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記憶

だいぶ短いです(-_-;)

静かな夜。

周りには猫一匹いない。

そんな夜のビルの間にトレスは立っていた。

目の先には盗賊たちの拠点である廃ビルがある。

そのビルの中ではトニーが妹に会えているはずだ。会わせてもらえなくても会いに行く方法は考えてある。

人質になっている妹のメルの状況で動き方も変わる。


「人質、ねぇ・・・」


メルが元気でいるならそれなりの恐怖を与えてこの街から追い出す。

虐げられていたらその時は容赦しない。

もし、殺されていたら・・・


助けて!


突然あの子の声が聞こえたような気がして振り向いた。しかし、当然誰もいない。


人質


その言葉はトレスには無視できないものだった。

またあの別れの時の言葉が聞こえてくる。

一人になった時

寝る前

今日みたいに月がすごく綺麗な夜

いつも同じ言葉が聞こえてくる。


トレス!助けて!


耳を塞いでも聞こえてくる声。逃げる事を許さない声。逃げようとも思わない声。


「人質、ねぇ」


人質をとる人間は嫌いだ。

そんな奴は全員・・・


「消えてしまえば良い」






この話はまた手直しするかも知れません(^-^;)


意見や感想があったら書いて下さると嬉しいです(*^o^*)



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