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第43話 許可証の更新

私はバゼル国王との交渉という名の合意を終え、私が王都に来た第二の理由を果たしにマナと一緒に役所へ来ていた。


「すみません。狩猟許可証の更新をしたいのですが。」


「狩猟許可証の経歴更新ですね。畏まりました。」


どうやら、経歴更新とそういうらしい。確かに分かりやすいかもしれない。


「では、狩猟許可証の提示をお願い致します。」


私は自分の持っている狩猟許可証を提示した。手渡すと役所の人間は速やかに許可証を何やら異世界らしい機械に設置し、経歴を印字し始めた。


「毒魔獣アザルダルクと電撃魔獣ザイガラスですか!?中級魔獣と上級魔獣です。。。規定によりAランクとなります。。。。」


「試験を受けなければならないのだろう?試験は最短でいつできる。」


私はとりあえずDランク以上になってくれさえすればいいのだが。そうもいかないようで、役所の人間は驚愕の顔をしている。


「すみません。上の者を呼んで参ります。少々お待ち下さい。」


そう言うと役所の人間は建物の奥へとかけて行った。その際、数回壁や机にぶつかるなどしていたが、それほど動揺するような事なのだろうか?


「お待たせしてしまい申し訳ない。私はこの王都中央総合役所にて所長を務めさせてもらっているシュタイズと言う者だ。名前ぐらいは覚えておいて頂きたい。」


「シュタイズさん。覚えておきます。ですが、所長様が直々にお出ましとは私は何か不味いことをしましたか?」


私は所長が出てきた事に少々怯んでいる。というのも、上の人物が出てくる時は大抵怒られる時であると日本にいた頃の自分が言っているからだ。


「とんでもない。5人目のAランク者が出たと聞きつけて、駆け付けただけだ。身構えなくとも大丈夫だぞ。」


5人目?Aランク者がか?つまりこの世の中にはAランクは5人しか存在しないとそういう事なのだろうか?


「5人しかAランクが居ないのですか?」


「あぁ。君を入れて5人だ。中級魔獣や上級魔獣を倒せるほどの実力者。私としても王都としてもとてもありがたい。ところでお主の名前は。。。」


私とした事が、相手が名乗っているのに自分が名乗るのを怠ってしまった。社会人としてあるまじき行為だ。これは大変失敬である。


「あ、失礼致しました。。申し遅れましたが、私はイズラート国領主を担わせて貰ってます。たかg...。ソータと申します。」


「領主様でしたか。これまた失礼致しました。ですが、イズラート国の領主はアイザス侯爵様との認識ですが。。。」


そうか、まだ公に発表されたものでは無いのかもしれない。恐らく、3日後の会合を経て正式に発表をする流れになるのかもしれない。これは少々やらかしてしまったようだ。


「これ、まだ言っちゃダメだったやつかな。。。まぁ、言ってしまったから仕方ない。最近新しく領主に就任しただ。バゼル国王に聞けば分かるだろう。あと、普段通りの接し方にしてくれ。」


とりあえず、そんな言いふらすような人間でもないであろう。王都の役所の所長ともなる地位ならば、恐らく国王とも関わりはあるはずだ。


「その様な嘘をつく必要も理由もない。信じよう。話は変わって本題なのだが、Aランクへ上がるには試験が必要だ。これは申し訳ないが、例え一国の領主であってもだ。そこでだ、私が直々に試験官になってやろう。」


所長が直々とは、流石は王都中央総合役所である。少々圧迫感があるが、それでも速やかにAランクへ上がれるのならばそれは嬉しいものである。


「Aランクの試験って難しいですか?」


「まぁ、人によっては難しいかもしれないな。特に魔法に適性がなければ少々辛いかもしれん。というのもAランク試験は魔物や魔獣の多い洞窟、言うなればダンジョンに潜ってもらうからな。」


なるほど、それなりに危険を伴う試験のようだ。となると、一緒に同行して試験官として試験を行う者にも、同等以上の危険を伴う訳だが、それなりに所長は強いのだろうか?


「それは所長にも危険が及ぶと思いますけれども、役所の所長に、危険な事をさせてもいいんですか?」


私がそう聞くと、所長は鼻から白い煙を吐き出しそうな勢いで、正しく「フンス!」と言う言葉が似合う程ドヤ顔をしている。


「私はこう見えてもSランク保持者だ。そもそもランク試験は同等ランクかその一つ上のランクの者が試験をするものである。DランクからCランクに上がる際は、Cランクの人物か、Bランクの人物が行うことになっている。Aに上がるのも同じことだ。」


なるほど、つまりは、受ける試験のランクと同じか一つ上の人物でしか、試験が行えない。ランクが上がるにつれて試験を行うにも、そもそも行う試験官が居ないという事になる。時間もかかるわけだ。


「そうなんですね。色々教えて頂きありがとうございます。早速ですが、試験を行って貰ってもいいですか?」


「あぁ、構わないが。魔法は如何程使える?」


私は魔法を最近ではただの補助にしか見ていない。魔法がどれほど使えたとしても、そこまで戦闘には役に立たないのだ。


「そうですね。普通ぐらいでしょうか?一応全適性者ではあります。」


「ぜ、ぜぜぜぜ全適性者だと!?!?!?!!?!」

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