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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
3章 暫定対策すべし
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第49話 リソースを確保すべし

そして一日が明け、ヒロはどうすべきか悩んでいた。

解決すべきことは一つ。

”フェーズ②討伐の仕組みの設計”の費用をどうリーガルに納得してもらうかである。


リーガルは費用を抑える、という使命に実直だ。

この国に必要な経費は、このプロジェクトだけではないのだから、当然だ。


だが、ゾーム討伐にもある程度の費用をかけないと、多くの人間の命が奪われる。

投資コストでどれほどの人間が助かるのか。どれほどこの国に良いことがあるのか。

リーガルを説得するには、費用としてそれを説明せねばならない。


プロジェクトマネージャーがすべきことは、ざっくり言えば、プロジェクト目的を達成できるように何とかうまくやるということだ。

プロジェクトに必要な人材、費用。プロジェクト達成に必要なものを手に入れられるようにすることと、プロジェクトマネジメントの一つである。

リーガルからプロジェクト完遂のための費用が引き出せないようでは、プロジェクト目的は達成できないだろう。

きっと、死人が多く出る。

そうなれば、プロジェクトマネージャーであるヒロの重責である。そうヒロは考えるのだった。


次の満月、つまり次にゾームが襲ってくるであろう夜に対しては、暫定対策を取る費用承認はもらった。

その準備も始める必要がある。


ヒロは悩んだ。

悩んだ挙句、一つ、説明のための策が思い浮かんだ。

ただ、それはヒロにとってはあまりとりたくない、残酷な選択肢ではあった。


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