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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
2章 要件定義すべし
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第38話 試行的討伐

そうこうしているうちに、ゾームは襲い掛かって来る。

ジュドーが剣を舞うように使い、ゾームの前足や大きな横に割れた顎での攻撃をさばく。


ヒロがサレナに問いかけた。


「魔法が効きづらいモンスターの、よくある討伐方法とかないんですか?」


「そんな相手には、物理攻撃が鉄則よ。

 でも、硬いから、それもなかなか難しそうね…。

 ジュドー、人型の部分を狙ってみて!」


サレナがジュドーにアドバイスした。


「ああ、狙ってるさ!

 位置が高いから、少し距離を置いて突きを出す!

 メグかサレナで少し足止めできるか!?」


「分かったわ」


サレナが答えた後、地面に紙の札のようなものを置き、手で押さえつつ叫んだ。


「簡易トラップ!沼変化!」


ゾームの8本ある足のうち、前の2本の足があるあたりの地面が、急にぬかるんだ。

ゾームはバランスを崩し、前のめりになった。

その隙に、ジュドーはゾームから少し距離をとり、腰を深く落とした。


「ヒロ、今から使う技はそんなにすごい技じゃないからな!使っていいだろ!」


ジュドーはそう言うと、剣を持った右手を引き、突きを放つ構えをとった。


雷迅突らいじんづき!」


ジュドーはゾームへ、真っ直ぐ飛び掛かった。

ボウガンから矢が発射されるが如く。

ちょうど、ゾームの上半身、人型部分の心臓めがけて突進する。


ズシャッ!


剣が心臓部分に刺さる。


「よし、人間の部分には攻撃が通るよう…」


ジュドーがそう話す途中で、ゾームが人部分の腕を振るいあげ、ジュドーを攻撃しようとした。


「うおっと!」


ジュドーはすんでのところで回避し、地面に着地した。

剣がゾームの胸に刺さったままだ。

だが、ゾームは動き続けている。


「ジュドーさん、スペアの剣をどうぞ」


マーテルがジュドーに剣を投げ渡した。


「人型部分の心臓は、急所というわけではないのね。

 今度は頭、狙ってみる?」


サレナがジュドーに言った。


「軽く言ってくれるなぁ」


ジュドーは再びジャンプして切りかかる。

頭を狙おうとしたが、人型部分の両手で阻まれた。

手は装甲が固いらしく、切ることができなかった。


「くそっ!

 もっと強い技を使えば、あんなもん切り伏せられるってのに!

 ヒロ、どうすればいいんだ!?」


急に振られたヒロは、焦った。

戦闘に詳しくないのだから、この状況で指示を求められても困る。

だが、ヒロは恐る恐る答えた。


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