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56. ドラふたたび
「バンさーん!」
あの後、広場に着くまでに子供から老人まで、色々な人に声をかけられた。やっぱりこの大きさだと目立っている。やっと倉庫にたどり着き、バンさんを呼んでいる。すると、向こうの方から聞き覚えのある声が聞こえた。
「おいおい!どういった騒ぎだぁー!こりゃー。ん!」
声の方を振り替えると、ドラさんが子供達を引き連れて、こちらに向かってきていた。そして、騒いでいたがフサワシに目が行くと止まった。
「なんじゃこりゃ~!キョウ!オメーが獲ってきたのか?」
「そうだよ!リーンと2人で獲ってきたんだ。」
「ふたりで……。」
そう言って私の方を向くと固まってしまった。数秒後……。
「キョウ!オメーは俺様と勝負せい!壺祭りの壺レースでじゃ!勝ったらっ……かったら……そんときっ、かんがえる!い、いいいな!」
「望むところだよ。今回はユウと2人で出場の予定だから、優勝を狙うよ!」
「じゃあこっちも、カンと2人ででたらー。勝負じゃ!」
「わかったよ!」
「じゃあな。当日が楽しみじゃ!」
私とキョウを交互に見ながら、時々つまりながらも話をして去っていく。壺レースどうなることやら。




