神様と男Aの会合part2
予想以上のグダグダ回です
アンチ女神様には辛いかもです
Side:女神
「ん…またか…」
「またです」
まるで無反応ですか。詰らないですね。
「すいませんね」
「…何の事でしょう」
「反応薄くてつまらなかったんでしょう?」
神の心を読まないで欲しいですね。
「…わかりやす…」
「小さく呟いても心が読めるのですから意味は無いですよ」
「癖ですよ。人間は心読めませんから、こうゆうのも必要なんです。で、2日連続で何のご用でしょう?」
相変わらず不機嫌を隠す気も無いと…神を舐めているのでしょうか。
「(面倒事に巻き込まれる前にロザリーの所に戻らないと。神様に関わっても碌な事なさそうだし)」
…舐めてるのではなく危険物扱いしているわけですか…
「そのように警戒されるのは少々傷つくのですが」
「いや、神様にされたこと考えたら普通の反応ですよ」
「全く。まぁ良いです。今日は貴方の魔力特性について話そうと思ってこの場を設けさせていただきました」
「回復が異常に速い事についてですか?」
「はい。原因はまぁ、<悪運>ですが」
「やっぱりか…(他にありえそうなモノなかったし)」
「実は<悪運>はかなり魔力を使うんです」
「…具体的にどれほど…」
「そうですね。<悪運>は持ち主の魔力量の…5割を使いますね。ちなみに常人の魔力量は大体100程と考えて下さい」
「……俺の場合は?(何かオチが見えてきたぞ)」
「貴方の場合は元が60なので今は30と成りますね」
「元から少なっ!え~と、それと回復が速いのとどう関係が?(元々才能無いのな)」
「簡単です。魔力量30では日常生活でさえまともにおくれない。なので、<悪運>により貴方の魔力回復量と速度は高く設定された。それだけです」
「便利っすね<悪運>(ひゃー、ご都合主義)」
「便利ですね<悪運>。さて、いきなり話す事が無くなってしまいました。どうしましょうか?」
「このまま静かに寝させて下さい(今日疲れた)」
「嫌です。私が退屈です」
本音は2人の相手をしたくないからですが。
「知ったこっちゃありません(マジで知るかよ)」
「そんな事言わずに何か話しましょう。私をそれなりに楽しませてくれたら帰してあげますよ」
「横暴ですね(俺の周りこんなんばっか)」
「神ですからね」
「ロザリーが恋しいんです(嘘は言ってない)」
「私は貴方が恋しいんです」
嘘は言ってません。
「自分不器用なんです。小粋なトークとか、できません(てか話題無い)」
「私には関係ありません。さぁ、速く。Hurry up」
「あ、見て下さい。面白い形の雲ですよ」
「興味が有りません」
「じゃあ、テレパシー切ってトランプでもしません?あればですけど」
「生み出せますよ。では何をしましょうか?」
「え、ホントにやるんですか…じゃあ大富豪でも…2人じゃ微妙か…」
「いえ、やりましょう。なるべく時間を潰しましょう」
「暇なんですね。では、と」
手慣れた様子で私の手からカードを取りシャッフルし始めました。
「ルールは…俺の記憶から見て下さい。出来ますよね?」
「ええ、大丈夫です」
ふふふ。さぁ、ゲームの時間です。
ゲーム開始から約1時間後。ゲームを変えたりして15戦目。ブラックジャックの3戦目。
「………弱」
「っ!…グズッ」
「え!あ、スイマセン」
「いえ、どうせ弱いですよ。ええ、事実ですとも。相手の心が読めなければ神とはいえ所詮この程度ですよ。所詮私なんて心が読めなければ人間相手にカードゲームで1勝もできない駄目な存在なんですよ…ヒック」
「テメー!おいこら人間!!俺の可愛い娘何泣かしてやがるっ!!」
「ええ!誰!?」
「お父様、邪魔です。私はジルさんに己の力のみで勝つと決めたのです。邪魔しないでください」
「あ、父親なんだ…神に父親ってよくよく考えると不思議」
「でもようフリッグ~」
「五月蝿いですよ、駄目お父様。暫くその口縫い付けて声を出せないようにしておいてください。ではジルさん、今日は負け込んでしまいましたが、明日こそは、貴方から勝を頂きます!首を洗って待っていて下さい」
「え、何のはなs…」
明日こそ絶対に勝ちます!
「うんーーー!うむーーー!!」
「あ、お父様。私達の出番はもう少し先に成りますから、前回言っていた出番増はありませんよ」
「っ!!!」
さて、ゲームの特訓でもしましょうか。
神様の話が珍しく長くて作者がビックリしました
もはや
女神様と男Aの会合
にするべきな気がします