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祝言の裏側
「今日は祝言なんだよなぁ」
少年が筮竹を取りながらそう呟く。母はまた覗き見みたいなことをするつもりか、と咎めるような視線を寄越すけれど、口には出さない。
「まあにいちゃんが上手くやるだろうけど。多分」
「……なんだかわかったような言い方だねぇ」
少年らしくない、にやりとした顔がこちらに向けられる。
「あのにいちゃん、結構やり手だよ。相手によってやり方を変えてはいるけど、獲物は絶対逃がさない男だ。ましてやあれほど気に入ってるねぇちゃんが相手だもん、どうにかするに決まってる」
あまりそんなことを学んで欲しくはないのだけれど、と母は思ったが、父親の血筋を考えると無理な気もした。
次は初夜ですが、少年が覗き見したら母が殴りつけそうです。




