物語よ永遠なれ……!
よいお年をお迎えください。
本話で本エッセイもひとまず終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。
私事ですが年末にかけていろいろありすぎて、本エッセイの最終話に温めていたネタが吹き飛んでしまいました。
何かのご縁でこのエッセイを目にすることがあった読み手のみなさんには、もう少し軽い気持ちで書き手を応援していただければなぁ、と思います。
軽い気持ち、ですよ?
軽い態度、じゃないですよ?
反応があるだけ書き手は、もう少し書いてみよう、と思う生き物なのです。
極端な話、続きが読みたいな、気になるな、と思ったら、
「続きが読みたいです」「続きが気になります」だけでもいいのです。
書き手の創作意欲というのは、モンスターハンターのスタミナゲージみたいなものです。
ゲージの容量には個体差があれど、書いているとゲージがじわりじわりと減っていきます。
その容量なくなると、ヘロヘロになって執筆速度が大幅に落ちます。書き手によってはそのまま筆をおいてしまう人も多くないでしょう。
感想や、いいね、ブクマといった読み手の応援を受けることで唯一ゲージが回復する特性をもっています。いわば読み手の反応が唯一の回復アイテムです。
エターナル未完結、通称「エタる」。
自分が読んでいる物語がエタったら悲しくないですが、残念に思いませんか。
エタってからじゃ遅いんです。
エターナル空間へ飛び立った書き手に慌てて、回復アイテムを投げても遅いんです。
そのころには彼らはとうの昔にワープしていて、新天地へと向かっているからです。
どんなにすごい回復アイテムでも、届かなければ意味がありません。
それが届く瞬間というのが物語が書かれて間もない瞬間です。
おそらく読み手のほとんどの方が目にするのは、投稿されて間もないホカホカの物語たちでしょう。
それらを見て「これおもしろそう」「気になるね」と思ったのなら、それをそのときに伝えてください。ためらわないでください。
初期のころなんて、スタミナゲージもものすっごいちっさいんで、あっという間にフライアウェイです。
エタる物語を読みたくない? それならエタらせないで!
書き手もエタるつもりで書く人は少ないでしょう。
あなたが思っている以上に、言葉というのはあなたの気持ちを相手へと届けるものですよ。良くも悪くも。
その物語が大きくなったときに、ドヤってください。
『前から目をつけていた』と。『その証拠に最初のころに感想を書いてあるだろ』と。
物語を書き手と一緒になって大きくしましょう、と結んで本エッセイを締めさせていただきます。
また次回作でお会いしましょう。
その際には、みなさまの応援お待ちしておりますね!
ここまで応援ありがとうございます。
本エッセイ以外にも長編小説や短編小説を書いていますので、よろしければ覗いていっててください。




