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つかの間の平穏と次なるミッション

お久しぶりです





 「おうおう・・・相変わらず味気ない部屋だこと」


人の部屋に入ってその一声は何なのさ


こっちに来てからまだ一週間も経過してないからね・・・


ま、必要以上に物を置きたくないっていうのはあるけどさ


 「んじゃ透はそっち側ね。私は二段ベットの下使うから」


 「わかった」


そうして互いの机に腰を下ろす


 「・・・・・・」


 「・・・・・・」


・・・・・・


 「どこ見てるの」


サッと胸元を隠してみる


 「いや・・・嘘みたいでよ」


 「何が?」


 「お前が真の姿に戻った事が」


 「透、そんな目で私を見てたんだね」


この外道変態鬼畜変態


 「そりゃま冗談として、何でお前はここに居るんだ?」


 「何でって・・・起きたらここに居て、体も女の子になってた」


 「・・・・冗談は好きじゃないんだ」


透の纏っている雰囲気が変わる


その雰囲気は形容するならば・・・敵意、そして殺意


ナイフを鼻先に向けてくる・・・本気だね


 「・・・信じてくれないの?」


演技でもない、ただでさえ信じられる友人が信じてくれない事に


ただ純粋に・・・悲しくなった


そんな私の偽り無い問いかけは、無常にも切り裂かれた


 「信じられる訳ねーだろ。俺が知ってる時凪時雨という人間は男だ。


  口調もそんなに女々しくもない普通の男だ」


首筋にナイフをあてがえられ、もう少しでも透の指先に力が入れば私は命を失う


首から紅い水を流して、動かぬ死体と成り果てる


 「お前はーーー”誰だ”」


透の真剣な質問


私はーーー真実しか答えようがないのに


 「私はーーー時凪時雨」


まあ、私は生きていようが死のうが関係ない


正直、そんな事に微塵も興味は無い


私が誰かの為に死のうが自分の為に死のうが


結果を私が知ることは絶対に無いのだから


 「殺しなよ・・・私は、殺されたからってその人を恨んだりなんかしないから」


純粋に、ただ純粋に答えた


一番身近な幼馴染に殺される


偽り無く、まっすぐ私は透の目を見た


 「そうかーーー」


私は目を瞑った


人に瞼をおろされるより、最初から私は視界を閉じた


軽く自暴自棄の心はそれを躊躇わなかった






 「・・・・・・」


何故だ?


何故、時雨と同じ容姿をしているんだ?


何故、時雨と同じ事を言うんだ?


何故ーーー時雨と同じ死に方を乞うんだ?


目の前の人物が時雨という確証が得られない以上、俺はこいつを疑うしかなかった


俺の同級生・・・唯一の幼馴染であったはずの時雨は俺と同じ23歳のはずなのに


なぜ、学校に来なくなった時と同じ身なりをしているんだ?


なぜ、性別が違うんだ?


お前はーーー本当に時雨なのか?


俺には判らない、判らないんだ


俺は演技は得意な方じゃない。むしろ下手糞だ


下手糞だからこそ、俺はコイツに正面から聞きただした


 「早く・・・殺してよ」


催促する時雨は、そのまま目を閉じてその時を待っていた


瞳は恐怖に耐える為に堅く閉ざしている訳ではない


ただ自然体に、それを望んでいるかのように待っていた


俺は・・・俺は・・・





来るであろう痛みを待っていても、少し触れているナイフはピクリとも動かない


そして、首筋から細い冷たい線のの感覚が消え


いきなり私は全身に暖かい圧力を感じた


何が起きたのか不思議だった私は目を開いた


 「やっぱりよ・・・お前は時雨だよ・・・」


透が、私を抱きしめていた


 「否定しても・・・否定したくても、お前は5年前と変わってないんだ


  何もかもが変わってないから、俺はお前が目の前に居る事を否定したかったんだ」


頬にぽたぽたと、暖かい雫が落ちてきた


 「何で・・・泣いてるの?」


 「知るかよ・・・俺にもよく判らねーよ・・・」


 「相変わらずだね・・・」


 「うるせえ・・・でも、俺は自分の在り方が判った気がする」


私は開放され、正面から何の事かって私は透に尋ねた


 「さあな」


と、いつも通りの笑顔で返された


馬鹿にされたみたいで、少し鼻に付く反応だったけど


透はこれからの自分の道を決めたみたいだ


私は・・・何の為に生きようか?






 「ぐっ・・・やはり・・・私には耐え切れんか・・・」


一つの機体を目の前に、男は膝を付いて首を垂れていたれた


その機体に縋る思いでコネクションコードを繋ぐ


 「だが・・・私は・・・私には、やり遂げねばならない事がある・・・!!」


軋む体に鞭を打ち、出力調整と搭乗者接続調整のウインドウを開く


と、不意に部屋の扉が開いた


 「っ・・・燗凪さん!!アンタまたその機体を調整してたのか!?」


 「私が開発した機体だ・・・他の者では手を付けられないだろう」


他の機体・・・フォーマライトを整備する男はその機体にだけは手を触れなかった


頑なに・・・他人が触ること拒む開発者が居たからだ

 

 「もう少し・・・あと少しでいい・・・”キタイ”の完成まで・・・」


確かに、この機体が稼動すれば恐らく戦況は変わる・・・この一機だけで


それだけの性能をこの白い機体は秘めている


しかし・・・この機体は完全な状態で稼動する事ができないーーーこの機体は待っているのだ


その時が来るまで




 「はっ!?ここは何処だ!?」


意識が戻ったエルイドはがばっと起き上がり、辺りを見回した


ここは医務室、そして隣のベットにはバライドが寝そべっていた


 「医務室だ。お前風呂でのぼせてここに運ばれてきたんだよこのマヌケ」


 「マヌケか・・・」


そうして、自分の手のひらを見つめるエルイド


風呂場での出来事の温もりが残る手のひらを優しくさすった


 「どうした?まだのぼせてるのか?」

 

 「いや・・・なぁ嶋、フレスって男なんだろ?」


 「そう聞いてるが?」


 「・・・無かった」


 「は?」


 「男には必ずあるハズのアレが無かった・・・」


 「そりゃ面白・・・いやいや、お前何だ?見たのか?」


 「ああ・・・」


 「・・・よっこら」


ピっと壁に備え付けのボタンを押す


数分後


 「呼びましたか?」


戦闘補助員の咎波って名前の女子が来た


うむ・・・美人だ


 「んーと、フレス・・・じゃなかった。時雨って名前の奴わかるか?」


 「ああ、時凪さんですね。彼女に何か?」


 「彼女?」


 「ええ、あの人は女の子ですよ」


 「・・・・・・」


 「な?」


 「咎波さん、こいつ恐らく彼女を押し倒してセクハラしてるぜ?」


 「フォッ!?」


 「わいせつ罪で更迭おなしゃす」


この後、深夜ぶっ通しでの偵察部隊員(♂)による尋問と体罰(意味深)が


エルイド・・・倉鍵 誠の精神を粉々に発破させたらしい

 






 「透~早くしなよ~」


翌日、起床してからすぐに食堂への召集がかかった


んでもって、いい加減朝に頭が上がらない幼馴染はベットに沈没中だったり


 「くそ・・・あと明日まで待ってくれ・・・」


すごい・・・秒やら分・・・時間通り越して一日要求してきたよこのアホ


 「マスター・・・狭神さんが怒るから早く起きてよ」


 「あと二日・・・」


うん、このままじゃ本当に一日寝てしまいそうだこの人


それにしても・・・余程の事ないとこの人起きないんだよね


ゴキブリ口に突っ込んでみようかな・・・でもゴキブリ居ないし


仕方ない、アレやろうか・・・


 「透~早くしないとむさ苦しい男が唇を奪いに行くよ~」


耳元で小さく呟く


以前、これ枕元で面白半分に呟いたら一発起動した事がある


ふふふ・・・これでやっと起きてくれーーー


 「・・・男なんてどこにもいないじゃねーかぁ・・・」


と、横目で私を視認した透が再び布団にもぐろうとする・・・ふっふっふっ


透・・・わたしはやると言ったらやるからね?やるんだからね?






 「件の偵察兵が来ない?」


食堂に集まった面々は空いた二つの席を見た


今回、二人の偵察の報告を受けようとしていた面々は主役不在に首をかしげた


 「あの二人が寝坊ねぇ・・・」


少し訝しげな顔をしたのは狭神だった


 「よし、部隊長である俺が直々にシバいてやるか」


と、席を立った部隊長は食堂を出て行った


 「ん~・・・またしてもあいつらか」


 「いつもの事じゃねぇか、あの二人が同時に来るってのはよ」


エルイドとバライドは共に眠たそうにしながら首をもたげた


 「お二人ともあの二人をご存知なのですか?」


咎波が目の前の二人に質問する


 「んまー・・・知ってるって言えば知ってるし知らんっていや知らん」


 「だな。会うのは初めてで話すのは懐かしやって感じだ」


 「?」


考える咎波はいまいち飲み込んでいない様子だ


 「所で、あの二人って同室なの?」


 「らしいな。ガルスは居住区に住んでなくて住所不明だ


  連絡の兼ね合いからパートナーのフレスの部屋で住んでるってとこか」


 「・・・同室?」


 「ああ。同室だ」


 「・・・(もしかして、朝の営みを・・・)」


彼女達は仲がいい、幼馴染と聞くのも頷ける程に


そして、男女が同じ屋根の下で共に寝るという事は・・・


 「・・・///」


それを想像して赤面する咎波・・・若さ故にである







部屋の目の前についた狭神は耳をすませてみる


 ギシッ・・・ギシッ・・・


 「・・・うむ、リア充の営みの音がするな」


本来ならそんな所に割ってはいるバカではないが


俺は部隊長。しかもこの部屋に住んでいる者の保護者でもある


 「ふぅ・・・よし」


気を引き締めて、狭神はドアノブを捻った


 「おらお前ら。盛んなのはいいが部隊の約束ぐらいまも・・・・」


部屋で俺を待っていたのは


 「くっ・・・おう、マスター!!助けてくれ!!」


ベットに押し倒されているガルスと


 「おとなしく・・・食べろ・・・!!」


ガルスの口に割り箸でつまんだゴキブリを突っ込もうとしているフレスだった


 「・・・・・・・・」


想定外、何をしてるんだこいつらァ・・・


 「とりあえずフレス、落ち着いてそのゴキを外に逃がしてやれ」


なんかゴキブリの方に親近感沸いてきたぜ


そんな俺はこれでも部隊長なんだぜ?


 「了解」


と、フレスは窓から箸と共にゴキブリを放り投げる


 「何があったのか説明しろ」


とりあえず、言い訳は聞こうではないか





 「ふむ・・・」


何でも、ガルスが起きなかったから部屋に居たゴキブリを口に突っ込もうとしたら


抵抗され、姿勢が拮抗したまま今に至るらしい


 「つまり、原因は柄島の寝坊にあるとな」


 「・・・すまん」


 「ごめんなさい」


 「まあいい。さっさと食堂に来いよ」


つか、なんつー下らん理由だよ


まあ、非常事態じゃねーからあんまり文句は言わんが


仲がいいのは良いことだ・・・しっかし


 「仲良すぎだろ・・・幼馴染にマウント取らせるとかよ」


ま、見てるこっちは不思議とほっこりするけどな


なんか、男女関係なくそういう風に接せられるってのが


小学生がじゃれあってるようにしか見えんかったり


 「それにしても、イメージと現実は相容れないもんだな」


正直イメージってのは信用ならんな


人は声や雰囲気だけでは判別しきれないって事か・・・学習したぜ





 「うし、それじゃ偵察情報の報告だ」


そんな言葉から始まったそれはもちろん、私達が昨日行った偵察の状況報告だ


 「自衛隊機地は既に放棄されており、蛻の殻だったと言う事だ」

 

 「何だよ。なら俺達は”存在しない敵”に怯えていたって事か?」


 「不覚ながら、そういう事だ。明日自衛隊による制圧を開始されるらしい


  それと追記事項だが、俺達の部隊は正式に自衛隊管轄になるそうだ」


自衛隊管轄・・・って事は・・・


 「俺達は、正規部隊になるって事か?」


 「ああ・・・弾薬の補給、その他フォーマライト用交換部品等の安定供給他


  全ての事についてのバックアップが安定するって事になる」


ふ~ん・・・


それにしても、何か腑に落ちない


何か、大切な事を抜かしている気がする


 「それでだ・・・ちょっとした式典なるものが開かれるらしい


  だが、この式典には何か裏がある気がする訳だ・・・


  これより作戦概要を説明する」


うん・・・悪巧みしてる顔してる


 「本作戦における最重要事項は、”無事、帰還する事”である


  そしてこの作戦は、”近接戦闘、及び混乱内での生存性能”を最重視する


  よって、フレス・ガルスの両名による潜入、及び脱出作戦とする」


はい、また私達だよ


何でそんなに私達ばっかり働かさせるかね・・・というか、


 「色々内容が飛びすぎてわかんねーよ」


 「ですね・・・・式典で近接戦闘?」


 「混乱内での生存性能・・・って、何ですか?」


はい。説明になってない説明で皆混乱してるよ


何でそんな毎回歯抜けの説明してくれるのかな~ホント


私も判らないままだし・・・ていうか


 「なんで皆目を逸らすの?」


 「「「「「何か言った(いいましたか)?」」」」」


何で皆そんな子供を見るような目をするのさ・・・


なんか凄く不愉快だ・・・なんか、物凄く下に見られてる気がする





 「(Yシャツはダメだからって・・・・だからってよぉ・・・・)」


 「「「「「(犬耳パジャマは本格的に反則でしょ・・・・)」」」」」


生徒会室に居るメンバー全員は満場一致で


何故かパジャマのまま来た一匹の柴犬を見ていた






 「ほれ。つまみのビーフジャーキーやるよ」


 「あ、ありがとうマスター・・・」


 「あ、食べる時は両手でこう持って食べろ。噛み千切らず、ゆっくりほぐしながら味わえ」


 「う、うんマスター」


と、何故かマスターが持ってたビーフジャーキーをもらって指示通りに食べる・・・もぐもぐ


・・・うん、しっかり味が染み込んでいるからか噛めば噛むほど味が染み出してくる


しかも単純な味付けではなく、しっかりした奥深い味わいが何ともいえない幸福感を与えてくれる


 「むぐむぐ・・・おいひぃ」


少し顔を綻ばせてしまった


うん、会議中なのにすみませんでした。場違いでした


 




ややあって


自分の服装に気が付いて顔真っ赤にして


・・・・嫌な昔を思い出して


 「指定されたのは・・・これか。うわスーツなんていつぶりだよ」


透が露骨に嫌な顔をしている・・・それはいい、別に何の問題も無い


だけど・・・・だけどさぁ・・・


 「何これぇ・・・?」


うん・・・目が覚めるくらい真っ黒のドレスだね


 「えっと・・・”文化祭仮装備品、黒ドレス サイズS”って何!?」


明らかに学校にあるものですって事でしょ!?


それも女物!!いい加減にマトモな服装をお願いしますよホントに


 「お前ソレか?いいじゃねーか似合うって」


 「嬉しくないよその褒め言葉!!このサラリーマン!!」


何だかんだで、着る羽目になるんだよね。コレで施設入場登録してあるらしいし


まあいいや。更衣室行くの面倒くさいしここで着替えよう


 シュルッ


と、着替えたばっかりのこの学校の制服(女子用)のネクタイを解く


この辺は学校の制服って大体共通だからそのまま脱いでいく


 「なっ!?お前何でここで着替えてるんだよ!?」


 「更衣室遠い」


 「だから考えてくれ!!時と場所とあらゆる状況を!!」


 「SHI★RU★KA★」


まあ、そんなこんなで着替えを終らせる


ていうか、着てて思ったんだけど手入れされてるなぁこのドレス


防腐剤の匂いしなかったし、かと言って使用感はまったくないし


 「・・・・・・」


・・・・うん。靴が・・・歩きにくくて・・・


 「・・・・カバディカバディ・・・」


 「是が非でもコケないからそのムカつく動きやめてよ」







 「うし、それじゃあ頼むぞ。フレスガルス」


と、作戦室にてカモフラージュスーツを纏った私達は概要の確認と装備の補充を行う


が・・・やはり普通の装備じゃ無い


 「ワルサーPPKナイフモジュールモデル・・・よくこんなん仕入れたな」


 「ああ。これは装備班がここの設備使って作ったオリジナルモデルだ


  だが信頼していいと思うぞ。それに使ってる素材は冷間鍛造鉄。他追加部品の設計見ても


  本家と同様かそれ以上の仕上がりになってる謎の事件が発生してるんだ」


 「・・・・なんじゃそら」


と、そのPPKを手にとって見てみる


 「・・・・」


 「気に入ったか?」


・・・・手に馴染む


何故だろう・・・?


凄く・・・


 「染めたいなぁ・・・」


 「ん?ブルーイング(防錆反応塗料)なら既にしてあるだろーーー」


銃を持った途端、なんとも言えない感情が私の中を這いずり回る


そんな自分の中の感情を、私はただ冷たく体中に流していた






 「(・・・勝手に表に出てやがる・・・クソッ、式典が血のパーティーにならなきゃいいが)」


時雨の様子がおかしい・・・今回が初めてじゃない


五年前、こいつが”破壊”した事件がある


ーーーー櫛羽ホテル強盗立て篭り事件


結構有名なオカルト宗教団体の構成員二十名が起こした事件だ


そのホテルに、俺達は学校の研修旅行で宿泊していた


構成員達は日本刀、猟銃、あるいは密輸した違法な銃で武装して立て篭もった


犯人達は言った。”身代金と警察隊の撤退が五分以内に確認できなければ


このホテルに滞在する高校生達を虐殺する”と


そして、見せしめに一人の生徒が”惨殺された”


その生徒は・・・俺達二人の親友だった


正義感の強いそいつは、自ら名乗り出て


・・・文字通り、殺された


その惨状を見たアイツは・・・




   その犯人二十名を、5分という驚異的な短時間で

  

   武器はホテルに飾ってあった脇差サイズの日本刀だ


   刃が付いていないはずのそれで、全員の体の一部を切り飛ばした


   足の太ももから先がバッサリいかれたヤツも居れば


   たったまま首から上のパーツを失ったヤツもいたらしい


   時雨の浴衣は元の色が返り血によって完璧に塗りつぶされ


   警官隊が突入した時には、犯人グループは全員出血多量で絶命


   叉は即死の・・・過去の事件で類を見ない特異な終結を迎えていた


   警官隊が見たものは、真紅色の冷たい血液が飛び散る壁、それが滴り溜まった血浸しの廊下


   鋭利に切断された人体の破片の数々


   その中に一人立つ、少年一人とその手に握られた紅の脇差は


   刃が落としてあったにも関わらず輝きを増し、本来の姿のように血を纏っていた



だから俺は、解決とは呼ばず、”破壊”と呼んでいる


その時、時雨が放った言葉があまりにも鋭く俺の心に突き刺さったまま抜けていない


ただ、言える事があるとすれば




 間違いなく、今回のミッションは荒れる





お久しぶりです雪下です

はい・・・失踪しかけてたけど生きてます

これからもしばらく間が空くとは思いますが

よろしければどうぞ~

意見感想募集中

これからもよろしくお願いします

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