女Bと男Aはヤリ合ってる
不定期更新の予定が1日1話に…
忙しくてそのうち不定期になりそうです…
Side:神祖
全くジルは!こんなに心配させるなんて…今日の晩ご飯抜きだよっ!
「さっきから!思って、たんだけど!」
「何?手短に、ね!」
「はあ!その浴衣、戦い!づらく、ないわけ!?」
「これで、狩やって、たから!慣れた」
あ、また距離できちゃった。
「ジル~、離れちゃダメだよ~」
「イトハ!とにかく距離を取って魔法で応戦するのじゃ!」
「魔力切れには注意してください!」
「了解!」
「わかってるわよ!」
でもジルとイトハ、もう30分も話しながら戦ってるよ~。あ、時計止まりそう、ネジ回さなきゃ。
「火球よ 爆ぜよ ファイヤーボール!」
「雷甲」
あ、左手で受け流した。
ジルの雷甲は両手足の武器にルーンが刻まれてて、右手が手の平からちょっと広い範囲に、左手が手首から先を覆うように、両足は纏うように展開されるんだったかな?
魔力大丈夫なのって聞いたら『雷槍も雷甲も、俺の魔力30としたら5しか使ってないから平気だよ』って言ってた。それくらいならジルの魔力全然減らないな~。魔力が回復する速度も量もそれより全然上だし。
「風牙」
「なっ!風も使えるの!?」
「電気の属性には風も含まれてますから、使えなくはないでしょうね」
「しかし本当に短い魔法じゃな。あれでちゃんとイメージ込められとるのが信じられん」
「戦ってる、コッチは、たまったもんじゃっ、ないわ、よ!?」
「雷槍」
「きゃあああっ!」
柄を掴まれたら槍じゃ身動きとれないよね~。お腹に掌底入ったけど、決まったかな?
「く、炎よ 大地を撫でる 息吹となれ ファイヤブレス!」
「うわっ!そんなん当たったら確実に死ぬって!」
イトハの手から吹きすさぶ炎。あれは避けるしかないよね~。
「はぁ、はぁ。ちょこまかと、鬱陶しい」
あ、ジル大丈夫かな?
Side:女B
あの雷槍とか言う掌底、体の芯打ち抜いていったわね…これは…キツイわ…
「うぅ、いい加減その炎に炙られるのは辛くなってきた」
まだ冗談言ってる余裕あるなんて…どんだけよ…
「コッチもいい加減、電気浴びるのはイヤなのよ」
地味に雷甲で体力削られるのよね…面倒なヤツね!
「爆進」
っ!またアレ!?舐めんじゃないわ!カンターを…
「追連」
なっ!途中で別方向に加速出来るなんて!
「甘いな!雷甲」
回し蹴り!?くっ!
ガキンッ!
「へぇ、まだガード出来るんだ…コッチは結構限界なんだけど…」
全然元気じゃない!なに?挑発のつもり!?
「のう、ロザリー。ジルのヤツ、さっきから稀に刃を生身で弾いとらんか?」
「あ、ジルの職業スキルは<グラップラー>だから、ちょっとなら平気なんだよ♪」
「…そのスキルは普通、剣とかの武器と併用するもんじゃぞ?」
「何故格闘戦だけなのでしょう?剣士系統のスキルを持っていればもっと楽に戦えるでしょうに」
「なんか『剣とか弓とか上手く使えない』って前言ってたよ」
……生身で刃とヤリ合えるスキルなんてあったのね…どおりで異常に固いわけだわ…
「…好き放題言ってくれるな~」
相変わらずの余裕発言!向こうがスキル使って来てんなら、コッチだって使っても平気よね!<心見の魔眼>発動!アイツの今の感情は…お、見えてきたわ…
熱い、疲れた、寝たい
………コイツは…戦ってる時に何考えてんのよっ!!
Side:男A
ん?何か急に怒ってるような感じに…どうした?
「アンタ、戦ってる、時に!何考えてんのよっ!」
「うわっ!」
1撃の気合いの入り方が違う!?何があった?
「戦ってる最中に、疲れたとか寝たいとか、舐めてんのっ!」
あれ?口に出てたかな?
「アンタみたいに、ふざけたヤツは、無意識に人を傷つけんのよ!」
叫びながら突撃してきた。さっきまでは距離が出来ると魔法を打ってきたのに。
…イトハの言葉は覚えの有ることだ。俺はよく無意識に人を傷つけてた。でも、
「誰にでもあることだろうがっ!」
応戦しながら叫んだ。
『無意識に傷つける』…それは普通だ。相手を気遣っての言葉でも、人は傷つく。
「そんなの、詭弁よ!」
確かにそうだ。
「じゃあ、イトハは!誰も、傷つけ、ずに!これまで生きてきたのかっ!」
そんな事は有り得ない。
「それでも、アンタみた、いに!諦めてないわよっ!」
コイツの言葉はやたらと心に刺さる…そうゆうスキルか?まさかな…
「お前に、決め付け、られる!覚えは無い!」
両手で雷槍を放った。
「そう簡単に!」
ゴウッ!
またガ・ジャルクの炎か。今度は盾の様に出てきて雷槍の勢いを消された。
「はぁ、はぁ、クソッ!」
キッツ、何だコレ?何か心が重いぞ…
「ふん!少しは傷つけられる痛みがわかったかしら!?」
「…俺は人を傷つけるよ」
「何ですって?」
「俺は人を傷つける。どうやったって、どう生きたって、人を傷つける。
だけど、それがどうした!
人を傷つけてでも人に関わる覚悟はとっくに出来てんだよ!
これが俺の道だ!俺が選んだ俺の道だ!それを好き勝手にに突き進んで、何が悪いっ!」
言葉と同時に飛び蹴りを放ったが柄で受け止められた。
「こんのっ!怒るか、蹴るかどっちかにしなさいよっ!」
ちっ、押し返された。やっぱり俺は軽過ぎる…どうにかしてカバーしないと…
「アンタみたいに自分の力だけで自分の道選べるような人ばっかりじゃないのよ!人を傷つけるのが怖くて、でも1人でいるのも怖い。そんな人だって、一杯いるのよ!そんな人達はどうすればイイってのよ!?」
「それこそ自分でどうにかしろっ!部外者が横から口出ししたって何にもなんねえんだよっ!」
「それが出来ないから困ってるヤツだっているのよっ!」
…ふと冷静に戻ってしまう。俺にはよくあることだ。感情が高ぶってる時ほど、急速に頭が冷える。冷めていく。そうして冷めた目で周りを見る。イトハと、ロザリー達を観察する。
……あぁ、完全にロザリーが完全にビビってるな…速く終わらせよう。
ロザリーが安心して見てられる終わらせ方をしよう。
「…イトハ」
「何よ!」
「終わらせよう。これ以上は、不毛だ」
目線だけでロザリー達を指す。
「…そうね、終わらせましょう」
互いに最後の一撃を打つために構える…漫画じゃよくあるけど自分がヤル日が来るとは思って無かったな…
「……勝負だ…」
次話決着!…予定
戦闘中の掛け合いは作者の好きなアニメを参考にしてたりします。




