教育への長い道
亀更新ですが、これからもよろしくお願いいたします。
意外にケイトは役にたった。すぐに、私のハーレム?!に馴染むと、ケイトは私の体調管理をしてくれた。おかげで結構病気になっても、軽くて済むようになった。
私は、その病気ではなくなった時間を、ものづくりに費やすことにした。最初に作りたかったものは、コンパスであった。これがあれば、後に来るであろう大航海時代に備えられるということと、何か不測の事態があった時に、動きやすいだろうという目論見からであった。
「この発明はあまり、数を作らないでおきましょう。」
伯母さまがそうおっしゃった。私も同感だった。
「たちかに、方角を知ることができるギフト持ちはおりますが、これがあれば、誰でも方角を簡単に知ることができまつ。でも、それは・・・・・」
「戦争につながり、戦争屋が、余計な紛争を起こすかもしれないと。さすがですねアン。」
「お褒めにあずかり、光栄でつ。」
そういうことで、コンパスは、できるだけ、大きなものを、そして、できるだけ高い値段でという方向で信頼できる爵位持ちにのみ売ることに決めた。
三大発明と言われる火薬に関しては、手を出さないことに決めた。何より、すでに魔法があり、それを防ぐ防御魔法も充実しているので、火薬は、それほど、脅威にはならないかもしれないが、歴史の流れを知っている身としては、できるだけ大量無差別殺戮に繋がるであろう火薬は、まだ必要ないであろうという結論に達した。
また、活版印刷は、それこそ魔法書士が、大量に複製を作れるので、それほど必要はないかと思ったが、紋切り型の定型文を入れたカードから発展させて、絵本や、娯楽のための本のために、一応、簡単なものを作成してみた。しかし、これが良くなかったようで、公爵家の魔法書女の名は、私が知らないところで一人歩きすることになってしまった。
そして、私はかねてからのアイディアを実行に移すことにした。それは、庶民のための学校の設立である。
この世界には、どうやら、学校というものはなく、あっても、王族、貴族などが通う特別な学校、軍関係の士官学校、聖職者が行く神学校、医学薬学魔法を学ぶ魔法学校ぐらいしかなく、庶民の子は、親の職業を継ぐか、冒険者になるぐらいしか道がないようなのだ。
そこで、私は、職業訓練学校も兼ねた一般教養を身につけられる学校を設立することにしたのだ。
「アン。このアイディアは私はどうかと思います。」
「しかし、伯母さま、人材こちょが、力なのです。知識こちょが、力。つまり、学識の高い人が集まれば、集まるほど、私たちの領は盛え、そして、それが、繁栄へと繋がるのでつ。」
「わかりました。そこまで言うのでしたら止めませんが、公爵家では、基本的な援助以外は行いませんよ。」
「それで結構でつ。」
そのため、まず、学校設立のための資金作りと、まず、教育をする側の、教育者の要請が急務となった。
ここでは、女性の地位はここでは高くない。しかし、有能な女性は多い。そこで、女性の教育者の育成にも力を入れることにした。日本でも、昔は、教育者こそが、女性の地位を向上させる力になったことを考えると、そこから手をつけようと考えたのだ。それにしてもやることが山積みだ。私は、ため息をついた。
こんな更新速度ですが、これからもよろしくお願いいたします。




