バーチャロン面白いよね。マーズ?⋯⋯⋯⋯⋯⋯ノーコメントで
あ^~オラタンおもろいんだじぇ^~
オラァー!エウレカセブン!
ふっ、甘いですよ紅葉。ジャンプ!からのSLCダイブ!あ!スカッたぁー!
おっとォ、漁夫レーザー頂くぜェ?
しょっぱなハイパ~!いくよぉ~!あ、レーザー当たっちゃった~。あるじ様~助けて~。
ちょ!今はむ、無理だって!何死んでんだよ!
よそ見はいかんよ弟よ!Sえる⋯あ!ホーミング弾になった!?
今がチャンス!辻斬りじゃぁァァァァ!
____ブツ⋯⋯
(え!?なんで切れたんだ!?これからって時にぃぃいい⋯⋯い?)
《ええ!全く、我らの神聖なる決闘を止めるなど⋯⋯この代償は高く付きま⋯⋯す⋯⋯よ?》
〈ボク知~らないっと~
【無還之守里圏】⋯⋯キュイーーーン!
ちっドリームは逃げましたか。
さて、
“秋野瀬紅葉”
“秋野瀬紅葉”
何か言うべき事があるのではないですか?
(《す、すいまえんでした;》)
全く、クロノスが時を止めていたからこの世界的な時間では全くの0秒の間の出来事ですがクロノスの負担も考えて、後、ついでに村人の事も考えて下さい。
(全くもってその通りで御座います。でもさ、そういうことなら、クロノスはずっと時を止めるなんて理論的に説明出来るのかよく分からん高度な情報処理能力のいわばケツ⋯⋯すマーン。要はクロノスは時を止めながらバーチャロンやってたの?)
〔ん?まあそういう事になるなァ。〕
《な、なんか凄い負けた気分。》
〔まあ仮に時を止めていなかったら、その分の力を思考能力の加速、肉体間の時間加速による身体能力の向上で恐ろしい速度でのプレイが可能になるぞ。〕
(そんなんチートやー!)
《くっ!私達は遊ばれていたのか!!》
どうでも⋯⋯いいけど⋯⋯早く⋯⋯進まない?
(え?そうは言っても外の村人はどうするかまだ⋯⋯)
私⋯⋯言った⋯⋯この世界的な⋯⋯時間では⋯⋯って⋯⋯
《つ、つまり?》
〈現実の村人た ブンッ!
ひゅうひゅうひゅぅ~
ドリームのATフィールドが消えた瞬間に七瀬が動いた。とん、と軽くよく見えない分からない哲学の床を踏み出して、小さく飛んだ。その姿勢と言えばまるで腰に手を添えた姿勢のフィギュアがその姿勢のまま誰かの手によって持ち上げられながら動かされているように⋯⋯そして、ごく自然な流れで拳が前に添えられて⋯⋯捻りを加え、寸分の揺れも許さず、迷わず、確かに、ドリームの腹を狙い、打ち込む。いや、最早それは“貫く”という確かな殺意よりも深い『ケツイ』にも到達しようとしていた。
だがしかし⋯⋯
〈知らなかったの~?夢に歯向かう事は出来ないんだよ~?精神世界においてボクは無敵って言ったでしょ~。〉
無慈悲にも渾身の『ケツイ』を纏った拳は腹どころか、その身に当たる事すらなかった。
それどころか⋯⋯
〈あ~あ。君の一撃。こんなにドス黒~い色になってる~。〉
その一撃は確かな『夢』となってドリームの掌に収められていた。
そして、ドリームはそのドス黒い『夢』を⋯⋯
食べた。
(ちょ!何してるのドリちゃん!ぺっしなさい!ぺっ!ばっちいよ!)
だが、ドリームは⋯⋯『夢』は止まらない。
みるみると姿を変えるドリーム。
黒いモヤのような物がドリームを覆い、髪色が黒く変色していき、格好はセーラー服をダークな感じに仕上げた、一風変わったドリームが居た。
しかし、その姿を見て怯える存在が一人。
「い、いやぁぁぁぁ!来ないで!あっち行ってぇ!」
まさかの七瀬だった。
〈どうしたの~、ナナちゃん~?〉
髪色や格好、目の色、ハイライトが変わっただけで身長も語尾も声も変わっていない。
いないというのに、
「お姉ちゃん!なんで!なんでなのよ!お姉ちゃんなんて嫌い!いつもいつも!お姉ちゃんが居たから、私は⋯⋯あんな施設にッ⋯⋯!!絶対に許さないから!!!」
そんな七瀬を見て、ドリームはニタリと笑った