第21章:大越かっさんのゲーセン(11):店内のアーケードゲームの「値段」について
・・・かっさんは、あるとき、
ぼくたちにこう言ったことがありました。
「なぁ、君たち。店ん中の、こういうゲームな・・・だいたい、1台あたり、いくらぐらいすると思う?」
ってね。
「そんなの、わかりましぇーん♪」と、ぼくがのたまうと、かっさんね・・・
「ははは。そぉだよな、栗原くん・・・だっけ? まんず、君らには、トンと見当もつくまいな。よろしい。では、教えてしんぜよう。」
などと、もったいぶって講釈たれてくださいました・・・よ、と♪
「安いのでも、軽く30万円はするんだぜ。中古車買えちゃうようなレベルだぁな。はははは。」
「そぉなんですか? そんなに高いの、これって??」
「まぁね。だから、丁寧に、優しくゲームしておくれよ。1回50円にして、安くしてあげてんだからサ。乱暴には、プレイしないでくれ。頼むよ。」
「はーーい。」
・・・たしかにね、
かっさんのおっしゃっていたように、当時のアーケードゲーム基盤って、メッチャ高額でありました。
あとで、この「基盤」についても、あらためて詳しく紹介してみますね。
・・・ぼくが、家庭用に購入した、「本物のアーケードゲームへの入り口」についてのお話ですので、
皆さんも、美絵子ちゃんも洋子ちゃんも、
きっと楽しんでくださること、請け合いですわよ。
ほほほほ❤️
m(_ _)m




