こ)よっ!『神の子』っ!七)【骸殻】使いますよ?いいんですか?いいんですね? ちょマテ⋯ありがとうございます【骸〔ク〕【クロノス】⋯⋯ウチの奴らがすまねえなァ⋯⋯
朝起きたら『神の子』になってないかな
これは遠い昔の様な、つい最近の様な、私にとって最も忌々しくて、最も大切な思い出⋯⋯。
そして、《私》が私になる前の記憶。
「⋯⋯5時になった。⋯⋯起床完了。」
これは⋯⋯私がまだ『アイツら』の人形だった時の記憶。
私は、『神の子』と呼ばれていた。理由は知らない。そんな大層な事をした覚えはないのに。
⋯⋯らしいですが、今にして思えば中々異常でしたね。
曰く、生まれた時から泣き声一つあげなかった。
曰く、世界に他の一人も似か寄らない独特な冷徹な眼を持ち、その目で見つめられた者は親ですら心臓を掴まれたかのような感覚がしてしまう。
曰く、その背中には謎の紋章の様な模様があったという。
曰く、生後1週間で読み書きと軽い運動が出来る様になっていた。その時、誰も教えていなかった事から、1人で勝手に覚えたということになる。
曰く、生後3ヶ月の頃には高校レベルの問題を解ける様になっていた。
こちらは、上の事から、少しした好奇心で小学校から大学レベルの問題集や解説を交えた本を纏めて私の部屋に置いた人が居るらしい。その人は、顔も見ていなかったが、多分クビになったか、そもそもこんな研究所らしき場所で、秘匿してそうな事をやっているのだから、クビどころではなく、こ〇されたかもしれない。何故だか、そう確信していた。『アイツら』からしてみれば、私はただ従順に命令を聞く、しかし、得体の知れない謎の人の形と声をしたAIの管理を任されている様なものだろう。ただ管理するのに、余計な知識を与えるのは危険な行動だろうし、まあ考えても分かりませんか。
その次の日から、私を見る目に大小あるものの、恐怖、畏怖のような感情が合間見える様になってきた。
そうだ、忘れていた。
曰く、私に見つめられた者の思考や感情は包み隠さず全て暴かれ、逃れる術はない。
そのうち、私のお世話係は見知った数名だけになった。
私が『神の子』だからだろうか、食事はいつもいつも、どこぞの貴族の飯かと言う程に豪華だった。世界レベルで活動しているシェフが作る程のご飯だったらしいが、今にして思えば、本当にあの飯は不味かった。秋野瀬君がいないご飯など、
無意味
無価値
無無明亦無⋯⋯はぁー、何言ってるんですか、私は⋯⋯
しかし、秋野瀬君と出会う前の私も食事という行為に楽しみという感情は湧かなかった。そもそも、感情を持っていたかすら怪しいものです。
しかし、『アイツら』もただ怯えるだけの者ではなく、言葉で私を縛り付け、洗脳しようとしてきました。念に念を入れてプロの催眠術師を連れてきたりしてましたね。
しかし、残念ながらそんな行動も虚しく、その1週間前から催眠について話している大人や記録が残っていたので、その為に始めていた自己催眠により耐性を付けていた為、催眠にはかかりませんでした。しかし、ここで変に催眠がかからないと気付かせてしまうのは良くないと判断し、自己催眠により自身で自身に催眠をかける事で催眠にはかかっていると思わせる事に成功しました。唯一催眠術師だけは疑問と鋭い目を向けてきましたが、催眠にかかった事でより歪になったこの眼でぼーっと静かに無心の目で見つめると、催眠術師の感情と思考が急激に乱れ、恐怖と疑問の波が行ったり来たりしていました。
催眠にかかったと思い込ませる事で、私の行動範囲は広がりました。月に1回だけ、自室や他の部屋、廊下を監視する監視室の点検を頼まれたりもしました。しかし、初回から動けば勘づかれやすい。そう判断した私は、まず少なからず仮初の信頼をおけられる様になる。行動はそれから。と決めました。時間は厳守、2分前、5分前行動等言語道断。そんな環境でした。そんな余裕のない程スケジュールが埋まりに埋まったデータを送られ、1秒でも遅れれば罰が用意されていました。
⋯⋯結局最後まで罰は有りませんでしたが。
そうして『アイツら』の信頼を得て、行動範囲も最大限広まった時でした。
⋯⋯“あの人”が来たのは⋯⋯
ハッピーになりたい!僕はn⋯⋯〔ク〕残念ながら次の更新はまた先になるなァ⋯⋯もしこんな話を楽しみにしてくれてる人がいるンなら、申し訳ない。ンじゃあ、楽しみにしてくれてるなら楽しみに、「楽しめない」「思ってるのと違った」という人はブラウザバックを推奨するぜェ?




