頼れる友
家庭教師としての最初の仕事が終わり塾に戻った吉川は塾長と話した後、家へ帰るため、大きめの公園を歩いていた。
いやーにしても生徒の情報を聞いてから、返事をするべきだったな…まさか同級生だとはな、それも席隣って…どんな奇跡だよ
そんなことを思いながら歩いていると、近くのベンチに座ってスマホを触っている人が声をかけてきた
「あれ?水輝ちゃん?」
(うん…?この声でちゃん呼びってことは…)声の方に視線を送る
「やっぱ、優ちゃんか!」
この男は友人の【松永優作】俺は優ちゃんって呼んでいて、彼も俺と同じく、過去に人と違うことで苦しんだ経験がある人物だ。彼は主に運動系が得意で周りにから除け者扱いされていた。
「何してるんだこんな所で」
「ゲームだよ」そう言ってスマホ見せてくる
「あぁ位置情報を使うゲームね」
「おうよ、にしてもなんか浮かない顔しとったな、話聞こうか?」
「いや…聞いてくれよ」
そして俺は優ちゃんに今日起きた出来事を全部話した。
優ちゃんは笑いながら話を聞いた
「はははははぁ…おもろ、どんな奇跡だよ、あともう一つおまけに、石山さんとは俺、小中同じ学校だよ」
「だよなー2人共住んでいるエリア的に、同じ中学通ってるよな」
「同級生時々家庭教師ってか、てか水輝ちゃんが高校生の家庭教師っていけるんかいな?苦手やろ?」
「やるといったからにはやるけどよ…正直少し怖えよ、それに相手は女性だから尚更な」
「ふーん…そうか…まぁなんかあったら連絡してや、手ぇ貸すで」
「あぁその時は頼らせてもらうよ」
それから俺たちは少しスマホゲームをして解散したのだった。
次の日
吉川は教室の椅子に座りながら考え事をしていた。
うーん失敗したかもな、昨日教えている最中に俺の能力を教えてしまったのは迂闊だったかもしれない…だが、そうしないと距離を取るのが難しいしな…まぁ言ってしまったことは取り消せないからこれかどうするかだ、石山さんが隣にいる以上、迂闊に個人話できないな…ワンチャン席替えとかしてくれねぇかなーそしたら少しは気が楽になるし
そんなぶっ飛んだ考えが数分後に起こるとは思いもしていない吉川であった。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




