水曜日・過去 42
「お姉ちゃん。」
「うん、予想通りかな。」
「そうね。」
頷く智里に私はホッとする。
「おい。」
強い視線を先ほど感じていた友梨だったが、それをあえて無視していたのだが、相手は痺れを切らしたのかとうとう友梨に直接話しかけて来た。
「どういう意味だ。」
「どういう意味って言われてもね。」
「……。」
友梨は苦笑する。
今までの問題よりもずっと簡単な問題だと思うのだけどな、と友梨は心の中でそっと呟く。
「えっとね。」
友梨はそう言いながらヒントの紙を並べる。
最初に見つけたのはーー
2→紫
3→藍
5→緑
次に友梨が見つけたのはーー。
7→紅
9→青
11→黄
「今までの傾向を見ればこのヒントだけでかなり分かると思うんだけどね。」
友梨は分かっている人はと見渡すと、どうやらこのヒントで分かったのは智里だけのようだった。
「……えっと、智里、私の答えと解説どっちがいいかな。」
「回答でいいわ。」
「了解。」
「私はこの答えは「瑠」だと思うの。」
「何でだ。」
昌獅の問いに友梨は苦笑を漏らす。
「えっとね。」
「どうでもいいわ、と言うか早く帰りたいから、わたしが書き込むから、お姉ちゃんは開設よろしく。」
「分かった。」
智里はさっさと解決するためにこの輪から外れる。
「いいのか。」
「大丈夫よ、智里だし。」
なんの根拠のない言葉だが何故だか、その一言で片づけられるような気がした。
「さーて、この回答何だけどね。」
友梨は鞄からペンを取り出し、ヒントの紙に何かを書き始める。
2→紫 紫水晶
3→藍 藍玉
5→緑 緑玉
7→赤 紅玉
9→青 青玉
11→黄 黄玉
「あっ、十一月もしかして、シリトンだったかな、あれって確か黄水晶って書くもんね。まっ、あんまり変わらないからいっか。」
友梨はうんうんと頷き、それぞれを見れば、勇真、美波、そして、意外にも涼太は納得したような顔をしてる。
「あー、昌獅は分からないか。」
「どういう事だよ。」
「うん、誕生石。」
「誕生石。」
「うん、そう、私の誕生日って3月だからピンと来たんだ。」
「そうなのか。」
「後、友達が11月生まれだしね。」
「……。」
昌獅は何となくムッとしたような顔をしている。
「どうしたの?」
「友達って男なのか?」
昌獅の問いかけに友梨はポカンとする。




