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ファンタジーを現実に  作者: 王国民
異世界転移編
5/207

空想転化の力

 本日1話目。

 今日も4話投稿します。

 ステータスを見ると、変身中はMPが減らないらしい。

 光が消えると、変身が完了する。時間にして8秒くらいだな。


 オレは無駄なMPを使わないために、変身が終わってすぐに斬り掛かっていた。

 さすがは神速。1秒と掛からずドラゴンの近くに移動できた。


 ドラゴンが凄い反応速度で()み付いてきたが、その首を一刀両断した。

 すぐに変身を解いてステータス確認すると、レベルは上がってないが、4秒しか経ってないらしい。


 たった40MPを使っただけで、小さいとはいえドラゴンを倒せるなんてな。

 これなら生きて森を出られそうだな。あと1回くらいは変身して戦える。


「ごしじんさま強いです! にゃんて速さ! さすがですにゃ!」


 レオが興奮してオレの周りを跳ね回る。


「さすがに肝が冷えたよ」


 でもさすがはスサノオノミコトの力だ。ヤマタノオロチを退治しただけはある。

 ドラゴン退治なら聖ゲオルギウスでもいいかもしれない。神には勝てないだろうけど。

 まあ、強いほうが決着が早くてMPの節約になったし、これでよかったな。


「ところで、ここは移動したほうがいいか?」


「このドラゴンの血の匂いで、他の生き物は近寄らにゃいと思いますにゃ」


 それならこのドラゴンの背中を拠点にして、果物とかを探してみよう。

 レオの食事もいるしな。ネズミでも捕まえようかな。

 レベルを上げながら森を散策して出口を探さないと。

 とにかくMPさえ高くなれば大丈夫だ。安全に森を出れる。


「とりあえずネズミでも狩に行こう。レオの食料がいる」


「……ボクはキャットフードしか食べたことがにゃいシティーボーイだにゃ~。ネズミにゃんて食べられにゃい」


 意外にグルメな奴だな。


「じゃあ木の実でも探すか。木の実なら毒の可能性は低い。なにしろ動物に食べさせて遠くに運ぶためだからな」


 食べられるのが基本だろう。食べられないのもあるだろうし、ここは異世界だから常識が通じない可能性があるがな。


「毒をくらったらオレが治してやる」


「ありがとにゃ。ボクがシティーボーイなせいでごめんにゃさいにゃ」


 しょんぼりするレオを撫でて、2人で散策に出掛けた。

 泉の周りをグルっと回ったら、何種類かの木の実を手に入れた。


 おまけに、この近辺には動物も魔物も近寄らないのが判った。

 オレを無視して逃げていくオークを、背後から殴り殺した。逃げる敵が1番安全に倒せるな。

 オークはゴブリンと違って一撃で倒せなかったけど、攻撃が通じるのが判ってよかった。



 ドラゴンの死骸がある場所に戻る。

 背中に乗って食事にした。木の実が食べられるようなら、オレもお菓子の節約したいし食べよう。


「ごしじんさま。この木の実は美味しいけど、こっちの大きいのは不味いにゃ! 強くにゃってにゃかったら、危なく気絶するにゃ」


 そんなに不味いのか……くり抜いて兜にするのはダメかな?


「他にも木の実はいっぱいあるんだし、無理に食べなくてもいいぞ」


「そうするにゃん。ボクはもうペットじゃにゃく、ごしじんさまに仕える騎士にゃ。ワイルドにいくにゃ」


 そういうとレオは大きい木の実を真っ二つにした。

 半分になった木の実を見ていると、サ○エさんのオープニングを思い出す。

 もう続きが見れない可能性があるから、余計にしんみりするな。


 オレはレオを木の実の上半分を持たせて、腰を左右にを振らせる。


「あははははっ! リアルで見れるとは思わなかった」


「この意味不明にゃ動きで、ごしじんさまが喜んでくれるにゃら、頑張るにゃ~」


 高速で腰を左右に振るレオが可笑しくて、凄く笑った。

 なぜだかツボに入って10分くらい笑ったが、我に返ったら急に醒めた。


「……むなしい」


「にゃんかボク悪いことしたかにゃ?」


「してないぞ。普通の猫にはできない動き、実に楽しませて貰った。ありがとう」


 しかし、オレは娯楽なしでは生きていけない性分なんだよな~。

 それに、真由たちは無事だろうか? 4人一緒だし、オレみたいに力を与えられてるだろうから大丈夫だとは思うが。

 真由のお尻の感触がないと、手持ち無沙汰というか落ち着かない。


 木の実や果物を集め終わり、夜になっても魔物が近付く気配はなかった。

 それでも交代で見張りをすることになり、退屈な時間を過ごした。


 朝になり果物で水分を補給すると、周囲の散策に出掛けた。

 どれだけ捜しても、近くに魔物も動物もいなかったので、3時間くらい歩いて拠点から離れたら、ようやく魔物に遭遇した。


 それでも、鼻がよさそうな魔物はオレたちに近付くのを嫌がっているので、ドラゴンの匂いに怯えているのかもしれない。

 こちらとしては好都合だ。逃げる敵は安全に攻撃できるし、倒せる魔物と倒せない魔物が判っていれば、戦闘の方針を決められる。


 何匹もの魔物を倒して拠点に帰ると、ステータスを確認してMPをチェックした。

 レベルは9になり、MPがオレの身長と同じ182まで上がった。

 1日過ごして安全は確認できたので、武器が欲しい。

 もっとラクにレベル上げができれば、早く森から出られるかもしれない。


 182もあれば、かなりの剣が作り出せるはずだ。

 オレは空想現実化を使うことに決め、集中して考えると、神剣のような物を空想すると頭が少し痛くなった。MPが足りないんだろう。


 頭が痛くなくなるまで性能を下げて空想していく。

 すると、材質は鋼鉄で名剣に分類される剣を空想できた。

 材質のランクを鉄に落とせば、付与効果を付けられるようだし、悩むな。


 たいした付与効果でもないし、鋼鉄の名剣にしたほうがいいか。必要なくなったら街で売りやすいかもしれないし。

 この世界の事情が判らないし、付与効果がある剣の扱いが判らない。迂闊なことはできない。まさか銃刀法なんかないと思うが。


「とにかく今は武器が欲しい。石で殴り掛かるのは反撃のリスクがあるし」


「それにごしじんさまは、血がついたら嫌がるにゃ」


 手を洗ってもなんか気持ち悪いんだよな。石鹸も作ろうかな。

 このMPなら、使っても減らない魔法の石鹸とか作れそうだし。


「まずは剣だ。空想現実化、鋼鉄の名剣」


 目の前に光が集まり剣の形になっていく。オレの空想通り短めのバスタードソードができあがった。鞘と剣帯も付いている。


「ごしじんさまの力は不思議だにゃ~。何もない所から武器が出るにゃんて」


「オレが1番不思議に思ってるよ。どんな原理なんだろうな?」


 刃の長さは70cmくらいで、片手でも両手でも持てる(つか)。バランスも悪くない。重さはなぜか軽めだな。

 オレの筋力が上がったからか、でもペットボトルの重さは以前と変わらないけど。


 ひょっとしたら、意識しない限りはパワーを発揮できないのか?

 意識して力を込めると、確かに重さはほとんど感じなくなった。


 意識しないと日本にいた時、つまりはレベル1の時の力しか使えないようだ。

 そりゃそうだよな。筋力が上がっても筋肉が付いているわけじゃないんだから、ステータス通りの力を発揮するには、強く意識しないとダメらしい。


 レベル1の時が基本値で、筋トレとかすると基本値が上がるんだろう。

 そこにレベル上げによる数値が、意識するとプラスされるんだな。


 とりあえず剣の練習をしてみるか。

 ドラゴンの背中から飛び降りて、素振りを始める。

 オレは剣術の素人だからな。毎日のように練習をしないと、神剣を出したところで使えるとは思えない。


 幸い、スサノオノミコトに変身した時に、剣術の知識を少しだけ手に入れたし、感覚的にどう使えばいいかは解ってる。

 あとはその感覚を、自分の体で再現できるように練習をすればいい。

 オレは見張りの交代時間まで、休みながら剣を振った。

 次の話は朝方投稿します。


 ステータスです。


 レベル9 逢坂想太

 HP 95 MP 182

 筋力 45 体力  51

 敏捷 33 器用  26

 魔力 58 魔防  34


 レベル8 レオ

 HP 21 MP  0

 筋力 12 体力 60

 敏捷 71 器用 37

 魔力  0 魔防 14

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― 新着の感想 ―
身長182cmで靴サイズ24cmの人間は奇形すぎてまともに動けないと思います。
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