神様の本音
神様の話は極力いっぺんに出していく予定です
Side:主神
「あれ?なんか同じ人間が連続じゃね?」
「本当ですね。どうゆう事なのでしょうか」
ふっふっふ、驚いてる驚いてる。
「お父様、説明してください」
「おうよ!」
く~、これだよコレ!やっぱ父親として娘には頼りにされるってイイぜ~。感動!
「…フリッグたん、何か優しくね?いつもなら『気持ち悪い顔しないでください』くらい言ってるのに。…もしかして、男Aと何かあったっしょ!」
「失礼ですね。私は何時も暴言を吐いている訳ではありませんよ。少々肩の荷が下りたのと鬱憤晴らしが出来ただけです」
「男Aで?やっぱり随分と入れ込んでね?ワザワザ夢で会っちゃうくらいだし」
「そうですね。自分が担当している世界くらいの愛着はあるかもしれません。まぁ、母性本能が刺激されたとか、そうゆう類の事でしょう」
「はぁー、はぁー…」
「まぁイイけど。あの主神様どする?ちょっと過去例を見ない程にトリップしちゃってるけど」
「放っておきましょう。じき目を覚ますでしょう」
よし!フリッグのために、パパ頑張っちゃうぞ~♪
「よ~し、皆の衆!俺様がこれからありがた~い説明をしてやる。この状況をパパッと理解できる優れモノだ。心して聞くよーに!」
「あ、起きた」
「永遠に眠っていれば良かったのに」
「えっ、ちょっ、フリッグ?いったいどうしたと…」
なんだ?ナニカシテシマッタノカ…わからん…ナニモワカラン…
「お父様、速く説明を」
「お、おぉ。この見方になった理由、それは」
「それは…」
おお、ダルは食い付いて来てるぞ。フリッグは…
「ふむ、次はあの男ですか…ふぅ…」
「フリッグゥゥゥゥゥゥーーーーーーっっっ!お父さんは、お父さんはあんな、あんな男認めないからなぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
「ちょっ、フリッグたん、男A見て賢者タイムはちょっとまずいっしょ。主神様暴走しちゃったお」
「はぁ、面倒ですね……フリッグ、お父さんの事、ダ~イスキ♡」
「ぐはっ!」
ドサッ
「フリッグたんの幼女声、はぁ、はぁ」
「全く、何故私が汚物変態コンビの相手などしなければならないのか…お父様、起きて下さい」
…うぅ、何だ、何か、スゴク幸せな気分だ…俺の心が満ち足りている…
世界が、世界が輝いている…あはは、世界ってこんなに綺麗だったのか…
「お父様速く起きて下さい。そして説明を」
「あ、ああ。おはようフリッグ。で、説明って何のだ?」
「女勇者の話が続いた理由です」
ん?ああ、そういえばそんなことしたな。
「いやな、単純に覚えてらんなかったからこうしてみた」
前のだと誰が何やってたか覚えてらんなかったからな~。
「本当にそれだけですか?」
「ふっふっふっ、そんなわけねぇだろ?もちろん、別の理由が有る!」
ここまで引っ張ったら食い付いて…
「どうでもいいので速く話して下さい…はぁ…」
「あ、はい、すいません、調子乗りました」
何か本気で相手にされてない…これはキツイぜ…
「はぁ、はぁ、フリッグたんの幼女ボイス」
何かダルがやべぇ…あいつが世界の管理人の1人って、ヤバくないか…
「速く話して下さい。話が進みません」
「お、おう。1人を見る時間を増やした理由、それは…
俺の出番を増やすためだっ!!」
「………………死ねばいいのに」
グハァッ!
最近神様の変態化が激しいです…