びばりば
「先生、ご相談が・・・」
おや、珍しい。弓道部部長君です。
短髪、高身長、適度な筋肉。
すっきりとした二枚目君ですよ。
「指導室がいいかしら?込み入ったお話?」
「はい。できれば。」
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「つまり、恋人に抱かれているけど、時々、抱きたくなっちゃうってこと?」
「いや、先生。いつも甘やかされているようなのでたまには甘えさせてあげたいという発言がどうやったらそんなになっちゃうんですか?」
え~だってそういうことでしょ?
生徒会長は確かに綺麗系攻めだけど、うんうん。受けだって問題ないじゃん。
いや、私、基本、どんなカップリングも美味しくいただけちゃうけど。
「だから、いつもと立場を逆にしたいんでしょ?何?生徒会長の喘ぎとか聞きたくなっちゃったの?」
部長君はため息をついて目玉をぐるぐるすると、頭をわしゃわしゃとした。
あら、乱れ髪も素敵。短髪のところどころが立ってお色気あるわ~
これに生徒会長もやられてるのねえん。
「分かりました。素直にいいます。この間、あまりにキスが気持ちヨクて、ついこっちからも舌を絡めちゃったんですよ。そのときの生徒会長の声とか浮き上がった身体がすごくイロっぽくて。思い出すだけでたまらないんです。触られるだけじゃあ我慢できなくて触るようになって、そしたら時々、喘ぐんですよ。もうね、どうしようって。」
「なんで、どうしよう?いいじゃんやっちゃえば。」
アホか!って目で副校長を見るな!
相談してきたのはお前だろう!
「だって俺は受けなんですよ?」
情けない声が、かわいいわ。うんうん。受けだわ。
でもね、キラリーン!
「誰が決めたの~?やあね。ダンダン恋愛にはリバーシブルってジャンルがあるのよ?知らないの?」
うらやましいくらいだよね。リバ。
どっちも気持ちいいなんて最高!
「あのね、君は生徒会長に抱かれて気持ちいい?」
「そりゃあ・・・」
「だったら、生徒会長のことも気持ちよくしてあげるだけしょう?迷うことなんかないわ。」
女神スキル発動。いつものデバガメモードを封印し、暖かく生徒の恋を応援する副校長。
「せ・・せん・・先生!ありがとうございます。俺、がんばります。」
うわ~この子ががんばったら、リバどころか、逆転だなあ・・・
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----遠藤先生、至急、生徒会室までお越しください。
生徒会長のヤツ、副校長を生徒会室まで呼びつけやがりましたよ。
ぷんすか怒りながら生徒会室にいった私は、言葉もなく身悶えた・・・
そこには、ソファの肘掛に身体を預け、けだるげにする麗しの生徒会長くんがいました。
首にはべったりとキスマーク。これで学校にくるとは思えないので学校でいたしたんだね・・・
「腰?」
恨みがましくこちらを睨む生徒会長にそっと問えば、
「腰だけじゃあ、ありませんよ。あちこち痛くてどうにもなりません。」
あら~声もか!
「そんな声がでなくなるほど、良かったの?ヨガッタノ?喘いだの?きゃ~」
「恨みますよ、センセ。あいつに余計なこと教えて・・・」
「いやだなあ、会長だって良かったくせに。いいよね、リバ!ビバリバ!」
おばちゃんのカバンをあさると当然でてくる『飴ちゃん』を、取り出すと、生徒会長の口元に出しだす。
あ~ん。
あきれた顔で飴を口にする生徒会長。かわいい。
「先生、幸せソウデスネ・・・」
「あなたたちもね。一応、私は教師なので学校であからさますぎないようにね・・・そのキスマークは犯罪レベルだと思うよ?愛されてるわねぇ」
照れる生徒会長はかわゆくて、ちょっと弓道部部長の気持ちがわかっちゃっいました。
かわいい、生徒が幸せでよかった。




