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1の詩、春は

 春の麗らかな日差しが降り注ぐ


 暖かい空気の中、私は歩いた


 ちらほらと桜の花弁が散る


 薄桃色が目の前をよぎっていった


 それを何とはなしに見つめる


 桜は儚げな花の代表格とか言われてるけど


 理由は一気に散ってしまうから、そう言われたのかとは思う


 実際、桜はちょっとした害虫や変化に弱いらしいが


 逆に梅は頑丈だとか


 枝を切ると、新しい芽が出てくる程に生命力が強いそうだ


 桜はそれだけ、デリケートな樹木だ


 考えながら、桜の幹へと近づく


 さわさわと風に葉が擦れる音も聞こえた


 幹にそっと触れる


「長い間、ありがとうね」


 小声で礼を述べた


 答えるように幹や枝が揺れる


 花弁もさらに、ひらひらと舞い落ちた


 それを眺めながら、幹を軽く撫ぜる


 私はしばらくその場に留まった

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