登場人物紹介3
《登場人物 旅の仲間》
呉 空
自らの名前と武術の流派『八極拳及び六合大槍』以外のすべてを忘れている、記憶喪失の少女(アレットと同い年ほど)。アルミス州アルミスセントラルに流れ着き、陸軍の女性兵士アシュレイに身柄を保護され、八極拳の戦法を陸軍兵士に伝授することを条件に少尉相当の客人→中尉相当の非常駐兵となる。のちに冒険者に転身、美食と美景、そして自らの過去を探す旅に出る。『五常の徳=仁義礼智信』を信念に誰にでも礼儀正しく悪には容赦なく接するが、食べることとなると我を忘れて止まらない。
アレット・ドイル
アルビオン諸島連合王国出身、レアガルド王国議会保安庁諮問探偵兼武術家兼ライトノベル作家(プロではない同人誌書き)の少女。探偵スタイルとボーイッシュな言動が特徴的で、ムードメーカーでもある。ミステリーが起これば冷静な判断と確かな観察力と推理力で真実を突き止めるが、アルビオンの兄には及ばないらしく、武術でなら兄に勝てると豪語する。「レアガルドの通貨に慣れない」と言い訳するが、金勘定が大の苦手である。流派は『バーティツ』。ボクシング技や柔術技、拳銃による射撃のほか、伸縮ステッキ、傘、帽子などを武器にして戦う。
河上ひまり
着物に袴に大倭刀と言う出で立ちの、遥か東にある大倭皇国出身の元武士の少女。ある律令国を治める領主が病死し(そのためお家は断絶、国は隣の国と合併された)、美術めぐりが夢であったその者に仕えていたひまりは領主の代わりにレアガルド各地の寺院を参拝し、最後のジグラスに主の遺骨を納めることを旅の目的としている。もう一つの目的として各地のジグラスの書庫にあるレアガルド伝記をも古い黙示録ではないかと考え、私立考古学者として伝記の解明を目指す。流派はヤマト式剣術である『河上流剣術』。反射神経も高く、銃弾を見切って躱すことができるほど戦いに秀でている。
ピエリーナ・マルゲリータ
錬金術が盛んな町アルケモート出身の少女。バレリーナ教室に通っていたがセンターの座を失い、失意から立ち直るためにタップダンスと武術を習い、二挺拳銃のカウボーイスタイルで決めている。ビジュアルや仕草のせいで幼く見えるが、ショーマンそして武術家としての誇りは高く、戦うと決めたら八方より銃口を向けられようと臆さず双銃の引き金を引く。修めた武術は『カポエラ』と『ガン=カタ』。何よりの強みはバレリーナまたタップダンサーとして鍛えたその脚力と精密なフットワークである。実家が靴屋にして錬金術工房であるため、錬金術師としての資格を有し錬金術の知識も豊富である。
《登場人物 フォーマメント州、株式会社リゾート・イハトヴ》
アシュレイ
元・レアガルド王国陸軍アルミスセントラル分隊長の若い女性。空のことを「クーちゃん」と呼んで可愛がる。陸軍よりフォーマメント州の大使に任命されるが、ほとんどすることが無いため空に雑用をお願いされることが増える。
グレン・パワード
株式会社パワード元社員たち
アイアンマウンテンにあったゴーレム製造会社・株式会社パワードの元社長と社員たち。グレンは冒険者に転身してアルケモートに流れ着いたところで、フォーマメント州の湖のそばを開拓して開業したリゾート・イハトヴの初代経営者に就任。その後、空がイハトヴを株式会社化し社長になったことで、グレンは取締役に就任。元パワードの職員たちと共にイハトヴで再出発する。
ヴィント・フォン・リヒトホーフェン
弟のブリッツ
母のアウローラ
ヴィントは奴隷商に売られかけた少女。もともとはジャガートンと言う町から家庭のために出稼ぎに出たはずが、騙されて娼婦として売られかけたところ、空たちに助けられた。父の病死を境に叔父が実家に居座り横暴を働くようになったため、苦しむ母と弟を守れるだけの力が欲しいと空に八極拳の修業を願い出る。真面目で礼儀正しいのに言動はぶっきらぼう。
出稼ぎ労働者たち
ヴィントと共に売られかけた、実質奴隷の人々。男性は強制労働者として、女性は娼婦として売られるところだったが、空たちに救助され、イハトヴでの仕事もらう。
ソメイヨシノ
株式会社オオマツ製のゴーレムをひまりがカスタマイズした戦闘可能警備ゴーレム。ピンク色のカラーリングに桜柄と言う、ヤマトらしさを押し出したカラーリングが施される。操縦方法はコックピットの搭乗のほか、ピエリーナの二挺拳銃をシステムリンクさせて遠距離操作も可能である。
オーガスト(アッシュランド・アリュールギルド長)
ゼール(第八代レッドフォート伯爵)
クリス・アキモフ(海軍アンカーボルト分隊少佐)
ミオ・ナカハラ(ヤマト名:中原澪 海軍アンカーボルト分隊大尉)
ヤカ(冒険者)
クリュー(立体水田トラムロ管理人)
空たちが旅路の中で出会った人々。
五重奏弦楽団スターピース
イハトヴに呼ばれ、イハトヴ円形劇場にて弦楽五重奏を演奏し来客を楽しませる。
フォーマメント州、リゾート・イハトヴ
湖上ホテル・ヒビキ
フォーマメント州は、空、アレット、ひまり、ピエリーナが爵位と共に得た湖水地方の領地。アルスのアドバイスで決まった開拓案は、リゾートの経営。せっかく湖があるのだしと湖上ホテル運営も考案され、それは海軍の協力を得られることとなる。
《登場人物 アルケモート》
ジャコモ・マルゲリータ
カテリーナ・マルゲリータ
ピエリーナの親戚の兄
株式会社アーラ・ビアンコ
ジャコモとカテリーナは、ピエリーナの両親。カテリーナは「カータ」、ピエリーナは「ピエラ」と家族から呼ばれる。アーラ・ビアンコは靴屋・素材屋・錬金術工房であり、靴の重要な部分に企業秘密の錬金術を使っている。この度夫婦そろってイハトヴの取締役員に就任。ジャコモは更に代表取締役をアレットとともに就任し、イハトヴの運営を任される。ピエリーナの親戚の兄は学生時代のいじめが原因で引きこもりになるが錬金術の腕前は確かで、アーラ・ビアンコの商品開発要員として工房籠りをさせられた。
ロッソ(本名:リッコ・ロッセリーニ)
ネロなど何人かの取り巻きを持つ、バレエ教室白鳥の舞いのセンターをピエリーナから卑怯な手段で奪ったバレリーナ少女。実家が貴族であり祖父がアルケモートの町長をしていることもあって、誰もリッコには逆らえない。だがそれは貴族の娘、そして町長の孫娘であるというプレッシャーや意地などから来ているであろうとピエリーナたちは言う。今は改心しピエリーナからその行いを許され、『プリマ・バレリーナ・アッソルータ』を目指している。
グリエルモ・ロッセリーニ
アルケモートの町長。孫娘のリッコ、舞台女優の娘、その劇団直属の仕立て屋である義理の息子を持つ。ロッセリーニ家はパダーノ共和国出身の貴族で、村長はリッコより「ノノ(パダーノ語でおじいちゃんの意)」と呼ばれる。アルケモートでの乱戦ののちにリッコから卑怯な手段でピエリーナからセンターを奪った罪を告白され、イハトヴのオープンパーティーにてピエリーナに謝罪し、許された。
ブランシュ・ローリエ
ローリエの工房
ブランシュはアルケモートに錬金術工房を構える女性店長。この度、イハトヴの取締役に就任。彼女が作るポーションは品質が高いと評判である。どういうわけか、話し言葉の最後はいつも疑問形?
ボルタ
株式会社パワードの元社員で、かつてゴーレムを暴走させ工業地帯を半壊させた張本人。妻子を連れてアルケモートに流れ着き、現在はローリエの工房で働いている。彼と空たちの再会が、株式会社パワードで従事していた人々を呼び込むきっかけとなる。
ジェフリー・プレストン
失意のピエリーナにタップダンス、カポエラ、ガン=カタを教え込んだ巨漢。演劇や舞台が大好きで、彼もかつて舞台の関係者であったが、小道具屋が次々と廃業(盗賊団などを恐れるため)していったため、自らがハンターとして素材を狩り小道具制作まで担当し、プレストンファミリーで舞台業や町内全域の錬金術工房などを支えている。ジェフリー本人は人当たりこそよいのだが、雨のような銃撃に見舞われてもその肉体に傷ひとつつかない、なかなか異常で非常識な人物である。
カエデ・ツシマ(ヤマト名:対島楓)
消防庁アルケモート分隊長の女性。と言っても、年齢は空たちとそれほど変わらないか、わずかに年上だろう。
株式会社チーム・ハギワラ
株式会社アースゲート
土木事業者と花屋。イハトヴの各種インフラ整備やリゾート演出などを受注する。
マダム・マリアンヌ
ライブ居酒屋クラヴィアにて、夜のステージに立つサンティーエ出身の歌姫。夜の客が酔うのは酒のみならずということだ。
《登場人物 王家、王国議会》
ライノック・レアガルド
レアガルド王国領主。その肩書に似合わず空たちと対等に会話し、国王としてはひいきにも近いほど、彼女たちの身柄を保護しようと画策する。その意図はカリオストロ協会の脅威から国や国民を守らせることであり、それだけ彼女たちの実力を高く買っている証左でもある。
第一王子フォレスト
レアガルド王家嫡男。学校では「モヤシ王子」、「お前に国王は向かない」と心無い言葉を向けられ、騎士たちは「あなたが戦う必要はない」と甘やかすため、ライノックの誕生会にて空に師事して八極拳を習うようになる。
王妃ナフティス
第一王女アリシア
ライノックの妻子。そのうちアリシアは、アレットが保安庁諮問探偵になりたての頃に『お馬さんごっこ』をしてもらったことがあるらしい。
リューン
メイド長。ライノックとは漫才のような掛け合いをする。
サティルス・ラジアータ
王国議会議長の男性。
レイン・アーチャー
王国議会陸軍庁長官の女性。
シヴァ・レリック
王国議会保安庁長官の女性。息子は外国のヘヴィメタル好きのミュージシャンであり、息子の振る舞いには頭を抱えている。
アルベール・マトロ
王国議会海軍庁の男性。旧サンティーエ帝国時代の当国の元海軍大将でレアガルド帰化者。懇意にしている居酒屋に空を誘う。レアガルドとサンティーエで共通のルーツを持つ拳法の使い手でもある。
《登場人物 ライノックの誕生会》
フレデリック子爵
リゾート・イハトヴを利用したことがある貴族。
勘違い貴族
空がかなりの実力者であると知っている人たち。だが空の拳法を「発狂の拳」「破局の拳」「勇者卿とは破局しないでくれ……」と勘違いしてしまった。
陳拳王
ライノックの誕生祭でヴィントにぶつかってきた礼儀知らずで尊大な態度の少年。めでたい席で言い争いになったところをライノックに止められ、決闘すればよかろうと言われてヴィントと決闘することに。『レアガルド古流硬拳』の使い手。
陳林王
拳王の父で、息子とは違って礼儀正しい。彼の言動から察するに、拳王の上に二人の兄がいる様子。
ユリウス・クラウス侯爵
護衛のバーボン
誕生会後の晩餐に呼ばれた貴族とその従者。バーボンは余興で空と推手の試合をした際は互角の実力を見せつけた。
《登場人物 王府斥候部隊》
ハング
『吊るされた男』の意味の名を持つ、最初にアレットに接触してきた斥候。国王からの使いの者を名乗っていたが城の人間は誰一人として彼を知らず、アレットは最初こそ探偵でありながら詐欺に引っかかる失態を犯したと勘違いした。カリオストロ協会がらみで空たちにも知られることなく情報交換をしてきた。
サン
ハーミット
フール
『太陽』『隠者』『愚者』の意味の名を持つ斥候。ある国家反逆者の粛清のため、月夜に暗躍する。
《登場人物 アルミスセントラル》
マイスター
武器屋ジークフリート
マイスターは、本名こそあまり呼ばれないがシュトラルラント王国の『名人』の意味でそう名乗りそう呼ばれる。もちろん武器製造、調整、客に合ったアイテムのチョイスまでこなし、空が冒険者として旅立つ前は彼女に『穿雲』という槍を贈った。
ドルドナ
現在の陸軍アルミスセントラル分隊の隊長。アシュレイがフォーマメント州の大使に任命されたことで彼女の座を引き継ぐ形となった。
トラックの運転手
アルミスセントラル南門からの入門を申請した荷運びの男。
《登場人物 アルビオン諸島連合王国》
二宮忠八
株式会社二宮航空力学研究所
忠八は大倭皇国出身、二宮航空力学研究所の起業者にして社長。子どものころから思い描く空を飛びたいと言う夢を実現すべく、パトロンと新型エンジンを求めてアルビオン諸島連合王国まではるばるやってきて、ついに会社を設立。戦いは好きではないが、ヤマトの陸軍では軍医であり、自らも『銃拳銃術』と言う軍事戦闘術を使いこなす。
キングスレイ・ドイル
二宮航空力学研究所のパトロンにして同社の代表取締役副社長、そしてアレットの実の兄。人格者でアレット以上に頭も良いが、彼自身は会社経営や社会貢献に重きを置いており、戦いも苦手。子どものころから細身で気弱で父からは男らしくあれと説教されて育ち自己嫌悪に陥ったが、『男の娘』と言う道を選ぶことでコンプレックスを克服。そのビジュアルと立ち居振る舞いは空たちも思わず惚れてしまうほど美麗だが、男の娘姿以外でも彼の面倒な振る舞いのせいでアレットに「ドイル家唯一にして最大の汚点」と罵倒されてしまう。
エリーゼ五世
アルビオン諸島連合王国女王。忠八の事業を応援する。
タマムシ型飛行器
忠八が開発した、人が乗れる飛行機械。アルビオン島からレアガルドのやや南にあるフォーマメントまで飛べるほど機体性能に優れるが、バードストライクによって翼が損壊したことでイハトヴの湖に墜落してしまった。
《登場人物 カリオストロ協会》
ジョルジョ・バルサモ=アントニオ・ディ・カリオストロ(便宜上呼称:カリオストロ一世)
錬金術師にしてカリオストロ協会の発足者。シュトラルラント王国王妃に詐欺を働いた罪に問われ、錬金術師手の資格を剥奪され、獄中死した。
フランソワ・バルサモ=カリオストロ二世
ジョルジョ=カリオストロ一世の妹。表向きには錬金術に関する真っ当な商売をする一方、「証拠を残さなければ逮捕できなかろう」という姿勢でいくつもの裏稼業を展開して金を稼いでいる、……と言われている。
一等装甲艦シリーズ
キングスレイがそう呼ぶ、カリオストロ協会幹部のコードネーム。そのうちに、確かにグロワールとマジェンタがいた。そしてグロワールこそ副協会長である。
ベルキューズ
二等装甲艦シリーズ
ベルキューズはカリオストロ協会幹部、キングスレイが呼ぶ二等装甲艦シリーズ最後のひとり。部下を使ってアルビオンで忠八の会社に付け込もうとしたが、副社長キングスレイに詐欺を看破され、その流れで自分やその他の協会員まで芋づる式に身柄を拘束されてしまった。この事件でキングスレイはカリオストロ協会の侵食に気付くこととなる。
ヴェイダー侯爵
スランド伯爵
ヘルボイス公爵
貴族として王国議会議員に名を連ねておきながら、自分たちにより利益にもたらす者のために動く意地汚い貴族三家。
《登場人物 勇者アルスパーティー》
アルス・ライトアームズ
パーティーのリーダーである好青年。ライトアームズ家は九代続く伯爵(現・侯爵)家であり、つまり貴族である。そんなアルスの肩書は第九代ライトアームズ伯爵・初代侯爵、通称勇者卿。ピエリーナを「ヒナギクちゃん」と呼び可愛がる一方で、空に対しては一気に語彙力をなくすほど彼女に気がある様子だ。最近の行動はもはやストーカーにも近い。
リィン・テイル・ライトアームズ
アルスの妹。アルスのことは「兄貴」と呼ぶ。アルスの剣を借り受け、空の新たなる冒険の旅に付き合うことになる。空ほどではないが、彼女も彼女でなかなか食い意地が張っている。
ゴールドメイル
元陸軍歩兵隊隊長で現アルスパーティーの一員の巨漢。王国一の槍使い・剛槍のゴールドメイルを名乗り、同じ槍使いとして調子に乗っている(と彼が思った)空に決闘と言う名の分からせにかかってきた。現在はアルスと共にアルケモートの公務立て直しに尽力している。
フリューゲル
エルフであり、種族はシュッツバルト族。ふさふさの毛に覆われた長い耳を持ち、空に「ウサギっ娘」と思われた。アークルを見ることができ、夜でも害獣や不審者を視認することができる。使う戦術は主に魔法で、『スターライト・ジャッジメント』は悪意を容赦なく駆逐する。
ジョン・ナカハマ
祖先にヤマト人を持つエヴィルの巨漢。ひまりと同様にヤマト流剣術を身に収めている。武に生きる寡黙な男だが、女性に免疫が無い初心でもある。
《登場人物 その他》
ツェーザル
ヴィントとブリッツの叔父。彼女らの実父の病死を機に家に居座るようになってしまった。ギャンブル狂いの大酒飲みで、家族に暴力を振るい、そのために家の金に手を付け、時には強盗すらするならず者。ヴィントが従事するリゾート・イハトヴに連れてこられた時も反省の色を見せず、ヴィントにはゴミを見るような目を向けられ、最後はブリッツにタコ殴りにされて刑務所行きとなる。
『大泥棒』エミール・ルピナス
『義賊』弓構前五右衛門
それぞれ、サンティーエとヤマトにいるとされるお尋ね者。シュトラルラント王国議会が彼らに接触し、司法取引を持ち掛けようとしているという話がレアガルド王国議会まで届く。
《登場人物 大倭皇国》
織田信音
美濃国の領主にして天下の覇者。……のはずなのだが、昼間から酒を飲んで引きこもっている少女(元服済み)。そのせいで『音信不通の第六天』の不名誉の異名で呼ばれている。
『巫女』
織音がそう呼ぶ者。大倭皇国の平和を祈り続けている。




