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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
1章 プロジェクト発足すべし
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第14話 プロジェクトとは何か

ヒロは数多くのプロジェクトをこなしてきた。

プロジェクトとは何か?と問われれば、ヒロはこう即答する。


『ある目的を達成するために、チームで行う活動』


そこから、プロジェクトをプロジェクトたらしめるために必要なものが、2つある。


①目的

 何を達成するために、活動を行うのか


②チーム

 目的を達成するための、人員


具体的な目的がないプロジェクトほど、進まないものはない。

いくつか職場改善のプロジェクトなんかをヒロは見たことがあるが、”職場改善”がなされた状態が具体的にどういう状態であるのかが定義されていないことが多かった。

職場改善の目的が何であるのか?残業の削減?売り上げを上げること?自主的な企画が立ち上がる事?

それぞれの目的によって、活動は異なる。

それぞれの目的によって、設定する数値目標も異なる。

そのため、《《目的が決まっていないプロジェクトは”何をしているか分からない状態”、”意味があるか分からない行動をしている状態”になり、頓挫する》》。


そして、多くの場合目的を達成するには一人の力ではできない。

よって、チームが編成される。


そうして、目的とそれを達成するためのチームが出来上がった時、プロジェクトが発足するのだ。


今回の依頼の場合、目的は”モンスターの脅威を無くすこと”だ。

だが、まだまだ”職場改善”同様に曖昧な目的ではある。

そして、まだチームとしての体をなしていない。

そのため、まだプロジェクトとは言えないが、プロジェクトとして対応しない限りはこの苦難は乗り越えられないように、ヒロには思えた。


ヒロは、少し考えてからボソッと言った。


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グレンダールが反応する。


「何か言ったかね?」


ヒロは、言い直した。


「いえ、独り言です。

 分かりました。その依頼を引き受けましょう。

 ですが、まずは目的の定義と、チームの構築をさせてください」


ランペルツォンが答えた。


「目的?それは未知のモンスター、ゾームを葬る事だ。それ以外に何がある?」


ヒロが言葉を返す。


「もう少し、皆さんの真意を詳しく知りたいだけなのです。ゾームを葬ることで、何を達成したいのでしょうか?」


「そんなこと、王国の平和に決まっている!」


ランペルツォンが明らかに苛ついている。


「王国の平和…国民をゾームによって死なせないこと、ですね」


「そうだと言ってるだろう!総指揮官、これ以上の話は無意味なのでは?」


ランペルツォンがグレンダールに向き直って言った。

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