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ミキキの天

本日、僕、針乃 天(ハリノ タカシ)は「私立山ノ上学園」に入学した。
しかも、超難関校であるこの学校で、10人しか選ばれないという特待生としてである。

今日から僕は、大変ながらも楽しい学園生活を送る……つもりだった……。
――なのに今……、
僕の目の前で、警察官が数名、拳銃をこちらに向けて立っている。

どうして? いったいなぜこんな事に?
僕は、ミキキと会って話がしたかっただけなのに!

立ち尽くす僕の目の前で、ミニスカートの婦警さんが構えた拳銃が火を噴いた。
同時に僕の胸元から噴き出した血しぶきが、桜の花びらと一緒に白い制服に降り注ぐ。

不思議と全く痛みは感じなかった。ただ、意識だけが薄れていく……。
どうやら今日は……僕の命日になるようだった。
僕はスローモーションのように、ゆっくり大の字に後ろに倒れていく。

桜吹雪の中、季節外れのトンボが笑うように僕を見ている。

――ねぇ、ミキキ。僕をこの学校に入学させた理由は、殺すためだったのかい?

キーンコーン カーンコーン……

そこに17時を知らせるチャイムが鳴り響く。

17時……それが、僕の死亡時刻……。
●入学式当日
2024/03/05 01:05
●あの日のメール
2024/03/05 01:17
●入学式
2024/03/05 01:54
●保健室の会話
2024/03/05 23:49
●すれ違いの昼食
2024/03/06 01:40
●屋上の惨劇
2024/03/06 02:00
●ノック
2024/03/07 00:06
●運命の刻
2024/03/07 01:03
★ミキキ・サイド
2024/03/09 01:36
★2年前の出会い
2024/03/11 02:21
★そしてあの日のメール
2024/03/11 02:51
★入学の朝
2024/03/12 00:57
★入学式とその後
2024/03/13 00:31
★午後の研究室
2024/03/14 02:01
★計画実行
2024/03/15 01:04
●運命の刻を越えて
2024/03/15 23:54
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