エピローグ
――――目を開ける。
ここがどこか分からないのに何となく懐かしい感じがした。
まあ、寝ていても仕方がない。とりあえずは起き上がるとしよう。
手をついてゆっくりとだが起き上がる。まだ、少し眠いけど起きないといけない。だって、少しでも早く皆と会いたいから。
居ることは分かっていたのについ微笑んでしまう。
「おはよう、和真」
「おはよー、和真君」
「おっはよーう、カズマ」
「おはようございます、和真さん」
いつものように挨拶をしてくる。
「おはよう。士希、雪、翼、希美」
だから僕もいつもどおり挨拶をする。
ここはどこなのかは後で聞くとしよう。
だって今は再開できたことが何よりも嬉しいのだから。
これからもなんてことのない、何よりも楽しい毎日が続いていく。
あの世界で願いのために戦った僕の物語は終わった。
最初は士希にユグドラシルに連れて行かれたところから始まる。それで世界を守れとか言われた。まあ、面白そうだったんでとりあえずやることにしたけど。
それで雪がユグドラシルにいたんだよな。最初は浮いてるは頭の中見られるわで驚きの連続だったな。その後に色々と教えてもらったっけか。
それから少し経って、翼と希美が来たんだったな。
翼は小さいのに僕よりずっと強かった。僕は結構強くなったと思ってたから正直ちょっと悔しかったな。でも、それから雪と僕は翼に鍛えてもらって前よりずっと強くなれた。
希美は最初ユグドラシルの道で少し会話したことがあったな。誰かと思ってたけどまさか士希の嫁だったとは。士希と一緒にずっと世界を守ろうと頑張っていたんだよな。
誰か一人が欠けていたら世界は守られなかったな。
それでまあ最後の戦いで皆、僕に後を託して……。あれだけ信じた目で見られたらやるしかないよな……。
でも、約束したしな。それに世界を守れたんだから良しとしよう。
約束は守られた。僕達の世界を守るという願いは叶えられた。
これ以上ないほどのハッピーエンドだ。
でも物語はまだ続いていく。一度閉じた物語には続きがあった。なら先を見ようか。
さて、次はどんな物語になるのかな――――。
『この世界で願いのために戦う僕の物語』これにて完結です。
私にとってこれが初めて書く作品でした。思い出が色々と詰まった物語です。
最初にポイントがついた時、初めて感想をもらった時。嬉しくてしょうがなかったのを思い出します。
完結できたのが寂しいような嬉しいような複雑な気持ちです。
ここまで読んでくれた皆様。本当にありがとうございました!
また会えることを願っています。それでは!




