エピローグ〜まだ終わらない〜
一つの物語は終わった。
今回の犠牲者は六人。
一人逃してしまったか。
今回は特殊なケースだったな。
あの時、あの霊が邪魔さえしなければ。
今頃はあの小僧も……ちっ。
本当に残念だ。
……まぁいい。
別に『夜の学校』は今回だけではない。
条件さえそろえばいつでも出現する。
どこの学校でも。
小学校・中学校・高校・大学・私立・公立、どこにだってそれは現れる。
もちろん国内・外も問わない。
ただ日本の方のがいい。
理由はたくさんある。
怪談話が多い事。
学校の設備が整っている事。
一番の理由は……
餌がたくさんあること
ただ、この学校では当分怪談話はしないだろう。
しかし時がたてばまた怪談の魔力にひきつけられた者どもが集まるだろう。
わざわざ喰われに。
クククッ
考えただけでも、笑いが止まらない。
なんてバカなやつらなのだろう。
まぁしかたがないか。
怪談とはそうゆうものだ。
学校とはそうゆう所だ。
警察なんかの手にはおえない。
法にもしばられない。
まったく自由な空間だ。
まぁ、夜にしか活動できないのが残念だが。
さて、次はどこに現れるのだろう。
もしかしたらあなたの母校、かもしれない。
そこで怪談話をしてごらん?世にも不思議な事が起こるはずだ。
ただし、見物料は高いよ。
その命さ。
それでもいいなら行ってごらん。
『学校』のもう一つの顔が見れるはず。
……おや、次はどうやら埼玉県のとある学校のようだ。
さて、今度はどんな事が起こるのかな………
気まぐれで読者数を見たら200を超えていて、びっくりした闇太郎です。ついに最終話を迎えました。これも皆様のおかげだと思っております。誠にありがとうございます。さてエピローグには『まだ終わらない』とか続きそうな感じの事を書きました。あれの意味はそのままで、機会があれば、第2章みたいな形で書きたいと思っています。その時はまた読んでいただければ幸福です。えーっと、次回作はいっちょまえに恋愛モノなどを書いてみようと思っています。でも、まったく現実的ではありません。ちょっとファンタジー入っちゃってます。そこで!!皆様にお願いがあります。無理にとは言いませんので、読んでみたいこんな物語みたいなもんがありましたら、メッセージをお寄せ下さい。皆様から頂いたものを自分なりに面白く、書いていこうと思います。以上、半分はCMになっちゃいましたが、闇太郎でした。