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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
1章 プロジェクト発足すべし
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第24話 プロジェクトオーナーを決めるべし

ランペルツォンが話す。


「頭が固くて悪かったな。

 ヒロ。その必要スキルを書いた紙から、体制表を作るんだな?」


「ええ。それぞれのスキルを持っていると思う、適任者を書いていきます。

 手に届きそうな範囲で、まずは理想のチームを描きましょうか」


そう言って、四人で話しつつ、必要スキルに対して各人が人脈でまかなえる範囲で適任と思われるチームメンバーを書いて行った。


物理戦闘スキル担当:ジュドー

魔法戦闘スキル担当:メグ

調査スキル担当:サレナ

魔法の知識担当:メグ

魔道具の知識担当:マーテル

建設スキル担当:シュテール建築ギルドから出してもらう

兵器開発知識担当:ランペルツォン


調査スキル担当のサレナは、ジュドーのよく知るギルド登録の冒険者だ。ヒロもこの一ヶ月で何度か依頼をした。優秀な調査スキルを持つ。

サレナを迎合する一方で、ジュドーはマーテルの名前を見て難色を示した。


「マーテルは確かに魔道具についての知識は豊富だが…儲けのことばかり考えるからなぁ。

 このプロジェクトの目的を受け入れるか?」


ヒロは、察した。

森でマーテルとジュドーは、言い争っていた。


「もちろん、本当はプロジェクトに対して建設的に取り組んでくれる人が理想です。

 ですが、マーテルさんが必要なスキルを持っているなら、メンバーに入れたいのです。

 マーテルさんにとってメリットがあれば、きっと前向きに取り組んでくれます」


「確かに、他に適任者は思いつかないからな…」


ジュドーはしぶりつつも納得した。

ヒロは続ける。


「体制表として書くべき役割の残りは、プロジェクトマネージャーとプロジェクトオーナーですね。

 プロジェクトマネージャーは私として、プロジェクトオーナーはグレンダール総指揮官ですかね」


「プロジェクトオーナー?」


ジュドーが聞いた。


「ああ、プロジェクトオーナーは、プロジェクトの発注者ですね。

 仕事の発注者。

 これは、明確にしておかない何かを判断したり決定したりする際に、困ります。

 必ず発注者を決めて判断を仰がないと、ころころ意見が変わってしまうと大変ですから」


ヒロは体制表に次の二行を追記した。


プロジェクトマネージャー:ヒロ

プロジェクトオーナー:グレンダール

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