46話 昔話
昔々、神様たちは激しい戦いを繰り広げていました。沢山の神様が死んでいき最後はとうとう皆死んでしまいました。でも戦いは幕を閉じました。
世界は一人の人間を選び、神様の世界に神様として送りました。
その神様は戦いのことを知りました。そして神様はもう戦いを起こしてはならないと思いました。
それから長い長い間、神様は一人で世界の種を守っていました。
しかし、一人は寂しいものです。神様は話相手が欲しくなってしまいました。そして神様は二人の子供を創り出しました。
神様はいろいろな話をしました。
ある日そのふたりの子供の内、片方が神の実であるロキの実を食べてしまいました。
その子供は自分に力が宿ったのを知ると、そのことを隠すことにしました。
そしていつか神様を殺して自分が一番偉い神様になるんだと決めました。
それに気がついた神様がもう一人の子供にオーディンの実を食べさせました。
そして神様は世界を救うように言いました。
しかしロキはそのことを知りオーディンをある部屋に閉じ込めて深い深い眠りにつかせました。
そして神様を殺して自分が一番偉い神様になりました。
ロキは一人になりました。
ロキは時々、子供を創り神の実を食べさせました。
ある時、ロキは気まぐれで死の世界から人間の赤ん坊を呼び出しました。
その赤ちゃんは他の神様たちから元が人間だと避けられていました。そしていつも一人で居るようになりました。
その子はある時、ヘイムダルの実を食べました。しかし誰も気がつきませんでした。なぜならその子はずっと一人だったからです。
ある日、その子は封じられた部屋に何故か心が惹かれて入りました。
そこで一人の子供を見つけました。そしてその子はその子供を起こしてあげました。
子供は深い深い眠りから目覚めました。
その子供は起こしてくれた子に昔話を聞かせました。
その二人は仲良くなりました。そして二人はある時、生命の世界が滅ぼされるということを知りました。
ロキが世界を滅ぼすというのならそれを止めなければなりません。
世界を守らなければなりません。
――――昔、神様と世界を守ると約束したから。




