ユパリでの出会い
思ったより長いし読みづらい…
でも必要な説明だったんでちょっとこのままいきます
シャールとイグから語られた真実。
私はこの世界を救う覚悟で足を進める。
恐らく、てゆうか絶対今の私はまだ弱い。
強くならなくちゃいけない。
だけど焦りは禁物です。
一歩一歩確かに進ませて、確実に救う。
その為に今出来る最善を。
ユパリの町へ。
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門番にギルドカードと職業を掲示したらとんでもない目で見られました。
まぁそうですよね。エレメンタルマスターなんて居るかも分からないらしいし。
ただやっぱりギルドではそうは行きませんでした。
「いや君ね。これ本当にタンタギルド支部から発行されたものなの?」
「はい…てゆうか、初期発行の町って書かれてるはずじゃ」
「町はともかくとして職業が出鱈目だよ。なんだいエレメンタルマスターって?そんな職業は存在しないからね」
「いやでも今精霊使いの上位互換だって」
「だからそんなの存在しないの?聞いてたかい?大体精霊を連れてるんだったら最初から精霊使いにしなよ。なんで若い子は」
エレメンタルマスター自体が数が少ないのもあって、信じてもらえない…
このままじゃ依頼の達成の確認もしてもらえない…
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一人の受付嬢がギルドマスターの部屋に急ぐ。
先ほどから受付で少し問題が発生しているからである。
なんでも職業がエレメンタルマスターという職業なのだが、精霊使いの上位の職業らしい。
そんなのが存在するわけがないのに、その冒険者は実際に自分がそうと騒いでるのである。
かなり若い冒険者だったので、一定の年齢に達した若者がなりやすい気狂い病の類だろうと思い、ギルドマスターを呼びに行く事にした。
ギルドマスターは精霊使いで若い頃はその力で数多くの冒険者の尊敬を貰ったらしい。
ギルドマスターの部屋の前に着き、一呼吸してからギルドマスターに要件を伝える。
帰って来た返答は
「エレメンタルマスターは実在する職業だ。数が少なくてあまり知られてないがね」
衝撃の返答が帰って来た。
「え、それ本当ですか…」
「精霊使いでも名のある者だったからね。ちなみにその冒険者は何処の出身かな?」
私は受付で聞こえた話を嘘偽りなく伝えていく。
その中でギルドマスターにとって気になる事があったらしい。
「タンタギルド支部からの発行てのは本当かい?」
「え?えぇはい」
その後、わずかにギルドマスターは沈黙して、こう言ってきた。
「そのエレメンタルマスターをこの部屋に連れて来てくれるかい?」
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何とか説得を続けても聞く耳も持ってもらえず周りの冒険者からはひそひそと何かを言われるしで、どうするべきかと考えていた時…
「ホンゼットさん、今少し良いですか」
奥から他とは少しだけデザインが違う受付嬢がこちらに歩いてきた。
名前を呼ばれたのは私と話していた男性のギルド職員だったらしくすぐにその受付嬢の方に顔を向ける。
「なんですかヒトミさん。今この迷惑な冒険者の相手をしてるんですけど」
「いやだから迷惑なんて」
「少し静かにしててね?いい加減ちゃんと職業を言ってね。エレメンタルマスターじゃなくて精霊使いって」
「あ、ホンゼットさんその件で…実在するらしいですよ」
数秒、沈黙。
すぐにヒトミと呼ばれる受付嬢に凄い表情で振り向いた。
「今なんて?」
「さっきから会話が少し聞こえてたのでギルドマスターに話をしたら…エレメンタルマスターって職業は実在するらしいです。ただ、数自体が少なくあまり知られてない職業らしいですよ」
まさかのギルドマスターからの援護射撃。
でも助かりました。これで依頼の達成を報告できます!
今の話でホンゼットと呼ばれた人もすぐに謝罪をしてくれた。
「…ごめんな。勘違いで」
「あ、いや、なってる人が少ないなら仕方ないかと…取り合えず依頼達成の確認をお願いできますか?」
「あぁ。スライムの核三つ分、確かに受け取ってるからな。これは報酬の銀貨2枚だ」
銀貨2枚…お手頃なお値段の宿が一泊二日、朝昼夜の食事ありで銀貨3枚だから報酬としては赤字ですね。
そのように計算をしてると受付嬢のヒトミさんから声を掛けられる。
「度々すみません。ユパリ冒険者ギルド支部のギルドマスターから希少なエレメンタルマスターと話したいので呼んでくれないかと言われてまして…」
少し驚きつつも承諾し、案内をしてもらう。
そうしてギルド内でも少しだけ豪華にされている扉の前に着く。
「ギルドマスター、先程の話にあった冒険者を連れてきました」
「そっか。中に入っても良いよ。今は忙しい書類をほとんど終わらせたからね」
やさしい声が扉の奥から聞こえてきた。
ヒトミさんが扉を開けると整った服を着た一人の男性が座っていた。
「やぁ、君がエレメンタルマスターの冒険者かい?」
「はい。そうです」
「そっか。私はこのギルド支部のギルドマスター「エンゲッシュ」だ。まぁ気軽にエンとでも呼んでくれ」
ユパリのギルドマスターはそう軽めに答えた。
冒険者ギルドは基本的に町の一部貴族やギルド本部からの援助金で運営をしています。
あとギルドマスターになれる人も厳選されており、前職が冒険者でBランク以上、事務仕事などが出来なくても人望があるのであればなる事が出来ます。
例外として、貴族からの多額援助を理由に冒険者ギルドのギルドマスターになるのも居ます。
主人公の出身のタンタギルド支部のギルドマスターなどがその例です。
そうです。あの豚ギルドマスターです。
補足
ヒトミとホンゼット=今回の話を作る為にイメージされた通常モブのお二人
ヒトミの方は愛着湧いたら今後も出るかも




