Love on one side.
登場人物
*倉田美紀 15歳の中学3年生
*関原奈津 美紀の友達。15歳の中学3年生
*加地博樹 美紀のクラスの数学担当。年齢は42歳
これは1年4か月前の話です。
私は中学1年生という1番下の学年から一つ上がって中学2年生になった。
そして中学2年生になるということは"先輩"にもなるということだ。
私は、そんなワクワクの気持ちでいっぱいだった。
今日の予定は10時から始業式で12時からは入学式、そして2時からは着任式。
今日は担任も発表されるからみんなワクワクしている。
「美紀、あと少しで始業式始まるね」
「そうだね」
「担任誰だろうね?」
「宮田先生かもよ?」
「宮田先生って去年の美紀の担任だったあの先生?」
「うん」
「あの先生か・・・どうだろうね?」
「楽しみにしてようよ」
「うん」
奈津と話をしていたら始業式は始まった。
いよいよ担任発表だ。
私と奈津は今年同じクラスで2年4組だ。
教頭が舞台に上り、全校生徒の視線が一斉に教頭に向いた。
「では、2年生の担任発表をします。2年1組は木元由莉先生。」
"やったー" "えー" などと様々な声が1組から聞こえる。
「続きまして2組の担任は元仲悠斗先生です。」
元仲先生は女子から人気の24歳の理科の先生のため全クラスの女子から様々な声が聞こえる。
「3組の担任は太城由希先生です。」
太城先生は28歳の家庭科の先生のため何故か男子から人気がある。男子は興奮している。
「4組の担任は津田茜先生です。」
私は、嬉しかった。津田先生がずっといいな、と思っていたからだ。津田先生は30歳で体育担当の先生だ。横を見たら奈津も喜んでいるようだった。
5組担任は数学の谷原剛先生。6組は宮田奈津子先生。
そんなこんなで無事に始業式は終わった。
11時から12時までは自由時間。
私は奈津と一緒に、教室で二人教科担当の話をしていた。
「ねえねえ美紀、国語誰になると思う?」
「石本先生とか?」
「ああありえるねー」
「じゃあ奈津、数学は誰になると思う?」
「やっぱ谷原先生?」
「そうかなー?」
「でも結構みんな変わりそうだよね」
「そうだね」
そこへ担任になった津田先生が来た。
「倉田さんと関原さんだよね?」
「倉田美紀です」
「私は関原奈津です」
「二人とも宜しくね」
「宜しくお願いします」
とうとう12時になり入学式が開始した。
1年生はみんなスカートが長い。
私は式の途中、危うく寝そうになったが何とか終わるまで保った。
入学式も無事に終わり、そのまま着任式へ。
「では今日は、新しく着任された先生の紹介をしたいと思います。」
いきなり副校長が大きな声で言うもんだから浅い眠りにつきそうだった私の目は一気に冷めた。
「では新しく着任された先生方、舞台へどうぞ」
ぞろぞろと新しく来た先生が上る姿を見ながら私はある先生に一目惚れをした。




