最終話・私の6年間に意味はあったのか? 『無人島理論』から考える創作の炎
※画像はいちばん最初に描いたイメージボードです。
KASASAGIからのデータを紹介しましょう。
これが私が6年間を費やした『恥知らずと鬼畜令嬢』の成績です。
掲載日
2020年 06月27日 20時13分
最終掲載日
2026年 10月16日 20時30分
感想
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912pt
評価ポイント
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ユーザー様の中には「ショボ……」って思う方もおられるかもしれません。
私も見るのは3年ぶりくらいです。
正直、見たくなかったデータです。
今はどうだか知りませんが、「ブクマ100以下は底辺」という、悔しいフレーズに心が引っかかってしまい、以来PV数とかブクマ数とかから目を背けてきました。
INFJでHSPだと、このような価値観にさえ心を乱されてしまう。
他のユーザー様がPV数を語っているのを見ても、心は辛くなってしまう。
我ながら軟弱な自分に落ち込んでしまうことも多かったのですが、うつ状態だったのでご容赦ください。
他の方の数字的な活動報告はいっさい見ないようにして、ひたすら更新を続けました。
全778話のほぼすべてにイラストを添付したので、描いた枚数は770枚以上
地図や次回予告用のネタ絵などを入れると780枚くらいになるでしょうか。
伝説の『無職転生』にあこがれて執筆した本気の一作がこの結果です。
私の執筆は、無意味だったのでしょうか?
アニメ化はもちろん、書籍化も受賞も、ランキングにさえ無縁な小説を、延々と6年も書き続けて完結させるという行為は無駄だったのでしょうか?
もちろんこの作品からは収益なんて発生していません。0円!
6年といえば、小学校時代と同じ年月。
たとえ結果が出なくても、好きなことだから延々と続けられたけれど、どうなの?
書籍化をめざすなら、需要がありそうなジャンルをリサーチしたり、賞をとれそうな作品を投稿した方がいいという意見があるのは承知しています。
──自分は何をやってきたのだろうか──
正直、書ききってホッとした思いの裏にある、むなしさや敗北感。
そんなネガティブな感情があることは否定できません。
沈んだ気持ちで、こちらとはまったく方向性の違う活動をしているnoteを読んでいたとき、ある記事に目が止まりました。
ここで紹介させていただきたいのが、noteで有名な「還暦を迎えた元漫画家」こと高橋幸慈先生の『【あなたは、無人島でも漫画を描きますか?】これが漫画家の才能だ❗ ~ワイの漫画レシピ⑥です。
私はこの記事に救われました。
高橋幸慈先生は、累計発行部数2100万部を達成した『押忍!!空手部』という漫画を描かれた方です。
『無人島理論』とは?
「無人島で漫画を描いても誰も読まないなら、描く意味ないでしょ?」という問いに対して、「それでも描く人がいる」という禅問答のような答えです。
この記事は本当に素晴らしいので、ぜひ本編を読んで欲しいのですが、確か『小説家になろう』の規約では、直接URLを貼り付けるのは禁止されていたはず。
ですので高橋先生ご本人に引用の許可をいただき、ご厚意によって今回noteの記事を紹介させていただきます。
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無人島で漫画を描ける人というのは、
外から火種をもらわなくても、
自分の中で火を起こせる人だと思う。
誰かに褒められたから燃えるのではない。
お金になるから燃えるのでもない。
評価されるから燃えるのでもない。
自分の内側から、
勝手に火がついてしまう。
これが、クリエイターに一番大切な"才能"だと思う。
続けている限り、
『夢』は終わらない。
すぐに手に入るとは限らない。
どれだけ描いても、届かない時期はある。
才能があっても、報われないこともある。
でも、手を止めた瞬間に、
その可能性は消える。
だからこそ、
自分の中の炎をどう守るかが大事だと思うんだ。
【でも、読者を忘れたら作品は弱くなる】
描きたいから描く
これは強い。
——でも、
誰にも伝わらなくてもいい
となると、それは少し違う。
特に『商業漫画』は、
作者ひとりの中だけで完結するものではダメだ。
読者が読んで、初めて価値が生まれる。
だから、『商業漫画』として考えるなら、
自分の中から溢れた炎を、
どう読者に届く炎にするかが大事になる。
【無人島で描くとは、未来の誰かに残すこと】
今は一人孤独ではあるけれど、
自分がここに存在しているということは、
『別の世界』が必ずあるということ。
いつか、船が来るかもしれない。
いつか誰かが、この島にたどり着くかもしれない。
いつか、自分の作品を見つけてくれる人がいるかもしれない。
そのチャンスが来た時に、
一枚の絵がある。
一本の物語がある。
一冊の漫画がある。
それなら、誰かの心に届く可能性がある。
引用元: 還暦を迎えた元漫画家『【あなたは、無人島でも漫画を描きますか?】これが漫画家の才能だ❗ ~ワイの漫画レシピ⑥より』
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『小説家になろう』のエッセイとしては記事の中にある「商業漫画」という言葉を「書籍化作品」と言い換えてもいいかもしれません。
いま、このエッセイを読んでいるユーザー様で、ご自身も小説を書かれている方の中には、必ずしもブクマ数や評価に恵まれた人ばかりではないでしょう。
私と同じような「あまり評価されなかった」小説を書かれている方もいるでしょう。
何しろ膨大な数があるネット小説は「読まれる」だけで奇跡なのです。
6年も費やした長い作品です。とても「読んでください」なんて気安く言えません。
でも、ほんの少しでも私に興味を持ってくださった人がいるとしたら、
パラパラと挿絵だけでも眺めてくれたらありがたいです。
ご感想や評価やブクマ、レビューをいただけたら飛び上がるほどうれしいです。
拙作『恥知らずと鬼畜令嬢』は完結しましたが、いつかどこかで奇跡につながるかもしれない。
そんな夢を、私はあきらめたわけではありません。
「夢をあきらめない」
なんて安っぽい言葉ですけど、いつか誰かの手に届く日を信じて、このエッセイを閉じたいと思います。
このエッセイが、私と同じように伸び悩んで苦しんでいるけど、それでも続けていこうとするユーザー様の一助となれば幸いです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!




