31/76
29. ワルガキのドラ
「オラッオラッオラー!」
何度か壺積みで遊んでいると、向こうの方からどなり声が聴こえてきた。
「げっ!!ドラがきた。」
「誰なの?」
驚いた声と、初めて聞く名前なのでキョウに尋ねた。
「この村のワルガキどもをまとめてるドラっていうんだ。あいつが来ると、遊べなくなる。」
声はどんどんこちらに近づいてくる。そして、私たちよりも背が高く筋骨隆々の少年が大きな壺に乗りながら現れた。その後ろには同様に大きな壺に乗っている数人の少年達。
「そこどけや!あほんだらども!広場で壺積みなんてすんなやボケ!スペースの無駄じゃ!今から、ワレが壺レースの練習するんじゃ。」




