調だが、手当や、公爵家に入れるお金を考えると、あまり、経過は芳しくない。ここで、大ヒットするような製品を考えたいところだが。うーん、こういう時に限って思いつかないものだ。


最初は、時計を考えたのだが、ゼンマイ部分がネックだった。そこで、ガゼリさんと毎日、うんうん頭をひねってやっとそれらしいものが完成した。


脱進機、がんぎ車、てんぷなど、時計に必要なものは、まだまだある。そこで、それができるまで、なんとか、ゼンマイを生かせるものがないか、考えた。


そこで、できたのが、オルゴールだ。こちらで流行っている音楽のフレーズを入れたものと、私が覚えている音楽を入れた。


ところがこれが大失敗であった。いや、成功なのか?


「アンよ、やりすぎましたね。」

「すみません。伯母さま。」

「あまりにも売れすぎて生産が追いつかずプレミアが付いています。これは、健全な経済に良いとは考えられません。」

「はい、すみません。」

「その上、作曲家や演奏家たちから、あれは誰の曲かと、問い合わせがたくさんきております。」

「わかりました・・・・・・」


そこで、私は、こちらのスコアを書くことにしたが、面倒だ。そうだ、楽譜用のノートを作ってしまえ!


「アンよ、やりすぎはよくないと申しましたわね。」

「すみません。伯母さま。」


伯母さまは、はぁ、とため息をついて続けた。


「今度は、音楽家の皆が、あのノートを欲しがっております。」

「すみません。」

「需要が完全に供給を上回ってしまいました。あなたに、魔法書士とみこんで、ノートの大量生産を命じます。」

「わかりました。」


というわけで、財源はサクっと作れたのだが、大変な作業が山積みとなってしまった。うーんこれでよかったものか。


これからもよろしくお願いいたします。

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