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辻裏の少年  作者: 篁頼征
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占いの結果

前半が許の家から届いた結果をもとに占っている占術師、後半はいつもの美少年です。

「最良にして最高、でも最悪」

 そんな卦が出ている。

「本人同士の相性は良さそうだが。この卦は俺も判じるのが難しい」

 占術師としてはここで諦めるのは屈辱だろう。

「縁談は進めていいと思う。それだけは伝えておくか」

 結果は凶にはならなかった。それだけは本当だ。


「んー。この卦はなぁ」

 眉間に寄せた皺はかなり珍しいが、何をしていても美少年は美少年というところだろうか。

「あの占術師のおっちゃん、結構いい腕してる。判じるのは出来なかったみてぇだけど、まあこれは支天の特性だから仕方ねぇよなぁ」

 いつになく言葉が荒いが、それを咎めるものは居ない。

「回避できるように手助けしてやれるようにしないと」

 真剣な瞳は水盤を見ている。水盤には占術師の見ていた卦が映し出されていた。

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