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74. スクリューボンバー号

 「さあ!出発じゃー!」


 広場に着いた私たちは、クウ村長が広場の倉庫から大きな歪な壺を浮かせて運ぶのを待っていた。


 「聞いて驚け、見て驚け、さらにさらに、体験したらもうたまらん。これがクウ村の秘密移動壺スクリューボンバー号じゃーーー。さぁ乗り込め~。」


 言うが早いかクウ村長がいの一番に乗り込んでいく。次にトンテンカンも乗り込んでいく。


 「私たちも乗りましょうか」

 「そうだね」


 乗り込むと分かるが、壺はだいたい丸いがこれは違う。デコボコなのだ全体的に。


 「クウ村長、なんでこんなにデコボコなんですか?」

 「そりゃ~動き出せば分かる」

 「「「しっかり捕まっておくんだよ」」」


 動くまで分からないが、トンテンカンが言うようにしっかり捕まっておこう。トンテンカンを見ると内側には革で作られた固定具が至るところにあった。トンテンカンを真似して、革で手足を固定する。クウ村長は壺の縁に掴まり、壺の口の部分から顔を出している。


 「キョウはこっちゃ来い」

 「……わかったよ」

 「それじゃあ、皆の者準備は良いか!」


 皆返事はせず、手足に力がこもる。


 「発射5秒前、5……。4……。3……。2、発射~」


 やりやがった。不意を突かれた。凄い衝撃が体にかかった。

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