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どうも、ちょっとホラーな攻撃を受けました

「というか勢いで戻って来たけど場所の検討とか一切つかないんだよな」

「……行き当たりばったりよくない……」

「ついて来てくれてありがとうございます」


 アルク達はとりあえず名前を呼びながら探すことにした。


「……猫でも探してる気分……」

「まあ実際には人ですけどね…………過保護かなぁ?」

「……そうでしょ、というか避難所にいる方が確立高いと思う……」

「でも……マジで目を放すと次の瞬間には何かドジするような人なんですよ。不幸というかなんというか」

「……だとしても一度確認には行くべき……」

「確かにそうだな、いればそれでいいし、いなければ本気で探さないといけなくなる」


 そうしてアルク達は避難所の方へと走っていった。しかし、行きがかりの路地裏の前を通るときにゾワッとしたとても嫌な感じに襲われることになる。


「「ッつ!?」」


 アルク達は立ち止まり路地裏を訝しむ。


「なあ、コープル。俺とっても嫌な予感がするんだよ」

「……奇遇、私もそんな感じがする……」


 二人は声を被せて言った。


「絶対ここでアリアがやばい目に合ってる!」

「……アリアここにいそう……!」


 アルクとコープルは直感のままに路地裏に入ることにしたが、結構この街にはいるはずなのに路地裏はこんなにも入り乱れているのかという印象を受けることになった。


「……手分けして探すことにしよ……」

「そうしよう」


 二人はちょうど二つに枝分かれした道で分かれることとなった。

 それからアルクがしばらく歩いていると、何やら声が聞こえてきた。具体的に何を言っているのかは判断できなかったが近づいてみることにした。


「誰かいるのかーーー?」


 その声の正体を角を曲がったアルクはすぐに見ることになる。


「何でこんなところにゴブリンがいるんだ!」


 声の主は二匹のゴブリンであった。そして、ゴブリン達の後ろにはアリアがいた。


「ッつ!? アリア!」


 アルクはゴブリンから奪った剣を手に持ち切りかかる、その瞬間。


「待ってください!」


 剣がゴブリンに当たる少し前にアリアがアルクを制止した。


「一体どういうことだ?」

「えっと、説明しずらいんですけどその子達人間なんですよ、アルクさん」

「………………?」

「えーと、アルクさんを追いかけてわたしギルドに向かったんですけど、その途中で近所の子がなんていうんでしょう、その、異質な人? について路地裏に入って行くのを見かけたんですよ」

「………………異質な人」


 アルクは先ほど見かけた異質な者を思い出す。


「で、追いかけてみたらその子達が倒れていて、見つけたときは人間だったんですけど少しずつ、その……ゴブリンへと変容していってて」


 アリアは青ざめた顔でそう説明をする。


「……なるほどな……意思の疎通は出来るのか?」

「……言葉はゴブリンのしか喋れないみたいでして」

「……とりあえず俺はこのことをギルド長に連絡してこようと思う、他にも多数いる可能性があるからな」

「わたしはこのままここに残っておきます、この子達が心配なので」

「分かった、女将さんには俺が報告をしておく」


 アルクは来た道を戻り走る。


「(一体何が起こっているっていうんだ、恐らくこのスタンピードも人的な物だろう。だが、スタンピードを起こす方法なんて聞いたことないぞ)」


 アルクは考えながら走っていた、そして、それが功を奏したのか。無意識の中の危機感、それが働いた。

 アルクが少し走る速度を少し緩めた瞬間、前の地面にどでかいひびが入った。


「ッつ!?」


 アルクは立ち止まり状況を確認する。


「一体なんだ!?」


 そしてひび割れた地面を確認する。そしてその中に一つ、目を疑いたくなるような物があった。


「これは………………人の爪?」


 アルクは拾った爪を確認する、人の爪、それも恐らく女性の物だろう、よく手入れがされている。少なくとも男性の物と考えるよりは可能性がある。


「一体どういうことだ、こいつが地面を割ったっていうのか?」


 そう言った瞬間、地面のひびから紫の髪がブワッと飛び出しアルクを襲う。


「ッッッつ!?!?!?!?!?!?!?」


 アルクを捕えんとする髪を間一髪で躱すことは出来たが、捕まっていたらどうなっていたかは分からない。


「一体誰だ! 誰がこんなことをしてる!」


 その声にこたえる様に、一人の人物が現れた、驚くべき人物が。


「お、お前がいったいどうして!」

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