表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皿洗い師・喜一 everyday dish washing  作者: O.S
第三章 battle study・紅
83/184

衝撃波

 ありえない。と思わずにはいられなかった。

 腕を掴んでいた。

 この体勢なら、何が起ころうと主導権はこちらにある——はずだった。

 それなのに、震脚。

 相手はその場で一歩踏み込んだ。


「ぐうっ!?」


 不意なる衝撃。

 喜一は手を離し、その場に膝を付いていた。

 強烈だった。

 全身が痺れた。足の先から、頭の先まで。

 踏み込みの際に発生した衝撃をそのままこちらに向けて、地面を通して放ったのだろうが……それに指向性を持たせるとは尋常な技ではない。


「何者だ……お前は……?」


 追撃を避ける為に喜一は会話を挟んだ。


「ただの通りすがりの者アルヨ」


 相手はそれに乗ってくれた。


「こんな山奥で、これ程の手合と出会う事があるとは……」


「世の中何があるかわからないアルね〜」


「ああ。本当にそう思う。驚いている。だが——」


「アル?」


「今度はこちらの番だ」


 膝を付いたままの姿勢で、喜一は地面に掌を打ち込んだ。

 発生する衝撃。

 それは周囲へと拡散せず、収束し、一直線に前方の相手へと向かい——


「アル!?」


 衝撃波を受けて、相手はぐらりと体勢を崩した。


「弓徒!」


「応!」


 好機。

 気配を消し迫っていた弓斗が、拳を振り上げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ