ZERO -始まり
あとは頼んだぞ。
息子よ…
ハッと目が覚めた。
またこの夢だ。
洗面台で顔を洗い、服を着替え、またいつもの日常が始まる。
俺の名前は死龍真。死龍家の次男として生まれて来たが、5歳の時の洗礼でスキルを授かることができず、家の使用人に連れ出され、人身売買組織に売られ、そして今はMHSという所にいる。
簡単に説明すると、世界中から身寄りのない子をここ日本に集め、言語や学問、
そしてハンターとして生きていくための技術を教える組織だ。
全てのことの発端は、俺が生まれる大体15年くらい前らしい。
突如、世界中に【ゲート】というものが出現し、異世界モノの小説や漫画に出て来そうな魔物たちが攻め込んできたらしい。だがしかし、それと同時にこの世界の人間の一部は、〔スキル〕と〔魔力〕なるものを手に入れ、それを持って魔物たちを倒して、徐々にゲートを閉じていった。そして後にこのスキルを使って魔物たちと戦う人々のことを【ハンター】と呼ぶようになった。
しかし、一つ閉じればまた一つ別のゲートが出現するといった具合で、それが今日まで続いているそうだ。
スキルがなくて大変か、だって?そもそもこの世界でスキルを授かることができる人間は、世界人口から見ても全体の1%くらいしかいないし、MHSにいる子のほとんどはスキルなんて持ってない。それに俺は魔力は持ってるからある程度は戦える。だから問題ないね。
おっと、話してたらもう朝食の時間だ。朝ってのは時間すぎるの早いよねぇ。
じゃまた。




