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74.キラくんといっしょにバイオレンス

 

 

「レリーさん、シージャックってどういうこと?」


 キラくんがあたしの代わりに状況を聞いてくれる。何故かララちゃんが「その手がっ!あったのです!!」と呟いてるけど何の事やら。

 キラくんの問いにレリーが説明を始める。


『今から5分程前ですが、20名の全員が青の服を着用した男女がパーティー会場へ侵入しスタンバトンとプリンタガンを手に会場を占拠しました』


ふぅん、青の服というと例の頭のいかれた変な集団だろうか。思想結社だの宗教結社だったかかな。ってかある意味閉鎖空間である船に入ってきてる時点で、内部に協力者がいるんだろーなぁと考えつつレリーの話に耳を傾ける。


『現在、防犯カメラ、通信設備のシステムの類は占拠され遮断されており、個人の通信機器、端末も妨害され使用不能となっています』


 なら何でレリーが活動出来てるかと言えば、あたしの端末にストレージされてるのと、奴等独自の通信設備を利用してるんじゃないかと思う。ララちゃんはちょっと分からない。


『会場内は男女に分けられ集められ後ろ手にビニールテープで拘束され座らされており、女性の方を誰かを捜す様に確認作業をしているところです』


 うん、思想云々よりも、あるいはそっちが主目的メインなのかもしれない。


「サキちゃんじゃないの?捜してるの」


 はて、何故なにゆえとも思ったが心当たりは色々あり過ぎるので、何でそんな風に思ったのかキラくんに聞いてみる。


「どうしてあたしを捜してるって?」

「あぁうん、受付でサキちゃんがコサージュ受け取ってたでしょ。僕、あれ女の人に着けて貰うもんだとばかり思ってたんだけど、サキちゃん以外誰もそんなもの着けてなかったからさ」


 げっ、受付からかっ!ってかよく見てるよねキラくん。

 あたしが思わず感心してると、ララちゃんが何かを見つけてホロウィンドウを表示する。


『マスター、こんなの見つけたのです』


 文字列がズラズラ並べられている。よく見るとどっかのチャットルームの実況ログみたいだ。VRのタグがあるところを見ると、環境型のVRルームで何かをやってるみたいだ。

 別のホロウィンドウにルーム内の映像が映しだされる。

 そこには正面には壁一面に広がる巨大なモニターと30cmほど高くなった舞台と演壇にスーツ姿の仮面を付けた男が何やら説明をしている。

 演題の反対側には、パーソナルスーペースといえる低めのテーブルとソファが扇状に幾つも並んでいる。何だこれ?


企業組体コミッションの秘密会合なのです。どうやら今回の事態は、この人達の仕業みたいなのです』


 モニターに表示されてるのは、今回のシージャックが成功するかとか失敗するかとかの文言の次に倍率とやたらと大きい数字。これって………。


「トトカルチョ?」

「ってか、まんま賭博だよねこれ」


 画面をよく見ると成否の他に人数とか被害数とかも事細かく設定され、その分倍率も高くなっている。

 人の生死を賭けの対象にする神経が今ひとつ理解しがたいと思いはするが、そういうものだと思って呑み込むしかないかと胸の内にあるもやもやを抑えこむ。

 あたしだって何にもカンにもにケンカを売り買いするわけじゃないのだ。


「………でさララ、こういうのって出来る?」

『もちろんなのです。任せてなのです!』


 キラくんがララちゃんに何かを頼んだみたいだ。……ララちゃんて元々アテンダントスピリットだったのに、すでに人外魔境の域に行ってる気が………。

 あたし的にはララちゃんをどうこうする気は全く無いし、キラくんを慕ってるので特に問題はないと思う………うん、思うよ。


 そしてチャットルームに変化が訪れる。大画面モニターの上にひとつの文章がピコンと標示される。

 どうやらこのチャットルームの様子はライドシフトしなくても企業組体コミッションの人間であれがログイン出来るみたいだ。

 もちろんある程度上位の人間に限られるのだろう。


『ただ今新たなベットが貼られました!……これは、またかなりの大振りなベットが来ましたね。船の人員と彼等の能力からしても、このベットは大穴と言ったところでしょうか!!』


 司会役の中肉中背の目元にマスクを付けた男がそんな風に解説をつけている。その内容はといえば―――ー


 [船内の人間]が[2人]で[グループ]を[制圧]する。


 どうやらセンテンスの数と可能性でオッズが変わるみたいだ。

 ルーム内が大爆笑に包まれる。そこここで言葉と笑い声が交わされる。主に嘲笑の類いで。

 そしてAIが成功率と可能性を加味してオッズを決定する。


 その倍率25万8330倍。


 ベットの金額は100万。………これ当たったら洒落にならないんですけど。


「キラくん、これどうするの?てか拙くないの?」

『大丈夫なのです!副会長さんのアカウントを使っているのです』


 ララちゃんのハッキングスキルが凄いことになってる。この手の組体の電脳セキュリティーレベルって世界最高峰って聞いた覚えがある。

 あたしでも少しばかり躊躇してしまう。

 普段は違法イリーガルな事はララちゃんはやったりしないんだけど、キラくんの頼みだとそんなものは紙装甲にも等しいのだろう。

 ちら、とキラくんを伺う。

 何気にキラくん怒ってる?2人で制圧ってもしや………。


「キラくん?これってもしかして………」

「うん。僕とサキちゃんでやっちゃおうと思うんだ」


 ニコリンとあたしに素敵笑顔を見せてくるキラくん。おふん。


「確かに中の様子を見てるとやってやれないことは無いと思うけど……。この格好じゃ、ちょっとねぇ」


 あたしは視線を下ろして自分の姿を見回す。キラくんもそれに気付いて室内を見回してから倉庫にあるドアを開けて中へと入って行った。

 キラくん一体どーしたんだろうなぁーとレリーが映しているホロウィンドウを眺めると、思わず納得する。

 映っている会場、男女に分けられ座らされてる人達の中に子供が何人かいる。

 涙を堪えながら恐怖に身体を震わせてる子や、泣き出した子を大人が口を身体で抑えて黙らせてる様子など。

 きっと子供に理不尽を突き付けている大人たちに怒りを覚えてるのだろう。

 自分が大人達にされてきた理不尽。力の無い者に向けられる暴力。謂れのない自分勝手な妄想を要求する大人の理不尽。

 あの子供達を通して自分の過去を顧みてしまってるのかも知れない。

 男側を睥睨している襲撃者は彼等を囲むように無表情で警戒をしている。

 女性側は襲撃者の女達が端末を見ながら若い女性をひとりひとり確認している。


「レリー、音声は出せる?」

『………少々お待ちください。お待たせしました』


 女性達を確認した後、女が壮年の男の方へ戻り話をする。


『いないとはどういう事だ?』

『はい、たしかにコサージュ(マーカー)を渡した筈なのですが、別の人間が身に付けていたのです』

『ならば船内のどこかに隠れてるというのか?』

『おそらく………。出口は封鎖しているので、船内にはいる筈です』

『……分かった。5名ほど捜索部隊を出す。船内をくまなく捜し出せ』


 コサージュ?おりょ、どうやら本当にあたしのことを捜してるみたいだ。キラくん大当たりだね。

 テロじゃなく拉致誘拐とか、どこのダ◯ハードだか。

 キラくんの事もあるし、あたしも振りかかる火の粉は叩いて潰す主義だから遠慮なしで行こう。

 それにしてもこの格好どうしよっか。

 そんな事を考えてると、キラくんが倉庫から何かを抱えて戻ってきた。


「サキちゃん、これどうかな?」


 わぉ、素敵です。


 

 

   *

 

 

 警備通信コントロールルームから連絡が途絶えたとのことで、急ぎ駆け足でそちらに向かい捜索組の3人と合流する。

 最初の予定では我々にとっての資金協力者を連れ出し、我々の思想がいかに素晴らしいものか理解を深めて貰い、同志として協力を仰ぐというものだった。

 他の者は何となく自分の主義に合っているとか、主義を理由に自分の行為に正当性が持てるという者もいる。

 目指すものが同じであれば、その経緯は特に気にならない。

 通路に表示されているガイドを頼りに警備通信コントロールルームへ向かい扉を叩くが反応がない。

 訝しみながらも声を掛けるが、うんともすんとも何も聞こえてこない。鍵をかけてるのか扉も開かない。

 通信も反応がない。

 どうするかリーダーに伺いを立てようと端末を手に取ろうとすると、ギィと扉が開く音が聞こえてくる。奥にある部屋の扉が外に開く。

 そしてぴょこんと長い耳が扉から現れる。次に顔がにゅっと出てきた。


「………」


 何故こんなところにウサギの着ぐるみがいるのだ?

 少しばかり呆けていると、1人の同士が銃を構え警告する。


「動くな!両手を上げて出てこい!!」

「班長。もしや捜索対象なのでは?」

 今1人の同志がそう言って来たので、あるいはそうなのかも知れない。

 警告した同志が緊張しながら、己の行動に酔っているようにそれに近づく。やることは変わらないのでそのままやらせておくことにする。

 扉から出て来たウサギは両手を上に上げ、ピョコタンピョコタンと足音を立てて同士に近づく。2mの距離。


「う、動くなっ!」


 同志がトリガーに指をかけた瞬間、その同志が横へと水平に吹っ飛んでいった。


「なっっ!!」


 寸の間驚き落ち着こうと息を吸いコクリと飲み込もうとした時、正面の扉からガチャリと音が響く。

 しかしガツンという音とともに衝撃を受け、何が起きたかも分からずに意識は黒く染められて行った。

 

 

   *

 

 

 ドアの前にいるであろう襲撃者へ思いっきりドアを蹴り上げる。

 1人を巻き込み、もう1人はそれの巻き添えを食って気絶する。


「パッ、パグッ!?」


 こっちを見て指差し驚いてる男にアゴパンチ。脳震盪を起こしクタリとヒザ落ちする。

 キラくんは蹴り飛ばした相手の元へ行き、ガムテープで両足と後ろ手に回した両腕をぐるぐる巻きにしていく。

 残りの3人も同様に拘束して、コントロールルームへと放り込む。


『残り16人だけど、どうしよっか』


 ウサギの着ぐるみを着たキラくんがそう聞いてくる。レリーとララちゃんの調べで全部で20人と分かっている。

 そう、あたしとキラくんが身に着けてるのはウサギとパグの着ぐるみだ。むかし子供番組で一世を風靡したラビぞー&パグ太だったかな。布製のもこもこの全身スーツに大きめの頭。何でこんなのがあったのかは分からない。

 頭が大きいのでバランスを取るため技合わせをして、身体を馴染ませてから今の状況に至ってる。


『それでしたら少人数を誘き出して、各個撃破するのはいかがでしょうか?』

『どうやって?』

 

 レリーがそう言ってきたので、どう言う事か聞いてみる。


『はい。あるじ様が目的なのですから、それを逆手にとって発見と応援の要請をして少人数をを倒していくのが良いかと』


 ふむ、幸い奴等の端末を手に入れた事だし、やってみても悪くないアイディアかな。


『それじゃ、それで人数減らして行こう。レリーやってちょーだい』

『畏まりました。あるじ様』

『あ、ララ。監視カメラの映像の差し替え頼むね』

『はいなのです。まかせてなのです』


 こうしてレリーの戦術で戦力の分散投入と言う愚策を繰り返した結果、会場には5人の襲撃者が残るのみだった。


『ララちゃん。映像解除よろしくね』

『はいなのです』


 会場に入る前に差し替えていた映像を戻して貰う。やっぱり賭けは成立させないとね。


 ピョコタン、ピョコタン。ピョコタン。

 パグ、パグ、パグ、パグ。


 変な足音を鳴らしながら、あたし達は会場の中へと堂々と入って行く。


「犬とウサギの着ぐるみ?何者だっ!!」


 2人の男がプリンタガンをこちらに構え狙い撃つ。

 パンパンと破裂音に客の皆がが小さく悲鳴を上げるが、あたしとキラくんはそれをものともせずに頭に付いてるカメラを庇いながら突き進む。


 何を隠そうこの着ぐるみ、頭の部分には内側にモニターがあり、外の様子が鮮明に見ることが出来、しかも布の裏地にはアラクナノファイバー(防弾・防刃機能の糸)が貼り付けてあり、そんじょそこらの防弾チョッキより高性能なものだった。何で着ぐるみに?と思わないでもなかったが、今はありがたく利用させて貰ってる。

 平然とパグパグ音を立て突き進むあたしに驚く男に、鳩尾へ手刀を突き入れ頭が下がったところへ更に手刀を首へ叩き込んで無力化。

 キラくんの方も2人をスタンバトンを躱し、逸らしながら人の弱点三点セット(喉、鳩尾、眉間)へ3連撃を見舞わせてあっという間に倒してしまう。ピュルルン揺れる耳が何ともラブリー。


 などと考えてたら横あいから白刃があたしに向かって襲いかかる。

 思わず身体をずらし躱してしまう。刺されても問題はないと思うけど、セーフティーゾーンは広めにと言い訳しておく。

 そこにいたのは受付にいたあの女性だった。青の戦闘服に右手と左手にセラミック製の大振りのナイフを持ってこちらに対峙している。

 つぃと動いたかと思うと右手のナイフが突きを連続で放って来る。

 バックステップで躱し手で払い退けてると、左手のナイフが斬り付けてくる。何とか紙一重で躱し少し離れて様子を伺う。


 「ぐぇっ」っと声がしたのでそっとを見やると、キラくんが残り1人を倒したところだった。

 ふむ、こっちも負けてられませんな。彼女の戦法は手数の多さとコンビネーションの多彩さ。そう、爺様があたし達に教えたものによく似ている。

 ただ彼女の攻撃には色がない。精彩を欠いてるといった方がいいか。ひたすら覚えている技を繰り出す機械のように。

 あたしが爺様から学んだのは、手数を増やすことと確実に当てること。

 威力は小さくとも、当てればそこに活路を見いだせると。

 2連撃の斬り払いの後飛び込みざまの突き込みを右外へ躱し、右手首を掴み関節部へ3発入れる。

 すると右足を軸に回し突き蹴りが頭へ襲いかかる。すかさず手を引っ張るように流しバランスを崩す。

 そして脇腹と背中に1発づつ。「けほっ」と息を吐いたところへ首に手刀を叩きつけようと首を見ると、緊張している筋肉を見てあかんヤツだと思い背中へもう1発。

 グラリと傾く身体に精細さを欠いても戦う意志を見せる。何が彼女をそこまでさせるのか。

 首に衝撃を当てて無力化出来ないとなれば、アゴ狙いか。


『サキちゃん、これ』


 あたしに向かってスタンバトンが投げられる。あたしはそれをパシと受け取りスイッチを入れて彼女の首元へバシリと当てる。


「ぎゃっ!」


 バチチと音と叫び声を立てて彼女が倒れる。いやぁ、なかなか手強かった。思わず息をぷはぁ―と吐き出す。


『ララ、どう?』

『通報したのです。例の部屋の人達は唖然としてるのです』


 着ぐるみ搭載の通信装置でそんな会話を聞いた後、倒した2人共をガムテープで両腕様足をぐるぐる巻きにして横にしておく。


 襲撃女のナイフを手に取り、拘束されている女性達の方へ行って1人のビニールテープを内側からスパリと切る。

 呆けている女性にナイフを手渡し会場から出ようとすると。リーダーらしき壮年の男が気付いて負け犬の遠吠えの如き台詞を吐いてきた。


「貴様っ!こんな事をしてただで済むと思うなよっ!!我々の背後バックには企業コミッっっ!くげぇっ!!」


 ヤバ気な事を言い出した男をキラくんが鳩尾を蹴って黙らせる。何そんな簡単に黒幕暴露してるんだか。アホなの?アホなのっ!!

 そこへ捕まっていた男共がこちらに向かって叫び出す。


「おいっ、お前ら何やってる。早く私を助けろっ!!」「黙れ!若造がッ!!君達、先に私の拘束を解いてくれっ、頼む!」


 ぎゃーぎゃー喚きだした男達をよそに、女性達は黙々と拘束されたビニールテープを切って解放していく。やっぱ女は逞しいね。


 会場を出て倉庫へ行き着ぐるみを奥に隠し戻して普段着に着替えてから、別の船室でビニールテープで腕を拘束して横たわる。


『マスター、PMさんが来たのです』

「じゃ、ここでじっとしてようか」

『はいなのです』


 やれやれ終わったか。あたし達はPMがやってくるまで気絶してフリをしておく。くかーっ。

 

 

 

 数日後キラくんの部屋で2人、タコ焼きパーティー――――タコパーをやっていた。

あの後PMに救出?されてから事情聴取の後、解放されたのは深夜を過ぎたので近くのホテルにチェックインして一夜を過ごす。

 私達は帰ろうとした所で賊に襲われ、あの時まであの部屋にいたということにし、着ぐるみの2人組は船内から搭乗口を出ていつの間にかいなくなったということで、目下捜索中らしい。


 ララちゃんが監視カメラの映像とちょちょいと加工して、ラビぞ―&パグ太が船から出て行く姿を作ったみたいだ。こっわ。

 お陰であたし達の存在が表沙汰にならずに済んだので、結果オーライってとこだろう。

 どうやらその後、商業組体ソサエティーではこのシージャックを無かった事にしたらしい。あの場にいた客全員に迷惑料と口止め料を含んだ物を渡して幕を閉じようとしたみたいだ。

 あたしとキラくんにも連絡が来て、もちろん了承している。

 まぁ、それでも人の口に戸は立てられぬと言うもので、ネットの噂話などでチラチラ流れてはいる。

 ただ相手が相手ソサエティーなのでメディアもおいそれと報道出来ないところはある様だ。スポンサーだしね。


 そして驚いたのはあの女性だ。何でも訓練中に行方不明になっていた特防団の1人だったというのだ。

 何やらクスリと暗示で精神誘導を受け行動してたとか。はぁーよく倒せたもんだ。

 そんな彼女の事だけが、結社の事は何も報道せずにニュースでたれ流されている。まぁ、終わった事だ。


 今日のキラくんはタコ焼きマシーンと化していて、菜箸を使って器用にくるくるとタコ焼き器の中で生地を回転させ出来た傍からあたしの皿に置いていく。

 生地は通常のと卵多めの2種類で、具はタコだけでなく、モチ、チーズ、コンニャク、ウィンナー、肉など何種類にも及ぶ。

 出汁の代わりにラーメンスープに付けて食べてもけっこー旨い。

 やっぱ、あーゆー堅苦しいパーティーよりもこういうのが1番だ。

 でも、キラくんがかっこ良かったから、何回かは行ってみても良いかもしんない。

 


 もちろん、キラくんが着たラビぞーの着ぐるみは回収済みだ。これは秘密にしなくては。ふふん。

 

 


(-「-)ゝ お読みいただき嬉しゅうございます

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