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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
1章 プロジェクト発足すべし
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第15話 プロジェクト目的を明確にすべし

「いや、ヒロ殿は冒険者に対しても、質問を重ねて良い提案を出すと聞いた。

 きっと意味がある確認なのだ」


グレンダールがランペルツォンをなだめるように答えた。

ヒロは二人に向かって話す。


「稚拙な質問、申し訳ない。ですが、グレンダール様のおっしゃる通り、必要な確認なのです。

 次にゾームによる被害がありそうな場所は、どこなのでしょうか?」


「恐らくは、この王都シュテールだ。

 壊滅したサムソン村の次に湿地帯から近いのは、この王都だからな」


グレンダールが答えた。


「なるほど…。となると、次の満月以降、ゾームからの攻撃に対して、王都の市民に被害が出ないようにする。

 これが、今の目的と考えて良いですか?」


「もちろん、他の町にゾームが現れれば別だが…。

 とは言え、王都が壊滅しては元も子もない。誰も守れなくなってしまう。

 また、本当に村を襲ったモンスターがゾームなのかの確証は無い。

 だが、これまでの私の経験上、ゾームである確率は高いと考える。

 新種のモンスターは、めったに出てこないからな。

 …現時点ではヒロ殿の言う目的の実現が最も効果的だろう」


「元々の”ゾームの脅威に対策する”というような目的ではシュテリア全土へ対策を施さないといけません。

 ゾームを討伐するにも、隣国との緊張で大きな兵が動かせないと言うことであれば、どこかに集中しての対策が良いかと思ったのです」


「ほう…ヒロ殿には期待できそうだな。

 全面的にこの依頼を、ヒロ殿に任せたい」


「グレンダール様、この依頼を達成するために必要なチームを作りたいのです。

 少し持ち帰って検討し、チーム編成を行います。また、費用も明確にしないと、依頼側としては不安でしょう?」


「分かった。ただ、時間はない。満月は二ヶ月毎に来るのでな。」


この世界の満月は二ヶ月に一度のようだ。

ヒロのそんな思考をよそに、グレンダールが続ける。


「ヒロ殿の言うチームに必要とあれば、ランペルツォンをつけよう」


ランペルツォンが驚いた顔をした。


「なぜ、私なのです!ギルドに依頼するのであれば、私は不要でしょう!」


「私はお前を評価している。この難しく、重要な依頼にはお前のような優秀な人間が、きっとヒロ殿に必要だ。

 ヒロ殿とギルドに行き、必要なことを決めるのだ。

 これは、命令だ」


「…了解しました」


ランペルツォンは、不服そうに答えた。

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