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神様の暇つぶし  作者: けんしょ~
それぞれの日常
50/140

女Bと男Aのヤリ合い

ちょうど50話目だったんですね

何か偶々節目の番号見ると嬉しいのは作者だけでしょうか?

Side:女B

「では、これより決闘を始めるのじゃ!」

やっぱり俺とイトハだったか~…ロザリーも大人気無い…

「はぁ~、もういいわ。ジル、ヤルからには…本気よ」

そう言って掲げた右手の中に、魔力の塊が出来て真っ赤な槍?が出てきた。槍…か?何か片面だけ刃が長くて斧要素の無いハルバートみたいだな。

片手で左右に振って構えた。

「さっさと武器構えなさい。それとも武器無しでヤルつもり?」

イトハの武器は多分、契約出来る武器だ。つまり、しまっとくルーンが体に有り、武器自体が妙な能力を持ってるハズだ。赤ヒゲが前に契約武器を相手にするのは危険だと語ってたから間違いない。つまり、油断は出来ない。

しょうがない。この間赤ヒゲが付けた機能でっと。

両手の中指に付けた指輪がクロスの軌跡にを描くように、魔力を込めながら体の前で腕を振って交差させる。気取った変身シーンに見えなくもない…

指輪が魔力を認識し、俺の手足に新しいグローブと脚甲を装備させた。

あ、ロザリーがヒーローモノ見る子供の目だ…はぁ…

今まではグローブと脚甲を一々付けなきゃならなかったが、それじゃいざとゆう時対応が遅れてロザリーを危険に曝すと言って赤ヒゲが、『ロザリーの為』に指輪にルーンを刻んで付けた機能がコレだ。

厨二っぽさ倍増な、甲に紫色した水晶のレンズが付いたフィンガーグローブ、足には踝に同じ様に水晶レンズの付いた膝までの脚甲。一応電気の魔法の効率が上がる鉱石だから文句は無いが、何か似たような武器が向こうの漫画に一杯あるんだよな…効率考えるとこのデザインが安定なのか?

ま、今はデザインよりイトハに集中するかな……



Side:女B

へぇ。アイツも契約武器なのかしら?私以外に契約武器持ってる人見たコトなかったから新鮮ね。それにしても…

あの出し方カッコつけ過ぎ!…ぷっ…

「笑いたくなるのは分かるけど、せめて終わってからにしてくれ…」

「あ、自覚あんのね」

「こうしないと出ないんだよ…」

「は?契約武器出すのにモーションなんて…」

「こらー!イトハはわらわの嫁なのじゃぞー!」

最後まで聞けなかったわね…まぁイイわ。

「…始めましょうか?」

「…うん、始めよう」

「全く、イトハにはわらわの嫁だとゆう自覚を持って貰いたいモノじゃ。…では」

リリーが手を上げる。アイツは体の左側を少し前にしてるだけで構えらしい構えを取って無い…まぁ、目は真面目だからアレが構えなんでしょ。

「始めい!」

「爆進」

「っ!」

リリーの手が振りおろされると同時に距離を詰めてきた。何かを呟いた瞬間、元いた地面が爆発してスゴイ速さで距離を詰めてきた。

その体でどうやったらそんなコト出来るのよ!?どう見たって地面蹴る勢いで爆発させたでしょっ!

とにかく!迎撃しなきゃっ!!



Side:魔王

「何じゃあの速さは…」

「あ、あれは『爆進』だね~。ジルが考えた突撃用魔法だって~」

「…呪文は?」

「『爆進』だよ?」

「…魔法名は?」

「『爆進』だよ?」

「ロザリー様、それは…魔法として発動するのですか?」

「するよ~。呪文が短いからわかんないかもしれないけどちゃんと呪文と魔法名の条件満たしてるよ~」

「どうやってじゃ?」

「『爆』が火属性で『爆ぜる』って意味を持ってて、『進』が『足』と『前に進む』って意味。これで呪文と魔法名の両方できてるよ~」

「それ…ありなんですか…」

「目茶苦茶じゃな…」

「呪文が意味と情報で、魔法名が発動のきっかけって教えたら『じゃこれは?』って。最初はビックリしたよ~」


「くっ!調子乗んじゃないわよっ!」

「ちっ!まだだ!」


しまった!ロザリーの解説に夢中で試合見とらんかった…

「この!ちょこまかと!」

「当たるか!雷甲!」

イトハの槍を左手で受け流し、直後に振るった右の掌の軌跡に合わせて電撃の壁が出来てイトハを弾じく。

あのように素早く魔法を出されては接近戦は不利じゃ!

「アンタと接近戦ヤル気は無いのよ!」

「そう。でも、悪いけど付き合ってもらうよ」

「ジル、頑張れ~」

「イトハ様!距離を…」

「分かってるわよ!コノッ!」

「ちっ!」

ようやく間合いが取れたの…勝負はこっからじゃ!

「イトハ!ガ・ジャルグを使うのじゃ!」

「言われなくても使うトコよ!」

怒鳴らんでも…ガ・ジャルグの先端を天に向けたの…

「イトハ様、ようやくですかね?」

「ようやくじゃろうな。さて、ジルはどうするかの…」

「何々?イトハ、何やるの?」

「見ておれば分かる」

槍の先端に魔力が集まっとる…大量の、火の魔力が。離れとるのに熱いの…

「丸焼きに成りたくなかったら防ぎなさい!」

「どうかな!」

通常では有り得ない、呪文も魔法名も必要無い魔法、

「イっけーーーっ!」

ためも殆ど無いから避けるのは至難の技じゃな。

「ッ!!」

「ジルーーーーーーっ!」

ごおおぉうぅ!!

ガ・ジャルグの槍先からジルに向け、視界を埋め尽くす巨大な竜を模した炎が放たれた…

まるで火の海みたいになっとる。まぁ、今回は周りに被害が出んよう結界張ったから平気じゃろ。さて、煙が晴れるの待つかの…流石に殺しとらんじゃろ。ロザリーは…いかん!完全に目が死んどる!

「イトハ、ヤリ過ぎじゃ!ここにはロザリーも…」

「黙ってなさい!まだ終わってないわ!」

何を…っ!上じゃと!

トサッ

「ジル!」

「ロザリー、顔洗った方がイイよ?」

「どうやって避けたのかしら?」

そうじゃ!あの様な広範囲攻撃…

「まぁ、<悪運>強いからな…空に逃げてどうにか…言葉も無しにあんな事出来るなんてね…」

確かに、無傷では無い。あちこちコゲとる。じゃが…普通は避ける等…

「ジル、後でちょっとオハナシしようか?」

「イヤ、ちょっと遠慮しとこうかな~なんて…さて、イトハ。息は整ったかな?」

「はぁ、はぁ…ングッ。何のことかしら?まだまだこれからよ♪」

流石に魔力の消耗が激しいの…大丈夫じゃろうな…


女Bと男Aの微妙チートでした


男Aの魔法が他のキャラと違う理由を明かしてみました

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