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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
2章 要件定義すべし
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第45話 ゾームの倒し方

そうして、意見出しは進んでいった。

議題1の”倒し方のステップをどう実現するかの意見出し”があらかた出尽くした。

そうして、議題2”倒し方案の確定”にて議論した結果、下記の案が出来上がった。


ゾームの安定した倒し方案


①ゾームの機動力を削ぐ

 案1:トラップ系魔道具を兵器に組み込む

 案2:アースバインドの魔法を魔導士がかける


②ゾームの上半身の人間部分に剣を刺す

 案:金属の矛を射出して刺す機能を兵器に組み込む


③雷撃の魔法を剣に通す

 案:刺さった矛に魔道具で雷撃を通す機能を兵器に組み込む

 ※矛を刺してから雷撃までのタイミングが難しいので、

  魔導士による魔法ではなく②と③は魔道具での一連の流れにする


④弱ったゾームの首を切り落とす

 案:人力で首を落とす


要約すると、魔道具か魔導士部隊で機動力を削ぎ、兵器から金属矛を射出してゾームに突き刺す、そして矛に兵器から魔道具で雷撃を通し、弱ったところを人間が首を落としてとどめを刺す、ということになる。


10体同時にゾームが襲ってくると想定すれば、この兵器は10台必要になる。魔導士部隊も10人必要になる。

④の最後に首を落とす担当は少なくても良いかもしれないが。


ゾームの機動力を削ぐ部分に2案あるのは、費用の問題だ。

トラップ系魔道具と、魔導士部隊の動員と、どちらが費用対効果が高いか。

それがわからないと判断できないため、2案とも残している。


ただ、マーテルとしては2案残っていることが気に入らないようだ。


「魔導士部隊を使うよりも、魔道具を兵器に組み込んで対応するほうが安定しますよ。

 いっそのこと、トラップ系魔道具だけでももっと大量に用意して、王都の周り全てにいつでもトラップを発動できるようにしてはいかがでしょうか?」


ランペルツォンが言う。


「それは、どれだけ費用がかかるんだ。現実的じゃあないだろう。

 マーテルは自分の魔道具を売りたいから、そう言ってるんじゃないのか?」


「正直に王都のことを思って言っているのです。

 ただ、ある一定以上の売り上げや利益が出ないと、商売人としてはやる気が出ないのは事実ですがね」


「隣国との緊張状態は知っているだろう?

 そんなに膨大な支出は出せない」


マーテルは眉間にしわを寄せつつ、反応した。


「ちんけな商売なら、私はおりますよ」


次はジュドーがマーテルに言葉を放つ。


「おい、王都の危機なんだぞ!?

 サムソン村の状態を見ただろ?

 なぜそんなに自分のことばっかり考えるんだよ!」


「商売人は自分の利益あってこそです。

 この国が滅びようとも、金があれば他の国で生きていけます。

 正直、私には国の存亡などどうでもよいのですよ」


一触即発の雰囲気になった。

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