第二章 接触と衝突
ゴールデンウィーク前。新しいクラスにも少しずつ慣れ、グループ活動や係決めが始まった。
彩花は図書委員を希望していたのに、なぜかくじ引きで「学級新聞係」に選ばれてしまった。
しかも、ペアはよりによって――陽人。
「やった!彩花と一緒か!」
陽人は無邪気に喜んでいたけれど、彩花は机の下で拳を握りしめる。
(なんで私が……よりによって、あんたと……)
新聞作りの話し合いが始まると、陽人は次々とアイデアを出した。
「クラスの人気ランキング」とか「変顔選手権」とか。
教室中が笑いに包まれるが、彩花だけは冷めた顔をしていた。
「……ふざけてるだけじゃん。そんなの新聞じゃないし」
ぽつりと呟くと、陽人が驚いたようにこちらを見る。
「え? でも、楽しいほうがいいだろ?」
「新聞は記録なんだから、ちゃんとまじめに書くべきだと思う」
「いやいや! まじめすぎると誰も読まないって!」
その後も言い合いは続いた。
陽人は「楽しさ」を大事にして、彩花は「正しさ」を大事にした。
どちらも引かない。
放課後、二人で残って記事の案をまとめることになった。
陽人は机に広げたノートに落書きのようなアイデアを書き並べ、彩花は黙々と行事予定や先生へのインタビュー案をノートに書き込んでいた。
「なあ、そんなに俺のこと嫌い?」
突然、陽人が笑いながら尋ねてきた。
図星を突かれた彩花は、ペンを止めてしまう。
「……別に」
「いや、絶対嫌ってるだろ。目が言ってる」
「うるさい」
陽人は肩をすくめて笑った。けれど、その目はどこか寂しげだった。
彩花は気づかないふりをして、必死にノートに視線を落とした。
(私は、あんたを嫌ってる。……そう思わなきゃ、母さんを守れない)
窓の外では夕焼けが赤く空を染めていた。
彩花の心もまた、赤くざわついていた。
読んでいただき、ありがとうございます。
第一章の後書きのような感じで、アイデアを出したら、AIが書いてくれました。
私がAIを使っている事情は、分かる人には分かる話。都市伝説?で述べています。




