第7話 グレン=グラハート家①
「おい!ヒナ!しっかりしろ!!」
何があったのか分からず倒れている妻を心配する夫の姿がそこにはあった。
その男マルスは…イケメンだった…ものすんごいイケメンだった……燃え上がるかのような、真っ赤な髪と瞳。身長は170代後半で、引き締まった肉体。いわゆる細マッチョだった。女性10人中10人全員イケメンと答えるだろう。
そんなイケメン夫マルスの嫁であるヒナも、負けてはいない。光を受けると輝いて見えるかのような黄色の髪と瞳。顔には少し幼さが残っている。身長は160ちょっと。スタイルは出る所は出ており、腹はキュッと引き締まっていた。男性10人に聞いたら夫マルスと同じく10人全員美人と答えるだろう。
(そんな美男美女の子供に生まれた俺期待できるのだろか…期待しちゃってもいいよね!…。俺の髪の色は青色だった。色具合としては絵の具の青?自分で自分説明って何か恥ずいね…)
そんなことを考えているとヒナが目を覚ました。
「マルス…ユウちゃんが…『ママ』って私のこと呼んでくれたの!」
嬉しそうにはしゃぐ嫁を見ながらマルスは
(っっっ…羨ましすぎる!!!)
と思いつつも、表情には出さずに
「そうか!良かったな!……パパって呼んでくれてもいいんだよ~」
と笑顔で言っていた。
まぁ。俺に最後の方は何を言っているか聞こえなかったがな←
ちらっとマルスの方を見てみると少し悲しそうな顔をしていた。
それから俺は4歳になるまでひたすらに魔力を体に纏うということを繰り返していた。やはり、最初の方は魔力切れになることも多かったが、体力と同じで鍛える分上限が増えているという印象を抱いた。
そして。4歳のある日遂にバレた…(ここまでバレなかったのは2人がお熱い仲だったということにしてください。)
その日、俺は再び魔術書があった部屋に入った。その目的は魔術についてもっと知りたかったからだ。
俺は目的の本である、『魔術初級』を手に取り、読み進めて行った。ここでは、全言語理解というスキルのお陰で無理なく読めることが出来た。
初めて魔術を使うので適正属性からだとおもった。知り方を探してみるとどうやら『ステータス』と唱えると自分のステータスが見れることが分かった。
「んじゃ早速『ステータス』!」
~~~~~~~~~~ステータス~~~~~~~~~
名前 ユウ=グレン=グラハート
歳 4
性別 男
物攻 E
物防 E
魔力 A
速さ E
精神力 S
知能 SS
○スキル
・全言語理解(全文学対応)
・女神との会話(現在使用不可)(他人閲覧不可)
・隠蔽
・火魔術
・水魔術
・風魔術
・雷魔術
・土魔術
○ユニーク属性
・??
・??
○加護
・女神フィルの加護
・魔法神の加護(他人閲覧不可)
・???の加護(他人閲覧不可)
・???の加護(他人閲覧不可)
…あら?見間違いかしら…
魔力…何か…高くね?それに…五属性…?
魔法神の加護…?…?
あっ。フィルと会話今やっぱり出来ないのか…魔力かな…
…俺…まだ…4歳だよね…
この時既に、普通では無かったのかもしれない。
まぁ。大切なのは前向きに考えること!Yesポジティブにいこうぜ!
そうと決まれば魔術を唱えてみよう!
だから精神力Sなのか…
(えぇっと…まずは火魔術からかな…初級は…)
とりあえず窓の外に向けて…
【内なる魔力よ我が手に集いかの敵を撃て!炎球!】
「ドンッッッッッッッ!!」
(…あれ?初級魔法ってこんなに強いの?でかい木折れちゃったけど…)
しばらく放心して、ボケ~っとしていると。
(…あ!これバレたら不味いんじゃ…早く戻らなきゃ…)
と考えた時は既に遅く、振り返ってみると怖いぐらい満面の笑みを浮かべたヒナが立っていた。
「さぁて♪ユウちゃん。私とお話しましょうか。」
「はい。」
そう答えるしかなかった…
「なるほどね~。3歳ぐらいの時から魔力を感じることが出来ていてそれで遊んでいた…と。私に気付かれずに…はぁ。やっぱりか…」
0歳からと言っても信じてもらえないだろうからとりあえず3歳からと誤魔化した。まぁバレてるかもしれんけど。
「ユウちゃん。あなたのステータス教えてくれる?本見たなら知ってるでしょ?」
「分かりました。」
俺は自分のステータスの事を見せた。
「…五属性を使えて、ユニーク属性がある可能性もあり、女神様の加護なんて…これはやばいわね…」
ヒナはため息を吐きつつ言葉にした。
「いい?今から私のステータスを見せるわ。でも、自分のステータスはあんまり人に教えないようにするのよ?分かった?」
「はい。分かりました。約束は守ります。」
そう言うと何かを諦めたような顔でステータスを見せてくれた。
~~~~~~~~~~ステータス~~~~~~~~~
名前 ヒナ=グレン=グラハート
歳 22歳
性別 女
物攻 B
物防 A
魔力 S
速さ A+
精神力 A+
知能 A
○スキル
・雷魔術
・風魔術
・土魔術
・魔力操作
・詠唱短縮
・精霊魔術
○ユニーク属性
・光
○加護
・雷精霊の加護
俺のお母さんめっちゃ強かった…。
「いい?とりあえず魔術はしばらくの間控えなさい。魔力操作だけなら許可するわ。絶対打ったらダメだからね!」
そう言ってヒナは部屋から出ていった。
「う~ん…やっぱ、まずかったのかな…でも初級…まぁいいや。とりあえず魔力コントロールすることから始めるか!」
魔術が禁止と言われ、少し残念な気もするが、人を怪我させてしまうよりましだ。そう思い俺は母親との約束を守ろうと決心した。
「マルス…やっぱりあの子には才能があるわ。魔法の面で言えば私以上に…」
「ヒナ。僕達の息子だ。恐らく大きな力を持つことになるだろう。今のうちから伝えれることは伝えていこう。そしてその力を何のために使うべきかを。」
「うん。私達の息子だもん。それに…あなたの息子だから、将来大変ね~…大丈夫かしら。ユウ」
「…最後のは言っている意味が分からなかったな~…」
「分かりやすいように言うわ。何人の娘を落とすのかしら。私みたいに…」
最後の言葉の後ヒナは舌をチロりと出した。
「……。」
赤い髪、瞳を持った男はその時、顔も真っ赤にして自分の妻に見惚れるていた。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
おはようございます(*^^*)♪
今回ヒナのステータスを出しました。ヒナ、マルスの力はどのようなものなのか…それについても今後明かしていきたいと思います(*^^*)♪
精霊?もちろん出しますよ(予定)(`・ω・´)キリッ
これからもよろしくお願いします。
誤字脱字等ありましたら感想の方からよろしくお願いします┏○ペコッ




