性犯罪助長お兄さん(アムアルト)後半サダン
短い目標を作らせて解決までの流れを一話にまとめるとまぁまぁ長くなる
ガチャリ…重厚感のある古びた扉が開かれ、光が目に入る、それと同時、見慣れた二人とは明らかに違う声を聞き、一気に発汗する。
アムアルト「だっ!だれ…?」
バニティ「スマン、私の知り合いだ、あまり警戒しないでくれよ。」
サダン「ん?おぉ!可愛らしぃじゃないか」
明らかに男だ、あぁぁ…怖い、誰か助けて…嫌だ近づかないで!
サダン「いやぁでもぉほんとに可愛いぃなぁぁ」
その時、いきなり片手を掴まれ、肩を抑えられる。恐怖で汗が早くなり、涙で顔がぐしゃぐしゃになる、何か、何か言ってやめてもらわないと。
アムアルト「やめでくだざい、ひっぐ…犯さないれ゛…」
サダン「フゥー!フゥー!フゥー!」
だめだ!息が上がってる、もう…もう…
アムアルト「もうやめて!!」
咄嗟に男の胸の間に手を押し当て、加減をしていない魔術を放つ。使う魔術を目を閉じてイメージした瞬間、轟音を響かせる程の力で撃ったのにも関わらず、当たった感覚がないのを違和感に感じ、目を開けると外まで通じた発射跡の穴の前には、先の男どころか、バニティまでいなくなっているのだ。
っと考えた途端に目の前に2人が現れる。そして温かく腕を広げているバニティを見て何かが吹っ切れる。
アムアルト「ぐっうわあぁぁぁあん!」
視点が切り替わり
サダン「ごめん魔王、何がどうなってるんだ?」
バニティ「はぁ…ゆっくり説明するぞ、まずお前がイカれたのはアムアルトの【エストロスフェロモン】という呪いのせいだ。これは自身を妖艶な女の容姿にして、周りの者を魅了するという物なのだが…」
魔王は眠っているアムアルトの頭を膝に置きながら淡々と話す
サダン「呪いって言うには結構良いように聞こえるが?」
バニティ「問題は魅了するという点にあるんだよ。今はもう人前に出れないほど呪いが濃くなったけど、出始めは軽かったんだ。今回のノルマはその頃の話を聞き出せるまで仲良くなる事だよ。」
サダン「分かった、過去編に行ったら勝ちだな!」
バニティ「ん?まぁそう…なのかな、尺がないからもう起こすぞ、またあんなのにならない様、指輪の魔力供給量を増やしとくから二人きりで楽しめよ。」
サダン「え?ちょ!流石にあの穴開けられる奴と二人きりは怖…」
アムアルト「うーん…あれ?バニさん?何で…何処か行って…ひぃっ!」
やばい、ひぃっ!とか言いながら後ずさりしてく…ここから仲良くなるってどれだけコミュ強じゃなきゃいけないんだ?
サダン「あの…さっきは本当に申し訳なく思ってるんですが、僕入軍希望でして、良ければ将軍様と仲良くなりたいんですが…」
ヒィー怖い!敬語間違えてないか?仲良くとか言ったけど誤解されないだろうか、とにかく今は近づき方を間違えない様に…
アムアルト「えっと、あの、その…ちょっと…難しい、…です。」
おっと?これはチョロいかもしれないぞ?完全にあっちの方が立場が上なのにお互い敬語ということはこの場の立場は無意識とはいえ自分から対等にしたということになる。これを利用してあいつから見た俺と同じくらいの距離を保ちながら話していけば仲良くなれるかもしれない。ただまだ俺は近づく側だ、気をつけて話さなければ。
サダン「そうですか…そういえば将軍様はご自身の能力について理解されていますか?」
アムアルト「呪いのことですかね…?じゃあまぁ…はい。」
サダン「それについてなのですが、バニティが対策をしてくれていまして、今は影響がないのでご安心を。」
アムアルト「あ、そうなんですか。ならよかったです…」
やった!手応えあった!やっぱり呪いを気にしてたんだな、よし…ここで少し踏み込むぞ!
サダン「失礼ですが私以外に何か嫌な思い出が?」
アムアルト「ちょっと…話したくないです…」
ピースは揃ったな。呪いの影響を受けてない優男を演技したうえで目標の話をほのめかす事ができた。これなら後は雰囲気を作って自分から言ってもらうだけだ。
サダン「それなら別の事を話しましょう!例えば…そうだ!貴方は魔将と呼ばれているそうですがそんなに凄い実績があるのですか?」
アムアルト「え?いや…だからそういうのはあまり話したくないです…」
ん?何を言って…武勇伝を自慢するだけだぞ?魔将なんて呼ばれるぐらいだしさぞ強いんだろうが、あれ?魔将…ましょう……あ!魔性!?そっちの「ましょう」!?しまった!いちばんやっちゃいけない勘違いだぞ?!どうしたものか…と、とりあえず謝罪だ!謝らないと!
サダン「すいませんでした!ましょうの漢字を履き違えてたんです!」
どうだ!この渾身の土下座!見下せ!嘲笑え!そして謝罪を受け入れるがいい!
アムアルト「あ、頭を上げてください!大丈夫ですから。それにしても勘違い、ふふっ勘違いですか。」
あれ?めちゃくちゃいい雰囲気では?ひぃっがふふっになれたし、これなら無理に攻めることは無いな。ここから流れで物理的にも近づけば…
アムアルト「…やっぱり、話しておきましょうかね、僕の立場と昔話。」
サダン「え?いいんですか?ならじゃあお願いします。」
よっっしゃ!尺の都合で結構無理矢理だけど勝確ルート入ったぜ!
アムアルト「まずシステムや厄災についてはどれだけ知ってますか?」
サダン「色欲の大罪教皇が教えられる範囲ぐらいですかね。」
アムアルト「あ、なるほどあんまり知らないんですか。…なら説明しながら話しますね」
実はベルの勉強の一部にシステムと大厄災の事もあったのだが…一部とは言えあの頭が痛くなるような情報量でまだあんまり?どんだけ長い話になるかな…かと言ってここまできて拒むわけにもいかないし精々楽しんで聞いてやろうじゃないか!
過去編は結構長くするお。普段の10数倍の文字数で仕上げるので秋の内に投稿されたらいいなぐらいで気長に待っててね




