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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
3章 暫定対策すべし
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第50話 討伐隊

満月まであと2週間。

ギルド長ジューマンに許可をもらい、レイン経由でゾームに対抗する冒険者と兵団の兵士や魔導士を集めた。


そして彼らを討伐隊と名付けた。


彼らに求めることは、3人一組となってジュドー、メグ、サレナが立てたゾームの討伐方法を覚えてもらい、満月の夜に実践してもらうことだ。


サポート担当がゾームの機動力を削ぐ。

接近戦闘担当がゾームへ金属の武器を刺す。

魔法攻撃担当が雷撃の魔法を金属武器へ落とす。

最後に、接近戦闘担当がゾームの首を落とす。


ジュドー、メグ、サレナは湿地帯での戦いで簡単にやってのけたが、本来はチームワークが必要な行為である。

2週間かけて、3人組での一連の討伐の流れをレクチャーし、いくぶんトレーニングしてもらう必要がある。


次のフェーズがまだ始められない今、暫定対策に注力するしかない。

ジュドーとサレナの人徳もあって、急遽集められた討伐隊も素直にレクチャーを受け入れた。


ヒロは討伐隊への目的説明を熱心に行った。

目的が明確でなければ、集団でうまく動くことはできない。


ヒロは冒険者や兵団たちとの触れ合いも多くなった。


そんな折、ある冒険者からジュドーやメグについての話を聞く機会があった。

トレーニングの休憩中の雑談の時である。


「ジュドーさんもメグさんも、今では冒険者のあこがれの的ですよ」


ヒロは言葉を返した。


「やっぱり、そうなんですね。

 私は戦いのことには詳しくありませんが、二人ともモンスターに対して、とても的確に行動されますよね」


「ヒロさんは来て数か月だからあまり知らないでしょうけど、二人とも、ここ数年で一挙に成長してトップになったんです。

 私は魔導士なので、メグさんにあこがれています。

 私よりも年下なのに、あんなに魔法がつかえて…

 メグさんにもちろん才能はあるでしょうが、それ以上にコツコツ努力して魔法を身に付けたことが一緒に仕事をするときにわかるんです」


メグは両親の仇であるエルザスに復讐するため、攻撃や調査の魔法をとにかく訓練して覚えたのだろう。

回復魔法が使えないのは、復讐に焦点を置いているからかもしれない。

メグが早くに目的を達成し、呪縛から逃れられれば良いな。

ヒロはそう思った。


そうして、時間は経っていった。

2週間が過ぎ、夜が訪れた。


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