第二話 奴らは
─…痛い …熱い…
─…動け…ない…
アリー「っ!」
イザベル「…あぁ、起きたか…アリー…」
アリー「…ここは…アナベルは…!?」
イザベル「…アナベルの核の巨人は…」
数時間前
レイン「…ロッド」
カイル「…レイン、アナベルの核の巨人をこいつに引き継がせろ」
レイン「…どうやって…」
カイル「アナベルの血を、こいつに飲ませる」
レイン「…え…?」
???「レーイーン!!!!!!」
レイン「!?」
???「ねえねえ!!君の力何!?フレイズ族倒したって聞いたよぉ!?」
カイル「…やめろ、ベル」
サニー「だってだって!!レインがいればフレイズ族を倒せるんだよ!?!?興奮するしかないでしょ!!」
レイン「…あの、この人は…」
カイル「…あぁ、この人はサニー・ベル」
サニー「対フレイズ族武器を作ったり、あとは巨人とかフレイズ族の研究をしてるの!」
レイン「…巨人の…?あの…進〇のハ〇ジs…」
サニー「おっと、これ以上は消されちゃうからダメダメぇ」
カイル「…誰に消されるんだ」
サニー「主にパ〇ディ島勢力に」
ルイス「おい、バカ女…それもアウトだろ」
サニー「おっと!これは失敬!」
カイル「…サニー、レインに巨人の事を教えてやってくれ」
サニー「おっけ~」
サニー「まず、レイン君もわかる通り巨人化するには、意思ある死か、傷が必要」
レイン「…そうなんですか…?てっきり…体に傷がついたらなるものだと…」
サニー「あっはは!!そんな!進〇じゃないんだから!!」
ルイス「おい」
サニー「はい、すみません」
サニー「…で、ここからは真面目な話」
ライズ「…あの、意思ある死って…レイン、巨人に食べられてから…巨人化してるんですけど…」
サニー「良いところに気が付いた」
サニー「実は、巨人の力を持つ人間は、頭がつぶされない限り生きているんだ」
レイン「…そうなんですか…?」
サニー「本当だよ」
ルイス「…こいつの研究で明らかになった」
サニー「だから、首を切られても、下半身がなくなっても生きてる」
サニー「そして、強い意志」
サニー「つまり、強い嫌悪とか強い動機が心の中にあるなら、巨人化できるんだ」
ライズ「…でも、ロッドにアナベルの血を飲ませても…」
サニー「マリア族には、既に巨人の力が眠っているんだ」
サニー「そして、巨人の力を手に入れた人間の血には、巨人の脊髄血が入ってるんだ」
サニー「その巨人の脊髄血で、マリア族の巨人の能力を開花させるんだ」
サニー「だから、ロッドに血を飲ませるだけでいい」
サニー「…まあ、注射器があるならそれがいいけどね」
カチャッ
カチャッ
サニー「…行くよ」
プスッ
カチャン
サニー「えいっ!!」
ドォォン
レイン「ロッド!?」
ライズ「サニーさん!!なんでロッドを打ち上げたんですか!!」
レイン「ロッドは打ち上げ花火じゃないですよ!?汚い花火になりますよ!?」
サニー「落ち着いて」
サニー「マリア族は巨人の脊髄血を取り込んだ瞬間」
キィィィィィィィィィィィィィィィン
サニー「巨人化する」
ドォォォォォォォォォォォォォォォン
──
イザベル「…奴らに継承された」
アリー「…そう」
アリー「…ねえ…イザベル」
イザベル「…何だよ」
アリー「…私…今まで怖かった…」
アリー「本当の自分はなんだって…本当に生きる意味はあるのかって…」
アリー「もう消えたかった…殺されたかった…」
アリー「…でも…運命は残酷だった…」
イザベル「…」
アリー「…こうやってまた…大地を踏みしめてるから…」
アリー「…普通の人は…死にたくないって思うと思う…」
アリー「…でも…もう私は普通じゃない…」
アリー「人をたくさん殺した…大量殺戮犯…」
アリー「それで…死にたいなんて虫が良い…」
アリー「死にたくないのも…虫が良い…」
アリー「人をたくさん殺しておいて…何の罪も背負わず死にたくない…」
アリー「でも…だからって…人をたくさん殺しておいて…生きて平和な世界で生きたいって…思わない…」
アリー「…もう…私は誰も殺したくない…」
アリー「私が悪い…私たちが悪い…そんなの分かってる…」
アリー「それでも…どうしたらいいか分からない…」
アリー「…ただ…私たちは…自分たちのしてきた事に対して…」
アリー「責任をもって罪を償わなきゃいけない…」
アリー「…それが…この地獄を終わらせることだった…」
アリー「…ねえ…イザベル…」
アリー「…もう…地獄は終わりにさせよう…私らで…」
次回 その後の行動




