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発声器官

「やあ、わたしはカレン!」


そう言って近づいてくる枝豆がいた。


「わっ、枝豆が喋ってる!」


「失礼な、枝豆にだって命はあるのよ!」


「モモモーモ?(どうしたの?カレン)」


「ごめん、さすがの私も牛の言葉はわからないの…www」


「ところで、なんの用だ?まさやに危害を加えるつもりなら、殺す。」


「ちょ、待てや。わたしはその牛にとっても美味しい話を持ってきてやったのに。」


「モーヌ?(なーに?)」


「私が牛に寄生して、牛の発声器官がわりになってやろうって思ってね。」


「それはいい話だが…嘘はついてないな?」


「やーね、しがない枝豆が嘘つくと思う?」


「モモモーモ(うちの意見聞けよ)」


「しょうがないな…もしお前が裏切ったりでもしたら、すぐに殺すからな?」


「それはOKてことでいいよね?」


カレンがまさやの肩ロースあたりに飛び乗り、枝豆のあのちょっと硬い部分を突き刺す。すると徐々にカレンとまさやは同化しはじめた。


「牛、なんか喋ってみなさい。」


「お前らうちの意見聞けよ。」


カレンが口(?)を開くと、まさやの声が響く。


「やったなまさや!」


まさや達の影を、また眺める者がいた…












一方その頃、魔王城では、はすみが水晶を通してまさや達の様子を眺めていた。


「くそっ、男と枝豆とばかりイチャイチャしおって…」

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