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9/10

基地の実態と帰り道・・・と、いう名の逃走劇


原因不明の喉へ来る痛みに一ヶ月程悩まされ続けた作者です

いい加減書く暇がまた無くなってしまいました

月イチで投稿のペースになろうかと思いますが

よろしくお願いします


 「よし、んじゃバッテリー取ってくりゃいいんだな」


 「おう。頼むぜガルス」


 「フレスも気を付けろよ、俺がゲームの時に言ってた言葉を忘れるなよ」


 「”自分が嫌だと思う位置に罠と敵は存在する”だね」


 「おう、それにしてもフレス。お前相変わらず可愛い声してんな」


 「だよな~本当に男かよそれで」


うっ・・・とにかくさっさと行こう


再度組み上げられたM4を構え直し、そして自衛隊基地の方に下っていく


コッキングレバーを引いたらその滑りがぜんぜん違うからびっくりした


 「あーあ、結局作戦無視だよ。またアークに説教もらうハメになりそうだ」


 「予定してた報告時刻なんてもうとっくの昔に過ぎてるし、でも一応連絡しといた方が・・・」


 「いんや必要ない。俺達がこの基地を制圧すれば事足りるハズだ」


 「・・・クセ、出てるよ」


 「ん?何か言ったか?」


・・・・駄目だ、もう透も戦闘モードに入ってる


透の欠点ってこれなんだよね


 ”勝利できるという可能性が僅かでもあるのなら、とことん突っ込む”


普段の冷静さを忘れてしまう、そして情にも流されやすくなる


 「・・・様子がおかしい」


が、何故か基地のフェンス前に到達した段階で不自然な事に気がついた


確かに、雰囲気がおかしい


無灯火なのは判るけど、それにしてはあまりにも静かすぎる


歩哨も居ない・・・本当に、”時が止まってしまった”ように固まってる


フェンスを乗り越えて、私達は基地の内部に潜入していく


 「・・・こりゃあ・・・何があったんだ?」


透の目の前には、銃を握ったまま倒れた骸があった


そしてその周りには薬莢と、同じように死体が散乱していた


どうみても、”この場所で味方同士で撃ち合いをした”惨状だった


 「・・・死んでからかなり時間が経ってるな」


死体を確認し、そして私達はほぼ同時に理解した


ここが、無灯火の基地と呼ばれる由縁


当たり前の話だった


生者の居ない場所に、明りが灯るはずはない


恐らく、この基地が集団墓地になったその日から


ここは無灯火の基地だと呼ばれるようになったんだと


そしてその日から・・・この死体達は時間と共に置き去りにされてるという事だ


 「・・・うっ」


何故か、原因不明の嗚咽が出てくる


別に死体を見たからでも腐敗臭でもなく


ただ、目の前の惨状が悲しかった


 「時雨、出るぞ」


透が私の手を引いていく


透はその場所から逃げたかった訳じゃないと思う


私が、この場所に耐え切れないって判ったからだろう


 「とりあえずマスターに連絡する。お前はここで頭冷やしてろ」


 「うん・・・」


透が無線で連絡を取ると共に私はしゃがみこんだ


堪えきれない涙が、ぽろぽろと流れる


顔をふさいでも、隙間だらけの小さな手から零れ落ちる


訳もわからない悲しみが、私の心の真ん中から湧き出る


私のこの心は、こんなにも弱いなんて・・・


不思議と思っても、納得する自分が居る


何でだろう・・・


体と心が・・・連動していない







 「うし、バッテリーターミナル接続完了。キー回してくれ」


 「了解」


そうして、車のキーを回す


 キュキュキュブロォン!!


エンジンが始動し、マフラーから排気ガスが排出される


 「かかった。よし、電装系の設定っと」


携帯電話のコネクターを接続して操作を始めるエルイド


 「M2の方は整備完了、問題なし。50・CALは箱三個分あるからまあ大丈夫だろ」


 「そうか・・・これからお前達はどうするんだ?」


透が二人に質問する


 「俺達か?いくアテなんか無いぜ」


 「そうだな。これからなんて今から決めりゃいいだろ」


 「何なら送るぜ?」


 「そうか・・・サンキュー」


車に乗り込み、そして走らせる


 「それにしても・・・お前ら生きてたんだな」


 「同意見だ。何回聞いてもイケボだなお前」


 「うるせ」


 「フレス、喋れ」


高速で首を横に振る


 「おいおいノリ悪ぃな~、ゲームん時の勢いどうした?」


やばい、バレる


内側は男なんだけど、今は外見女の子だもん・・・神様のくそったれめ


 「いつものかわいいショタボイスを聞かせてくーーー」


と、バライドが詰め寄ると同時に車が止まる・・・どうしたんだろうか?


 「フレス、俺がよく言ってた言葉は判るな?」


バライドが私に聞いてくる・・・あぁ、そういう事か


 「自分が嫌だと思う所に罠と敵は存在する」


私が嫌だと思う場所は、帰り道


そして、来るときには感じなかった”殺意”を


私は・・・私達は感じた


 「エル!!ぶん回せ!!」


 「おうよ!!」


ギャリィィと砂埃を上げ、ジープが前進する


それと同時に、後ろ側から追いかけてくる人影のような影があった


 「速い!!ありゃFGか!?」


 「60キロで振り切れないFGって何だ!?新型か!?」


 「どちらにせよ逃げ切る以外に選択肢がねぇ!!しっかり掴まれよ!!」


地面を掻いて、車が加速する


しかし、後ろの人影はずっと付いてくる


そして何かワイヤーのような物が後部の開閉扉に突き刺さる


 「何が何でも止めろ!!」


透とM4を構え、そして発砲する


 ダダダダダダダッ


狙っているのにも関わらず、弾丸が目標に掠りもしない


弾丸が勝手に逸れてるのかってくらい当たらない


 「重機使うぞ!!」


と、バライドがM2重機関銃に被せていたシートを剥ぎ取る


ガチャッと重々しい音を立ててコッキングし、照準を定める


だがそれよりも速く、相手のニードルワイヤーがバライドの肩を貫く


 「がぁあああああ!!」


叫び声、相当なダメージを食らったバライドは助手席に倒れこんだ


しかし、敵はコチラを射程距離に捉えたままだ。助けることができない


 「もうすぐ公道に出られる!!それまでにアイツを何とかしろ!!」


エルイドが怒鳴り散らす


 「透!!M700!!」


 「おうよ!!」


と、ライフルを受取って構える


しかし、それを見た相手はワイヤーを回収して暗闇に消え去った


 「引いた・・・?」


 「だな。でも何だったんだ?」


いきなり居なくなった敵に疑問を浮かべながら公道に出る


 「まぁ俺達は生きてる。それが全てだよな」


 「だな」


 「だね」


もうすぐ朝日があがる頃なのだろう


うっすらと空が黒から青色に染まり始めていた






 「いてぇよ~俺無視かよぉ~」


あ、助手席に負傷者が転がってる事忘れてた





 「とりあえず応急措置ね」


バライドの傷口を塞いで止血、最後に布で傷口をしばった


 「あんがとよ、フレス」


 「どういたしまして」


 「・・・本当に男か?おまえ」


運転席から顔を向けずに聞いてくるチームメイト


何も返事をせずに私は前を見た


私達は、町の道路を走りながら目的地である学園に向かっていた


 「そうそう、お前達に合わせたいやつが居るんだ」


 「「俺達に?」」


透が言ってるのは恐らくマスターの事だろう


 「俺達の部隊に入るつもりはないか?」


学園が目視距離に入る


 「・・・いいねぇ」


 「だな。どうせなら安定した寝床がいいしな」


肩を抑えながら、バライドは笑った


 「んじゃ、チーム”ガルード”再結成といくか」


 「肝心な人物が居ねーけどな」


と、透が弄っていた無線機をメカルトに放り投げる


 「”ようバカ。跳ね馬はまだ顕在か?”」


聞こえたその一言に、二人が沈黙する


 「「・・・・うそやん」」


そしてこっちを見る二人


 「ま、続きは基地でってこった」


そのまま門をくぐって学園内に帰還した









 「そこに沈めェェェェェ!!」


と、作戦室に入るなりいきなり透が鋼鉄製ハリセンでシバかれる


 バッコォン!!


 「ごぉっ!?」


 「さて、なんで叩かれたのかぐらい判るな?」


鋼鉄製のハリセン・・・即ち鈍器である


起き上がる事は訓練された兵士でも不可であろう一撃を透はモロにくらった・・・うわぁ


 「ツッコミってレベルじゃ済まさないって事だ


  ゲームなら笑って賞賛してやるが、リアルとなっちゃ話は別だ


  一に報告、二に確認だ。これを怠るやつは本当に死ぬぞ!!」


怒鳴られ、そして身を竦ませる


 「だが、本当によく生きて帰ってきてくれたな・・・」


と、ホッと溜息を付いたマスターはヘルメット越しに私の頭を撫でた


 「隊長、それ以上は・・・」

 

あ、後ろの新米兵さんらが微妙な顔でこっちを見てる


 「ああすまん、ちょい熱くなってたわ俺・・・さて、お前ら疲れたろ?風呂にでも入って休め」


マスターが鋼鉄ハリセンをしまい込んで皆に通達する


 「よぉし作戦完了!!各員休息を取れ。んで」


パンと手を叩いて、司令室から早々と出て行くマスター

 

 「・・・透~」


ペシペシと肩を叩く


 「・・・はっ!?俺は一体・・・」


 「作戦終了だよ。後は休めって」


 「ん?ああ、了解だ」


とりあえず、風呂にでも入ろう






 「はふぃ~・・・・」


今日は普通に大浴場が使用可能だったので久しぶりのお風呂入りをしていた


 「・・・・・・」


服を脱ぐ時もそうだったけど、やっぱり変な感じ


何だろう・・・不思議な感じ


知っている自分の体じゃないのに、馴染んでいる感じがする


自分の体を見下ろして、胸部にある膨らみを触る


叉に手を回して確認する


 「・・・・ん」


やっぱり、現実は変わらなかった


あーあ・・・色々変わっちゃったなぁ


五年の歳月を得た世界は、私が想像していた未来とは程遠いものになっていた


繁栄を予想していた未来は


テロリストによって粉々にされ


日本という一つの国の半分が、テロリストに占領させるという想像を絶する事態に膨らんでいた


自宅がある場所も、テロリストによって占領されているだろう


 「・・・帰りたい」


自分の家に


あの部屋で、あのデスクで、あのベットで


あの生活に戻りたい・・・


 「・・・・・」


ホームシック・・・ぽろぽろと、涙の雫が湯船の水面に落ちる


やっぱり、私は弱いなぁ・・・


人間的にも、何でだろう?


湯船に思いっきり顔を浸ける


それにしても・・・なんで私はここに居るんだろう?


 「うおっしゃぁぁぁぁ久しぶりの風呂じゃぁぁぁぁ!!」


という雄叫びと共にザッパァンと飛沫が上がる


今の声は・・・エルイドかな?


 「ありゃ、戦闘服置いてあったから誰か入ってるんか思ったが・・・」


 「エル・・・風呂くらい静かに入りなよ」


思わず、つぶやいてしまった


 「おうっ!?この声はフレスか!!どこに居るフレス」


見られる前に上がろう・・・そろ~っと


 「くんかくんか・・・この甘い匂いは・・・そこだァ!!」


湯煙全開で視界が利かないはずなのに、エルイドは一直線にこっちに向かってきた


 「男の娘フレスを確保ォ!!」


 「男の娘とか言わないでよ!!」


猛烈なアタックを食らい、私はタイル背中からに倒れた


 「かっ・・・はっ・・・」


背中に受ける衝撃をモロに感じながら一瞬咳き込んだ


 「さてお待ちかねの身体測てーーー・・・」


マウントを取られ、体を触られる


 むにっ


 「ひぅ・・・あっ・・・」


ふと、その手がある一部分に触れてくすぐったい感覚が伝わってくる


 「んっ・・・ぅ」


 「えっと・・・あの・・・フレス・・・さん?」







 「あ~疲れたぜ。多分先にエルがここに・・・って見えねーなこりゃ」


マスターと風呂に来たはいいが、先客が換気扇回してないせいでか湯煙で視界が全く無かった


 「だな。換気扇回すか」


 「頼むマスター」


と、換気扇スイッチを押しにいくマスター


 「それにしてもなぁ・・・ココに来てガルードメンバーが集まってきたとはどういう事だ」


 「知らんがな、でも行動しやすくなったんじゃないか?」


 「まあな。それにしてもゲームに自分のモーションプラグインねぇ・・・」


 「仕方ないだろ。通常コマンドに無いんだからよ」


徐々に視界が回復し、浴場全体が霞む程度まで回復した


そして、先客ことエルイドの姿が見える


 「何してんだあいつ?」


なにか屈んでるんだが?


 「なぁガルス・・・これ誰の戦闘服だ?」


 「ん?サイズは俺じゃないな。それにそれ女性用だろ」


胸に少し余裕が作ってあるあたりが・・・・ん?


 「「・・・・・・女性用?」」


嫌~んな予感がしてならないんだが?


 「なぁガルス・・・」


 「奇遇だなマスター。俺も多分同じ事思った」


ガラスの方に向き直る


更に回復した視界から、取っ組み合ってる二人が見える


いかんな・・・しかも戦闘服を着た人間って時雨しか居ないだろ・・・って


 「「それどころじゃねーだろォォォォォ!!」」


時雨の貞操的な問題がまずいと思った俺達は


 ガラッ!!


風呂場のドアを開け放ち


 「「いてまえコラあぁぁぁぁぁ!!」」


時雨に覆いかぶさっている人物に向かって


 ドシャッ


ドロップキックをかましたはいいが、その覆いかぶさっている人物が体勢を崩した


 「「あ」」


もちろん、空中の何のとっかかりもない場所なんで俺達はそのまま飛んでいって


 ザッパァァァァン


最終的に湯船に突っ込んだ





 「エルイド!?大丈夫!?」


温度にのぼせたのか、エルイドが私に覆いかぶさるように倒れた


 「エル!?重っ・・・いんですけ・・・ど・・・」


気を失ってるのかどうか知らないけど動かない


そして私達の上を何かが勢いよく通り抜けて湯船に突っ込んだ


 「ぶはっ!!てめぇエルイド避けるんじゃねーよ!!」


 「時雨!!大丈夫か!?」


湯船に突っ込んだ影の正体はマスターと透だった


って、言われても


 「んーっ・・・んーっ」


この上にのっかる人物をどけようと必死になってるから答えらんないね


 「おまっ!?エル!!なにやってんだ!!」


 「いや・・・気絶してるみたいで・・・」


うん、私の胸元に頭沈んでるから間違いないね


 「・・・コイツ幸せそうだな」


起こしてみれば、エルイドは物凄く幸せそうな顔で気絶していた


・・・後藤と同じタイプ?


と、言うわけでエルを脱衣所まで運んでから再び入浴~





 「んで、何で基地制圧がそんなにも手早く済んだんだ?」


あの後結局三人で湯船に浸かっていた


だって湯冷めしちゃったんだもん、私は寒いのは苦手なり~


 「エル達の手助けもあったってのもあるがあの基地・・・内部分裂でも起こしたのか知らんが


  敵の歩哨達も兵士も、全員基地の施設内部で撃ち合いして死んでたよ」


 「ん?どういう事だ?」


 「敵さんのオールフレンドリー・ファイア。基地に生存者は居なかった」


 「そうだったのか・・・つか、そりゃ俺お前に謝んなきゃならねーじゃねーか」


 「ん?なんでだ?」


 「シバいたろ?お前を」


 「あー・・・謝れ」


 「HAHAHA!!断る」


んー・・・何でマスターと透はこっちを向かないように話してるんだろう??


 「時雨・・・タオル巻け」


と、どこからか透はバスタオルを出してきたのでとりあえず体に巻く


そんなに気にするような事じゃないと思うんだけど


 「お前は恥じらいというものを持つといいぞ」


 「中学一年生まで一緒に風呂に入ってた人が何を言うのさ」


 「GYAAAAAAAAAAA!!」


あ、奥の人が叫び声上げて暴走しだした


 「つまり、俺達は基地で一発も発砲していない。基地自体が最初から形骸化していたんだよ」


 「そうか・・・それなら俺達は、中身の無い脅威に怯えてたって事か」


そうして、あの自衛隊基地の事を思い出してしまった


倒れた兵士と、そして持ち主を失った銃器達


腐敗臭漂う施設内にそれが無造作に散乱していた


M16やFAL、AK74・・・終いには89式小銃など


ボルトオープンした状態で死体と共に薬莢の上に転がっていた


 「・・・二日後、体勢を整えてから基地制圧任務に入るつもりだ。よくやった。二人とも」


 「おう」


 「うん」


 「んじゃ、そろそろ上がるか・・・エルもそろそろ冷めた頃だろ」


 「そうだな。フレス、お前は三十秒後に風呂から出ろ」


 「え?何で?」


 「男の事情ってやつだ」


私も男(中身)なんですけどそれは・・・






 「・・・ホントあいつは自身の見た目を自覚してないな」


くっそ油断してたがヤバイって、直視したくねーのに首が動かない不具合


何だよあの幼馴染、見た目が完璧な挙句に天然か!?


 「フレスってよぉ・・・本当に男だったのか?」


 「俺が知ってる頃にはちゃんと付いてたぞ」


 「いい形のお山が二つだろ?」


 「コンデンサー二つ付いた電柱がだよ!!」


・・・でも不思議所の問題じゃないんだよな


性別が変わってるとかなると大問題なんだよ


 「・・・本当にフレスなのか?」


 「あいつは時雨本人だ。俺と同い年のはずなのに若い気がする点と性別が違う点を除けばな」


そうだ。あいつは俺が知っている時雨そのものだ


でもよ・・・何が起きたのか本当に判らないんだ


あいつの実家は本州西端だからこっちに来る理由が無いはずだ


 「そうか・・・」


 ガララッ


 「三十秒経ったよ~」


 「これ中身男だぜマスター」


 「どう考えても女子だぞガルス」


 「えぅ・・・・」


くっそ、こいつモードに入って涙出しやがった


 「そんなに・・・似合わないの?」


上目遣いにさらに涙を瞳に含ませながら時雨は俺達を見た


 「だぁぁぁぁぁっ!!お前の演技は洒落んなってねーんだよ!!」


こいつ演じるだけならまだしも、心の底から演技しやがるんだよ


つまりーーー”心のこもった最高峰の演技を提供いたします♪”by メイドモード時雨


しかも、俺の好みど真ん中な容姿をしてやがるから胸が苦しいんだよな


つか・・・男(今は女)に恋してた昔の自分を殴ってやりたいぜ


ちなみにマスターはその時雨を見てからずっとオロオロしていた・・・子供を見守ってた親父かっての





風呂から上がって、服装を整えてから三人で廊下を歩いていた 


 「そういえばガルス、お前部屋どこだよ?」


 「俺か?俺は別にどこでも寝れるから大丈夫だが」


んー、連絡が取りづらいなぁそれじゃ・・・あ


 「私の部屋二人部屋だから、透私の部屋で寝泊りすれば?」


 「それもそうだな。そうさせてもらう」


 「ふむ、確かにお前ら仲いいし、部屋の申請せんでいいしな」


楽なことこの上ないと続けるマスター


こうして、私達はいつぶりかの同居を始めた




原因不明の喉へ来る痛みに一ヶ月程悩まされ続けた作者です

感染症やら食中毒やら注意する自然の罠はいつでも突然です

予防はしっかりしましょう(戒め

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駄文よろしくお願いします~

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